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【正直者が馬鹿を見てはならない】なろうランキングの不正評価に関するエッセイ

 



「自作品をランキングに載せたい!」あるいは「単純に読まれたい!」


 このことから「評価が、感想が、レビューが欲しい!」と、思う作者は大勢居ると思います。

「そうは思わんぞ」という人は、「そう思わんのやったら帰って~」→「あいよ~」でOKです(えー




──────────

 何があったのか?

──────────


 さてタイトルのとおり。

 ここ数日で少し賑わっております、不正評価行為の話です。


 この騒動は、とある複数の投稿者が[ココナラ]という多目的依頼サイトの一件に依頼を出したのが始まりです。


 件の(うた)い文句は


「小説家になろうに投稿した小説を宣伝します」

「宣伝することにより、読者とポイントが増えてランキングアップ」

「小説家になろう ランキングアップ 1000ポイント増やします」


 でした。

 さらに言えば、件の人のツイッターのプロフ欄は


「小説家になろうに投稿された小説の宣伝をするサービスを行っております。一日に3000ポイント増やすことが可能なので、ランキング上位にランクインすることも可能です」


 です。

 ぱっと見れば魅力的な謳い文句だと思います。

 なにせ、宣伝行為でポイントを増やしてくれるのだから、規約にも引っかかることも……。


 と、しっかり規約を読んで理解している人はお気づきでしょう。はい。勿論引っかかります。

 故に、この件に依頼した人の作品には大量の評価が入り、そして作品の削除へと至りました。

 今回の騒動はこんな感じです。




────────────────

 なぜ作品は削除に至ったのか?

────────────────


 なろうの規約の一つに、


「本サイト内外を問わず、特定の作品に対する評価を依頼する文章を掲載する、又はメッセージで送信する行為」


 というものがあるんですね。

 ……でもぶっちゃけた話、あとがきとかに「評価お願いします」なんて書いてる人なんて正直ゴロゴロ居ますよね? 他にも普通にツイッターで評価依頼する人とか……。


「あれはどうなんだ? おぉん!?」


 と思う人も居るでしょう。

 そこで規約には追記がありまして、


「ただし、本サイトの評価システムの信用を毀損する恐れがないと判断される行為は除く」


 とあるわけです。


 つまりここから読み解けるのは、個人が個人のレベルで言ってしまう分には目を光らせるつもりはないが、ランキングシステムに干渉してくるようなものは不正と見なす……ですね。

 まぁ常識的な範囲なら大丈夫だよということです。


 で、今回の件ですが、文面から分かる通り、宣伝行為だからセーフ! とはならず、作者が依頼をしてしまっているわけです。

 これには、直接的な評価依頼文章が無くとも、評価をしてまわるものへの依頼なので、評価依頼文章として通ります。

 つまり規約違反です。

 規約に違反してランキングシステムに干渉したから、この作品は不正です。と咎められて削除へと至ったわけです。


 これらに関し、各所では「不正だ!」とか、「可哀想だ!」などと騒ぐ風潮があります。

 しかし、筆者は別に依頼者を責めるつもりはありませんし、可哀想とも思いません。

 何故なら、規約を読まない人なんてそこかしこに居ますからね。(今回のは解釈違いという意味合いが強そうですが……)

 筆者が思うのは「勉強になったね。ドンマイ」くらいでしょうか。


 契約受諾者に関しては……正直判りません。

 上記と同じく、単になろうの規約を読んでなかっただけかもしれませんからね。

 取材していないので不明です。

 ただ、おい! 取材しろよ! というのは勘弁して欲しい。

 何故なら私は部外者な上に記者ではないので……。




 ちなみに、感想依頼やレビュー依頼は禁止されていません。

 飽くまで評価が駄目なだけ。




───────────

 今回の騒動の問題点

───────────


「じゃあつまり問題だったのは単なる規約違反だったのかー。そっかー。スッキリ!」


 ……で終わらせるには少々もったいない。

 考えていきたいのは、タイトルにも書きました「正直者が馬鹿を見てはならない」です。


 小説家になろうというサイトは、小説という作品で勝負するサイトです。

 勿論、実際のところはマーケティングも重要になってはきますが、それでもサイト運営の用意した土俵でやってくださいという……そのための規約ですね。


 多くの作者がルールを遵守してしのぎを削っている中、ルール無用の反則をする人が居て、それがまかり通ると……ルールを遵守してる人達が馬鹿みたいですよね?

 規約は、反則者を許さないためのルールです。正直者達が気持ちよく利用するためのルールでもあります。


「この規約(ルール)に納得できない!」


 という人は申し訳ないけれど、小説家になろう運営からしてみれば要らない人なので、素直に他を探した方が良いかなと思います。




─────

 最後に

─────


 このエッセイを書いた理由なのですが、不確定情報等を、さも事実かのように感情的に語る人がとても多く見られたためです。


 同じ物書き同士なので気持ちは分からないでもないけれど、ちょっと落ち着いてみては? と思った次第です。

 感情は大切なものですが、日本という秩序社会に暮らしているのだから、秩序を元にものを考えるという視点だって、あっても損はないんじゃないかなという……。

 この場合は、なろうユーザーなんだから規約守っていこうぜという話。


 つまるところ、実際はそんな事を言いたいというだけのお説教くさいエッセイでした。




 こういうエッセイって初めて書くんですけども……上手く書けてましたかね?

 それでは長々とありがとうございました。( ˘ ³˘)チュッチュ




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― 新着の感想 ―
[一言] レビュー依頼に関しても、対価を伴うとアウトだそうです。 なろうの質問板にて運営さんからの返信を載せている方がいました。(『評価依頼?』という質問です)
[良い点]  読みました。確かに、正直者が馬鹿を見てはならない、とは思います。しかし一方で、正直であることこそが美徳であるように思えます。確かに自分にも、読まれたいという気持ちはあります。しかしだから…
2023/05/22 17:07 退会済み
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