柴の水晶 第一章 正義
能東の壺の続編です。
能東の壺を読んでからお読みください。
第一章
正義
6月13日暮れ頃 東京六本木付近 ヒーローと迅明教が激突 死者多数出る事件がおこった。
天王寺、皇居、国会議事堂周辺などでのテロ後政府は壊滅状態に
社会政治が安定しない頃、突如と現れた国民の救いの手となの高い反ヒーローの宗教、迅明教が話題になっており信仰者も増えはじめていた。
国民は不安なあまり危険な迅明教を信仰しだしたのである。
彼らはヒーローを殺し、国のトップに立つつもりだろう。
だが、そこからは予想もできるだろう。そんなところに希望はなく信仰の麻痺から覚めると迅明教が教祖白夜が初めから掲げている言葉
あるから実は腐る、根から無ければ何も起きず
が、実現してしまう。
本当に全てが終わってしまうのだ。
止められるのはまだ生きているヒーローのみ、だが、変な行動はできず何もできないでいる状態であった。
大阪…
柴と島沢は古くさって誰もいない工場で身を潜めていた。
「生きにくい世の中だ」
島沢が柴に言った。
「ほんとに銅川より狂った奴も増えたもんだ」
「銅川も消息不明だしな」
銅川は大阪で起きた、ヒーロー会社破壊事件に巻き込まれ、それ以来一週間ほど姿を消していた。
「あいつなら生きてるって願ってる」
すると、待ってたかのようなタイミングで扉が開いた。
銅川が帰ってきたのだ。
「何してた?」
島沢は嬉しさなどを伝える間もなくすぐに問いかけた。
「迅明教を少し追ってきた」
「本部は京都だぞ」
「すまねぇが知らなかったのはお前だけだ」
と島沢は笑った。
「だから、京都はここ最近僕らみたいなのが入ったらだめって言われてるんですよ」
「なら話が繋がった」
銅川は言った。
「まぁなかなか厄介だ、本当に人がバコバコ倒れることになる」
「お前らも止めたいだろ?」
「まぁこの状況は早く奪還したいと思っている」
と島沢は銅川に応えた。
「能東が必死にやったことが無駄になるのも腹が立つしな」
と島沢は続けた。
「ほんじゃあまず、計画説明だ」
と銅川は言い出した。
「何の?」
「とりあえずスパイするんだよ」
と銅川は言った。
「たしかに、で誰を迅明教徒に?」
「そういうのは島沢一択」
と銅川は言い、島沢を見た。
島沢は無理に笑いを作ったような顔をして笑った。
「急な計画だが、たぶんここがバレるのも時間の問題だ、俺が迅明教にバレてしまうのを防ぐ為にも色々としないといけないが、とりあえずこれ」
と言い島沢は3人にカバンからGPS付き通信機を出して渡した。
「何かあればすぐ連絡する、お前らもだぞ
なら、変装だな」
「そうですね、これに変装を」
柴は島沢に服を渡した。
島沢は服を着替えて、全然違う顔のマスクをした。
「白夜を殺す事が目的ではなく、抜け穴を見つけ皆を救うことを第一に頼みます。僕らも抜け穴が有れば入り込みます」
と柴は言った。
「こんなにノープランなのもいつぶりだ、あいつとの面白い記憶が思い出されるよ」
「ですね、せっかく能東さんがやってくれたんだ。無駄にはできません」
「いつか合流できるのを楽しみにしてるぞ、その時までにこちらも最強の軍団を作るようにしておく」
と銅川は言った。
「名前は?まぁいい、ちゃっちゃか綺麗な世界を取り戻そう」
島沢はそう言い工場を出て行った。
「行動力が本当にすごいな」
と柴は言った。
「島沢だって、あの時は涙を見せなかったが、毎回墓で参ってる時涙が目に浮かんでるからな」
「だよな、せっかくここまで能東さんがしてくれたこと無駄にはできない」
そして、何時間か経った頃工場の扉が叩かれた。
静かに2人は座っていた椅子から立ち上がった。
「ぶっ放すか」
銅川はそう言い勢いよく扉を開いた。
すると案の定、撃たれはじめたそれに前から突撃部隊も入ってきた。
「銅川はこいつらを頼んだ」
柴はいい突撃部隊を上手く掻い潜り逃げて行った。
そして、銃を持って向かいのビルに立っている男たちの方へ向かった。
「1人残されてもねぇ」
銅川はそう言い、前にいる奴らの1人を顔を摘み持ち上げ他の奴らに投げつけた。
そうすると皆が殴りかかってきた。
「いい調子だな、もっとこい、どんとこい」
銅川はやはりあの戦闘以来片腕がないことがかなりペナルティーになっていた。
だが、体の動く速度は前よりはるかに高くなっており、
蹴り技を磨いたことにより、片腕分を補っていた。
そして、その蹴りをみせつけ、8割ほどを解体した。
と言っても、勝てるのは当たり前なのかも知れない。
迅明教は迅明教徒が攻撃をしに来る、時に強い者もいるが、大体はあまり強くないだろう。
そして、何より殺す事は許されない事だと思ってしまう。
柴は素早くビルの上まで駆け上がって行き、銃を構えていた奴の背後にたどり着いた。
「じゃああざした〜」
と言い柴は2人の男達を蹴り付けビルから落とした。
彼らの射的技術から考えても多分soldeの残党だと考えられたからだ。一般人にこんなに上手い人がいるとはどうも思えなかった。
柴はビルから降り、仕事を終わらせた銅川と合流した。
「島沢の車が裏にある、あれで逃げるぞ」
と銅川は言った。
「運転できんのか?」
「出来るわけない、片腕運転だぞ」
「よく言えました」
と言い柴と銅川は裏に向かおうとした。
「その前に金だ」
と柴は銅川を止めた。
「なんの?」
「能東さんが残してった、古き懐かしき竜宮組のだ」
と言い柴は走って取りに行った。
そして、お金の入った鞄を持った柴は島沢の車に乗った。
「運転頼みましたー」
と言い柴は助手席に乗った。
すると耳につけていた通信機から島沢の声がした。
「どうした?」
「遂に入り込んだ、今から適応者か準適応者、下物などをはかるという、なんだか分からんが有利にいくよう…
迅明教は信者をも区別化さっき襲ってきたのは下物だと考えられる。
…島沢は…
数時間前
大阪内でも、梅田に来ると変な布教者に絡まれる。
それを狙い治安も悪化し、終わりに近づいているそんな梅田に向かった。
当たり前のようにいた。
そして、声をかけられた。
「貴方もこの時代の流れ、この国の状態に不満はありませんか?」
「堅苦しいことはいらん、俺だって生きにくい、そして貴方達のように僕は救われたい、もうこの生活はうんざりだ」
「元からご存じで」
「知ってるさ、前まで馬鹿らしく見えてた。でも、あの東京での行動を見て、正義というものを見直した。これが俺らのあるべき姿だとね、ヒーローという肩書きのある奴らに好きにさすことが、全て平和ではないと」
「暗んでますね、安心しなさい。迅明教はそれに応える救いの手だ」
「連れて行ってくれ、楽園に」
そう言うと、男は歩き出した。島沢はその後ろをついて行った。
「まず、この車へ」
パーキングに停まっている普通車に島沢は乗せられた。
「後、目隠しをしてください、場所がバレると大変だ」
島沢は座ったシートに置いてあるアイマスクを付けた。
「では、出発です」
その声と同時に車が動き出すのを感じた。
しばらくした頃車は停まり、扉が開き、アイマスクを取られた。
「ここからあなたは完全に迅明教徒の一人です、他教徒の方にはお控えください」
宗教というネタバラシをしたと思ったら、周りは包囲されておりにげれる状態じゃなくなっていた。
…そういう手か、だがそれでも反抗する奴は少なからずいると考えられる。そのような奴の行き場が気になる
と島沢は思った。
周りは寺のような大きな建物に囲まれており、とても広かった。
車を降り周りを見ると飢え苦しむ人たちにあふれていた。
「この人たちは?」
どうも幸せには思えない容姿なので島沢は聞いた。
「裏切ろうとしたのです」
と一言言われた。
「今から白夜様のところに、適応された者であるかを秤に行きます」
「精神ってことですか?」
「はい、ここで下物になると今周りにいる方のような目に遭いますよ。準適応や適応になられると後が良いかと」
と脅された。
「すまない、しばらくの車だったせいか、尿意が溜まっているトイレはどこかな?」
「あちらです」
男は少ししたところにある木製だろうかと思われる、小柄な建物を指差した。
「ありがとうございます」
島沢は周りに囲まれながら、トイレまで行った。
トイレに入ろうとすると周りはまだ着いて来ようとした。
「トイレぐらい一人じゃぁダメかな?」
島沢は皮肉のように言った。
「流石にいいだろう」
と言い男達は下がった。
そして、島沢はトイレの個室に入った。
「聞こえるか?今から適応者か準適応者か、下物かなどをはかるという、なんだか分からんが有利にい…
声に怪しんだのか誰か一人が入ってくる音がした。
島沢は気付き急いで通信を切った。
届いてくれ…
「何してる?」
「今出る」
と言い島沢はトイレを流して、外に出た。
そして、島沢は車から降ろされた場所へ帰った。
そして、本陣と思われる大きな寺のようなところに向かった。
寺のようなものがある馬鹿でかい庭園のようやとこに寺がまだありやがるどうなってんだこれ。
元々のところに付け足したのが自然だろうが範囲の拡大が見て取れる圧倒的進化だな。
そして、鳥居をくぐり島沢は白夜があるであろうところに入った。
「新たな方です」
少し進んだところで停まり、車を運転していた男はそう言った。
「それは何よりよく連れてきた、歓迎する」
と声だけ真っ暗な前から聞こえた。
「私は白夜、迅明教のトップです。
今からあなたには何個か質問をさしていただきたい、あなたはなぜここに来られたのです?」
薄っすら白夜の風貌は見えてきた。
髪の毛は長く後ろで結んでいる。身長は椅子か何かに座っている為わからない。
だが、座高からして高いと推測できた。
「救いを求めて」
と島沢は言った。
「なぜ救いが欲しい?」
白夜は冷酷な静かな声で聞いてくる。
「こんな腐った社会は生きにくい」
「ほぉ、良い考えだ」
声はまだ若い、30代やら40代そこらだろう。
「ありがとうございます」
「私の考えはそれはヒーローがいるからだと思うのだよ」
「私もです、あいつらがなくても良い職業で社会を苦しめてる」
どこで躓くのかわからない問いばかりだが、真面目に考えるとかなりイカれている。それは批判して下物になるのもいるだろう。
「私もそう思います」
いたって真面目なように島沢は応えた。
「素晴らしいね、君は僕にあうよ、だから人間は要らなくないかい?」
甘いものにしか見せないと思われる本性が見えた。話があったり同じものを信仰するものには手厚いのか?
「たしかに、私たちが死ねば、皆平等、太古の昔と同じ環境となるということですね」
「よくわかってるねぇ〜君おもしろい、私と一緒に人間を排除しないかい?」
遂に出たか、待ってたぞ上手く攻略できた。
「はい」
「その為にまず邪魔なヒーローどもを殺さないとね」
と白夜は笑いながら言った。
そして、席を立ちこちらへ向かってきた。
「君には今からすごいものを見せてあげる」
と言い近づいてきて島沢の仮面を被った顔に白夜は顔を近づけて、必死に目を見た。
目は本物だ。
「ふぅーん真面目な眼差しだ。君は信用できそうだ」
元弁護士こんな事楽な話だ。
「じゃあちょっとおもしろいのあるから、こっちおいで」
と言われ島沢は白夜について行った。
…柴、銅川は…
「なんだったんだろうか」
と柴は怪しんでいた。
「まぁ大丈夫って事だ」
と言い銅川は車を運転し始めた。
「どこに向かうんですか?」
「知り合いのとこだ」
「そこで言ってた最強の軍団の中の何人かを?」
「まぁそいつがだ」
しばらくして兵庫に入ったくらいで車は止まった。銅川が降りろと言い柴は降りた。
前には何やら少し古めのバーがあった。
「ここですか?」
「あぁ親友がここにいる」
と言いバーに入ると誰もいなかった銅川は困惑したように右往左往したが入り口前からバイクのエンジン音が聞こえてき
て、きたことがわかった。
窓越しにそのバイクを見ると外国製のものだった。
「遅れた」
と言い男は入ってきた。とても大柄な男だ。
「銅川、その横にいるのが君の言ってた能東の弟子か?」
「そうだ」
どうやら銅川がもう紹介を済ましてくれていたようだ。
「ならまずお悔やみ申し上げとくよ、後謝っておく俺は高価な人の首がそこにあったからそこに向かい殺すことに専念してしまった、それのせいで能東は死刑判決まで出た、やる方の正義も悪いが俺も悪かった」
「貴方が、あの日島沢さんの事務所での事件を起こしたsolde?」
柴は驚いた。ずっと島沢は探していた、その男が出てきた。
「言い方が気に食わないがそうだ、私花郷よろしく」
と言い手を出してきた。
「柴だ」
気に食わない、こいつのせいであの時はうまくいかなかった。あれがなければ能東さんが死ぬことはなかったのに、
何が正義だ。いいように言いくるめやがって、腹がな立つ。
「おい、銅川少し手伝ってくれ、soldeの残党が俺が裏切ったせいか襲ってきてるんだ。そろそろ近くの国道沿いに入る。出来るだけ早く潰したい、協力してくれ」
「分かった」
銅川も敵かも知れない。そう思った
「どうゆう仲なんです?」
「幼馴染だ、こいつのおかげでお前らに会えた、まぁ悪仲だな」
「元々soldeの人でしょなんで寝返ったんですか?」
「俺がお前らに会って報告した時に悪い奴らじゃないと言ったんだ。すると、ずっとむずむずしてたというあいつの正義が変わったんだ」
と言い銅川は花郷について行った。
花郷はバイクに乗り銅川に裏の道路付近にきてくれと、頼んだ。
「柴行くぞ」
と銅川は声をかけ二人は走り始めた。
花郷は裏の道路に着くとそこは割と急な斜面だった。
前には道を封じるようにsoldeの残党がいる。
soldeは全て白夜によって買収されあってないもの化していた。
彼らはそれでもない、もう何者かすらも怪しい奴らだ。
「何しに来たんだよ?」
花郷は聞きバイクでスピードを上げsoldeの方へ向かった。
そして真ん中目がけて走って行き、バイクを宙に浮かせて、
相手の顔面に当てて男の顔を潰した。
「俺は気に入らない正義を無くすまで戦う。少なくともお前らは俺の正義に反している」
と言いポケットのようなところから小型の銃を出して、バイクを回転させ近くにいるものはタイヤで飛ばし、距離のあるものはどんどん撃っていった。
「あれが正義?」
その場に到着した柴がその光景を見て言った。
「あいつは要らない間違った正義を殺すようになったんだ」
と銅川は言った。
そして、一人で殺し終えた花郷が近づいてきた。
「お前らがやろうとしてることは知ってる、協力はしてやってもいい、みんなこのようにしてやる。それが俺の正義だからな」
「お前は正義って言葉を履き違えてないか?それは正義じゃない俺と銅川だって今日も迅明教と戦ったさでも、殺しはしなかった。soldeも悪いやつかも知れないけど全員を殺す必要はないはずだ」
「何を言ってる?」
「本当の正義ってのをわかってない奴が語るなよ
みんなこんな世の中で正義がなんだかわかんなくなってる、そんな中でお前一人の考えで人を殺すのは、色々正義があるがそれは間違ってるってわかる」
「なんだてめぇ?」
「殺しは人をおかしくさせる、その狂いには能東 櫂でも勝てなかった」
「なら一緒だな、あいつはいい事して死んだように見えてるだけで、あそこでいっそうみんな死んどけばよかったんだ」
「貴方はそれでいいかも知れない。俺はその考えは反対だ能東さんが命かけてみんなを守ってくれたんだ。これによってパンデミックはなくなった。でも、まだ汚れた社会は残ってるそれを浄化するのが俺たちのやるべき事だ」
「銅川、こいつを仲間に入れるなら僕は単独行動さしてもらうよ」
と言い柴は花郷に背を向け歩き始めた。
銅川は悩むようにして両方を見た。
そして、銅川は覚悟を決めた。
…島沢は…
「ここが君のような適したものが住む場所だ」
と言い島沢に広い神社のようなところにいくつかの上品な家があるのを見せた、そしてその奥にある山につながる階段を登って行った。
白夜は小さな小屋のあるところで足を止めた。
とてつもない臭いがする。
「もし、裏切ったら…
と言い白夜は小屋の扉を開けた。
…柴、銅川は…
「すまんな花郷、俺は柴を信じるよ」
と言い銅川は柴の方へ歩き始めた。
そして、二人は車に乗り込んだ。
「来てくれるとは思わなかった。なんであいつの方に行かなかったんだ?」
「これが俺の正義だからだ」
「なら運転頼むわ、友達でヒーローいるからそいつ誘ってみる」
と柴はいいスマホを取り出して、メールを打ち始めた。
「誰だ?」
「来たらわかる」
「あぁそうなら俺も来てたんだった」
と言い銅川もスマホを出し何かをしはじめた。
「次の目的地は決定だ」
少しスマホを見てそう言った。
「おっけぇ」と柴は言い二人は車に乗り込んだ。
…島沢は…
「なんだ…こ…れ…
島沢は声が小さくなっていった。
目の前には首を吊られ、目を潰された死体が何体も吊らされていた
臭いのはこれか、なんだこれ何が正義だよ。
…柴、銅川は…
車で大阪に戻り、団地街に入ったとこで二人は車を降りた。
銅川は周りを見渡した。そして、たくさんある団地のある中から用事のある建物を探して、見つけて入って階段を少し上がった。
そして、用事のある部屋の前に着き、インターホンを押した。
「開いてるぅ」と奥から男の声が聞こえた。
…花郷…
「よっ」二人が帰った後一人でバーにいると銅川ともう一人の幼馴染である山下が来た。
「あいつは俺よりくだらん正義を選んだからいないぞ」
と言い花郷は瓶ビールを山下に渡した。
「あいつも変わったな、まぁ俺も銅川とその軍団に期待してる」
「なぁ花郷、一人で正義を貫くのもいいが、みんなで正義をまっとうしてもいいと思うぞ」
「後、銅川はそんな単純に裏切る奴じゃない。きっとお前を信じての行動だぞ」
そう言い山下は立ち上がった。
「銅川に情報を?」
最後に花郷は質問した。
「あぁ情報屋として売るやつを選んだ」
店を出る頃にこちらを振り向いて、山下は言った。
花郷は腹が立ち、山下の背に銃を向けた。山下は気付かないようにどんどん遠くへ行ってしまう。
必死に握りしめたが発砲することは出来ず、花郷は銃を閉まった。
…柴、銅川は…
二人はそう言われたので、玄関を開けて、部屋に入った。
・・・二人は唖然とした。
「なんだこいつ?」
「今を生き抜く正義ってのはこんなんなのか?」
第二章をお待ちください。