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幸福のポーション


あたりは暗く、人々が寝静まった頃。

路地に忍ぶ者がいた。


その男はしきりに、

「俺は悪くない」「薬を買うための金を少しもらうだけだ」「大した額じゃない」「俺は捕まらない」「バレやしない」

なんて事を呟いていた。


ろくな事をしようとしていないことは分かるがそれを止める者はおらず、不幸にも、何も知らずにそこに歩いてくる者がいた。


ドンッ!!「う”っ…!」


男は通りすがった者の頭を鈍器で一撃殴った。


ドサッ…!


殴られた者は気を失い地面に倒れる。

まだ息はあるようだが、頭の傷は浅くないため、運が悪ければそのまま息絶えるだろう。


「クソッ。2万しか入ってねぇ…!あと3万…なんか売れるもんねぇのか…?」


男は気絶させた真人(人間)の私物をあさる。

目は血走っていて正気でないことはうかがえるが、いささか警戒心が足りなかった。


「おい…!誰かいるのか?」

「!?」


先程の音か、それとも声か、夜の静けさに響く音は更に人を呼び寄せた。


「お前、何やってんだ!」

「ちっ!」


男は逃げる余裕もなく見つかった。


光はなく、布を顔に巻いていることもあって顔で犯行がバレることはないだろう。

そう考えた男はその場から逃げ出そうとした。


が、男は本当に、運が悪かった。



「これでチェックメイトです。また私の勝ちですね、師匠」

「ははは。エイノアは強いなぁ」

「師匠。頭良いのにポーション以外のことは本当に得意じゃないんですね」

「まぁね。何故だろう、呪いかな?」

「祝福ですよ。これでポーションのこと以外にも才能があったら、それこそ魔王候補筆頭になっちゃうじゃないですか」


 確かに。頭も体も魔力も、もう少しくらいは良くなってほしいものだけど、魔王なんかになるくらいならこっちのほうがマシかもしれない。


「師匠。このチェスってゲーム以外に、何かないんですか?」

「うーん。確かだけど、アーケンさんが異国のゲームを売りに来たのは今日が初めてだったと思うよ」

「確かってことは、家の中を探したらなにか見つかるかもですか?」


エイノアは異国の遊戯に関心を寄せたようで、目を輝かせて聞いてくる。

そんなエイノアには悪いが、少し前までの俺の状況を考えるに、あの商人が俺にこういうような物を売るとは考えにくい。


「エイノア、一人で店を切り盛りする俺の所に、二人以上で遊ぶ物を持ってくると思うかい?」

「…確かにそうですけど、それでは今日チェスを売りに来てくれたのは、何処かで師匠に弟子ができたと耳にしたからだと?」

「多分ね。ま、暇な時にでも探してみるとしようか」

「そうですね」


 少し残念そうにしているな…。倉庫にはないだろうし、今度何か買ってみるのもありかもしれない。


カラン、カラン…

店のドアに付いてあるベルの音がしたので部屋を移動しカウンターに戻る。


入ってきたのは扇情的な服に見を包んだ、化粧が少し濃い30代中盤程の女性だ。

よく訪れてくれるが、実年齢は知らない。


「こんにちは。今日はどんな物をお求めで?」

「…ここに来る客も少ないんだし、私が買うものくらい覚えているんじゃないの?」


女性は俺の目をキッと睨みそういった。実際は睨んでいるわけではないのかもしれないが、きつい目つきなのは変わりない。


 たしかにその通りだけど……どうしてこの人はこうも攻撃的なんだろうか。


「ははは。そうですね、少々お待ち下さい。只今ご用意いたしますので」

「ふん」


棚から色欲と肉欲と避妊と美容と幸福のポーションを取り出し紙袋に入れる。


「60万ルピーになります」


女性は何も言わずに金貨6枚をカウンターに乗せ、紙袋を奪い取る様に持ってそそくさと店を後にした。


「あの女性、半月ほど前にも来ましたけど、お金持ちなのでしょうか」

「とある情報屋に俺のポーションを買ったお客さんの使い道を調べてもらったことがあったんだけどね。それによると彼女、つった男性に自分を襲わせて、怖いお兄さんと一緒にお金を巻き上げているみたいだよ」

「えぇ…やっぱり悪い人なんですか…」

「幸福のポーションを買いに来る人は大抵、後ろめたい事をやっているだろうね」


 あぁ、そういえば。彼女、確か子供がいるっていつか言っていたけれど、まだ生きているんだろうか?そうそう家には帰っていないみたいだけれど…。

 まぁ流石に、親戚にでも預けているのかな?


「幸福のポーションって、そんなにいいものなのですか?」

「どんなに辛いことがあっても楽しく生活できるくらいには良いものだよ。エイノアは絶対に使っちゃ駄目だけどね」

「師匠は使ったことあるんですか?」

「まぁね、やっぱりどんな毒物でも自分で試さないと深く効力を知ることはできないからね。忘却のポーションがあるから依存性にも対処できると思ったし。まぁでも、実際は忘却のポーションを飲む事すら躊躇って、結構な期間幸福のポーションを使用してた記録があったよ」


 幸福を逃したくないと、依存していることに気づいていながら忘却のポーションを飲むことができなかったらしい。

 どうにか忘却する事を選んだみたいだけれど、日記を見たときは少しばかし鳥肌が立ったな。


「師匠って本当に、才能を無駄遣いしてますよね」

「もっと人の為になるポーションを作れと?」

「人の為になるポーションをたくさん作っているのは知っているんですよ?ただ、悪性ポーションを売らなくとも師匠なら人を沢山救うことができるんじゃないでしょうか」

「どうだろうね。でも、人の本質は善性であり悪性でもある。沢山の人を救おうと思ったら、悪性のポーションは必須なんじゃないかなぁ」

「そうでしょうか…?」

「ははは。ま、エイノアは俺より才能あるしね。俺は無理だと思ったけれど、エイノアにならできるかもしれない。だから、そのうちエイノアが頑張るといいよ」

「その時は師匠も力を貸してくださいね」

「…ああ、そうだね」


「わかった」とは言わなかったが。エイノアの目にはどう映っただろうか。


「もう暗いし、夕飯にしようか」

「そうですね。私もお手伝いします」

「頼んだよ。あぁそうだ。料理の上達も早いし、今度一人で作ってみるかい?」

「れ、練習の時間がほしいです」

「ははは。そう気張らなくてもいいのに」



夕飯を食べ終え、エイノアが調合をやりに地下へ行くのを見送って、店へと戻る。



「ふぅ……」


簿記を書き終え、やらなくてはならないことがなくなる。

しかしてやりたい事はある。


カウンターの引き出し、その中でも鍵のかかった引き出しをあけ、中から数枚の紙束を取り出す。

忘却のポーション。その改良版の調合についての考察を書いている紙だ。


現在の忘却のポーションは、新しい記憶から順に記憶を完璧に消し去るもの。

これだとエイノアから奴隷時代の記憶、そして俺の記憶を消すときに、教えた調合技術すら忘れてしまう。これでは駄目だ。

故に作らなくてはならない。新しい、完璧な忘却のポーションを。


いらない記憶や感覚、それだけを消し去るポーション。

そんな物、そう簡単に作れはしない。以前作ろうとし、他のポーションと併用して研究していたが。4年経っても作ることができなかった物。


エイノアが全ての技術を習得するまで後どれ程時間が残っているだろうか。


「はぁぁ……」

カラン、カラン…

溜息と同時にドアのベルが鳴る。


紙を引き出しに戻し顔を上げる。

入ってきたのはニ人、一人は最近常連となったポーション中毒の青年。そしてもう一人は、以前はよくここに買い物をしに来てくれていた顔の怖い40代くらいの男性。


 確か、裏社会かなんかの組織の結構偉い人…だったかな?

 そういえば以前青年が、『俺が新入りだから』とか何とか言っていたし、この男の組織に属しているのだろう。


「よう薬売り、久しぶりだな」

「ええ、ご無沙汰しております。今日はどんなご要件で?」

「こいつに旧型のヤクを売ってんだろ?もう、俺らに旧型は売らないでくれって言ったはずだよな?」


 眉を潜めて凄んでくるが、俺は青年の素性なんて知らないし…そんなに怖い顔されても困る。


「確かにそうですが、彼の素性なんて僕は知りませんから」

「はぁ…やっぱりそうか。まぁなんだ、じゃあこれ以降は売らないでくれや」

「ええ、畏まりました」


余計な争いは避けたいし、売るなと言われれば売りはしない。

しかし、彼は既に中毒者となっている。この街で俺のポーションの中毒症状を治すことのできる魔法使いはいない。

となれば今日の用は…。


「忘却のポーション、買いますか?」

「ああ。あんたが知ってるかどうか知らねぇが、こいつ、4日前に強盗しやがったんだよ。幸い相手が死ぬこたぁなかったが、そのせいで結構な金払う事になってな?これ以上面倒を起こしてほしくねぇんだわ」


 ああ、あの新聞に載ってた強盗って彼のことだったのか。にしても、態々大金払って彼を開放させた理由はなんだろうか。


「売るのは構いませんが、態々こんなことしなくとも、そちらの青年を切り捨てればいいのでは?」

「………。はぁ……こいつは死んだ友人の形見みてぇなもんなんだ。まぁ、んなこと言ってもあんたには分かんねぇかも知んねぇがな」


 失礼な、それくらいは理解できる。

 まぁそれは置いておいて、忘却のポーションの値段はどうしようか。彼はさんざん暴れてくれたしなぁ…。


「なる程。では1ヶ月ほどの記憶の削除ができる忘却のポーション、1000万ルピーでお売りしましょう」

「は……?今何つった?」

「ですから、1000万ルピーでお売りすると」


男の顔が険しくなり、何か考えているようです口を閉ざしている。

そんな中、耐えきれなくなって値段交渉にでたのは青年の方だった。


「ふざけんじゃねぇ!元はてめぇが俺にあんなクソを売らなきゃ良かったんだからただで_」

「お前は黙ってろ!」


青年が全て言い切る前に男が怒鳴りをあげ黙らせる。

顔は一層険しくなっており、直ぐにでも青年か俺を殴り飛ばしそうだ。


「前はそこまで高くなかったはずだが?バカみたいな材料費の高騰でもあったのか?」

「いえ、そういう訳ではありませんよ?」

「じゃあなんでここまでたけぇんだよ…!!」


声に怒気がこもっている。先程の怒鳴り声みたいに大きな声ではないが、さっきより圧のようなものがこもっていている気がする。


「その青年には怒鳴られたり、殴られたりしましてね。腹いせというやつですよ」


笑顔でそう告げると男がギロリと青年を睨む。

青年は汗をかきながら俯いている。


「このポーション店の店主には手ぇだすなっつったよな?」

「でも、こいつ俺に高くヤクを売るか_」


ゴッッ!!

男が無造作に青年を殴り飛ばす。


「いってぇ……!」

床に転がった青年は頬を押さえて悶絶している。

凄く痛そうだ。


「頼むよ薬売り。普通の値段で売ってくれ」

「そうですねぇ…」


 普通の忘却のポーションは売りたくないが……新しい忘却のポーションの試作品、あれを売ってあげよう。

 彼は依存性から抜け出せる可能性があって、俺は効力を確かめられる。いいねそうしよう。


だが、ヤクの依存性だけを消すのならそれ用にポーションを調合しなくてはならない。


「まぁ、確かに大人気ない気もしますしね、ちゃんと教育しておいてくれると言うのなら、普通にお売りしますよ」

「助かる」

「では、忘却のポーションは切らしていますので、少しここでお待ち下さい。ああ、一応言っておきますが、馬鹿な事はしないでくださいよ?」

「切らしてる…?……まぁいい、ここのポーションには指一本触れねぇよ」

「では」



階段を降り実験室へ進む。

そっと扉を開けると、部屋ではエイノアが真剣な表情で調合をしている最中だった。


 材料を見るに、作っているのは治癒の3級ポーションか。



「ふぅ……また失敗かぁ。何が悪いんだろう…」

「釜を熱する温度が高いと思うよ。後、色合いを見るに多分材料の量に誤差がある。4級までは、少しの増減は大丈夫だけど、3級からは一切違ってはならないよ」

「師匠、いつからそこに?」

「少し前からね、必要なポーションの調合をしに来たんだ。悪いけど、少し譲ってくれるかい?」

「勿論良いですよ、何を作るんですか?」

「忘却のポーションをね」

「忘却のポーションですか?かなり昔の記憶を消すものでなければ、まだ在庫は残っていたと思いますが?」

「ああまぁ、ちょっとね」


エイノアの顔には疑問が浮かんでいるが、無視して小型の調合台に瓶を設置する。


今回は簡易的な実験、副作用の対処は無視しよう。

冬眠花の花粉の魔力を魔力水に転嫁した物をベースに、忘却のポーション、極醒虫の体液、発狂花の根、最高純度の調和水だけを使う。

発動の順番は冬眠、発狂、忘却、最後に覚醒。

理論は組み立ててある。実験台も材料も道具も用意できた。

あとは簡単だ。

材料を加工し、加熱し、混ぜ、冷まして、また混ぜる。やがてそれはお目当ての色へと変化していく。


「それ、本当に忘却のポーションなんですか?白銅色、には見えないんですが」


普通の忘却のポーションは白銅色をしているが、今俺が作った物は月白色をしていた。


「ああ新しい忘却のポーションの試作品なんだ。幸福のポーションの依存性を消したいって言われてね、従来の物だと必要な記憶すら消してしまうだろう?だから新しいのを作ったのさ」

「………」


エイノアは懐疑的な目を向けてくる。まるで俺の言葉が嘘だと確信しているようだ。


 あぁ、そういえば…エイノアは嘘がわかるんだった。まぁ、いいか。


「じゃあ、引き続き調合の練習頑張って」

「いえ、私も行きます」

「…そうかい?じゃあ、行こうか」


……


「お待たせしました」


ポーションをカウンターの上に乗せる。

すると男の眉間にまたシワが寄った。


「……色、ちがくねぇか?」

「ええ、新しい忘却のポーションなので」

「新しい…ねぇ」


男は警戒しているようだ。警戒して正解なのだが、俺としてはとっととこれを買い取って服用してもらいたい。


「そっちのは?」

「僕の弟子ですよ。エイノア、挨拶して」

「こんばんは、半月と少し前から弟子になりました、エイノアです」

「はっ!あんたが弟子を取るとはなぁ…。あぁ別に馬鹿にしてるとかそう言うんじゃねぇぜ?ただ、何かおかしくてよ?」


馬鹿にしていないのはわかる、顔を見るに困惑と懐疑といったところだろう。


「それで、いかがなさいます?少量ですし、50万ルピーでお売りしますよ?」

「…害はねぇんだろうな」

「ありませんよ(創造に成功していれば)」

「…わかった、買おう」

「お買い上げありがとうございます」


男は金貨6枚をカウンターの上において店を後にした。

彼らの背を眺め、新ポーションの創造が成功していることを願う。


「師匠、本当に害はないんですか?」

「エイノアの目に、俺の魔力はどう映った?」

「…揺れていた様に見えましたが、あれくらいなら嘘をつかなくともたまに揺れますし、正直わかりません。ただ、あの大柄な青年に売ったのであれば、少しくらいは悪意を持っているんじゃないでしょうか」


 どうしよう。話そうか、はぐらかそうか。

 …話して何かあるわけではなさそうだし、話してもいいか。


「試作品、と言ったろう?あれ、効力を確かめたことが無くてね、実験台に_」

「人体実験はしないでくださいって言ったじゃないですか!」


俺の言葉を遮ってエイノアが声をあげる。


 驚いた。ここまで感情を表に出すのは初めてじゃなかろうか。


少しの間静寂が訪れる。

そして、悲しみか怒りか失望か、何を思ってかは分からないが震えた声でエイノアが喋りだす。


「どうしてまたそんなことをするんですか……?彼は悪人かも知れないですが、そんな彼にも人生があるんですよ?師匠は……人の命を、人生を軽く見すぎていると思います…」


 『軽く見すぎている』か…。たしかにそうなんだろう。エイノアと他のモノを天秤にかけたら、全てがエイノアに傾くだろうからな。けれど、本当に全てがどうでもいいわけではないし、困っていたら力になりたいと思える人もいる。

 けど確かに、少なくとも彼の人生は心底…どうでもいいと思っている。


「それに何より、もう師匠にそんなことして欲しくないです。今まではこういうのが当たり前だったのかも知れませんけど、もうやめませんか?師匠は私を助けてくれましたし、きっと、皆を助ける優しい人になれると思うんです。

………私の願いが傲慢な事だって、分かってはいるんです…ですが……!そう、思わずにはいられないんです…」


エイノアの瞳は、マスク越しにでもわかるほどにますっすぐで、光を帯びていた。


彼女は、本気で俺のような悪人が更正できると考えている。

本気で俺に善人になって欲しいと考えている。

そんな彼女の念いを一蹴するのは簡単だが……愛弟子の願いだ、今一度、昔憧れた存在に手を伸ばすくらいは、頑張ってみるのも良いかもしれない。


「……考えておくよ。まぁでも…そうだね。悪意を持ってポーションを売るのはやめようと思うよ。それじゃあ、少しの間店番を頼んだよ」

「はい…!」



暗い夜道、無言のままトボトボと帰路に着く彼等に少し息を乱しながら声をかける。

顔の怖い二人組は微妙な顔をしていたが、あっさり許してくれた。特に偉い方は俺が訂正しに来たことが意外過ぎて、脳がおいついていないようだった。

反応を見るに、青年の記憶が全てなくなるくらいのことは覚悟していたのだろう。





 にしても…善人か。俺の思考じゃ、努力しても届きはしないだろうが……まぁ、やって見なくちゃわからないか。


柄にもないことをやって帰路につく俺を、まるで祝福でもするかの様に、月明かりは明るく照らしていた。


エジィリィ

「最後まで読んでいただきありがとうございます」

エイノア

「良かったら感想、ブックマーク、評価等よろしくおねがいします!」

エジィリィ・エイノア

「それでは、またのご来店を心よりお待ち申し上げております!」


【小話】

エイノア

「ふふっ。師匠が人助けを積極的にやれば、その内『勇者アズリー』って呼ばれる時が来るかもしれませんね?」

エジィリィ

「勇者って柄じゃ無いかなぁ…。まだ魔王って呼ばれたほうがしっくりくるよ」

エイノア

「またそんなひねくれたこと言って…。そんなんじゃ本当に魔王になっちゃいますよ」

エジィリィ

「はははは、それはそれでやだなぁ。今度から発言にも気をつけるとするよ」

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