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冤罪を晴らす弁護士

作者: かかと

ツッコミ「はい、どうもー。以心伝心のたかしです。」

ボケ  『かずしです。』

ツッコミ「以心伝心です。よろしくお願いします。今日、ニュースで冤罪を晴らす弁護士の話を見てやってみたい。」

ボケ  『珍しいな。そんなにやってみたいなんて。』

ツッコミ「じゃあ、俺が弁護士をやるからお前が冤罪者の役をやってくれ。」

ボケ  『わかった。』

ツッコミ「最初に話から聞くから。」

ボケ  『了解。』


対面して座る。


ツッコミ「どうして、あのようなところに。」

ボケ  『いや、ちょっと会社でむしゃくしゃしてしまって…。あそこに居ました。なかなか刺激的なところでした。』

ツッコミ「刺激的?」

ボケ  『多くの女性がお風呂に入っていて…、眼福でした。』

ツッコミ「それは銭湯で女風呂に入っているじゃないか。真っ黒だな。かばえないじゃないか。」

ボケ  『その弁護をするのではないの?』

ツッコミ「違うのよ。冤罪はやっていないことをやったようにさせられているから、こんなことになるのよ。」

ボケ  『そうだったけどなんか想像と違うな。』

ツッコミ「とりあえずやってよ。」

ボケ  『わかった。しっかりやるわ。』

ツッコミ「めっちゃ不安だ。」


ツッコミ「どうしてあんなところに。」

ボケ  『少しむしゃくしゃしてて。でも何もやっていません。』

ツッコミ「それは分かっています。だから、こうしてきています。」

ボケ  『わかってはいたけどやめられなかったんです。』

ツッコミ「嫌な予感がするなー。何をやったんですか?」

ボケ  『いや、そんなに大したことはしていません。車を乗っていて大変なことになりました。少し暑いので素っ裸になってそのまま車を降りてしまっただけです。』

ツッコミ「露出狂じゃないか。それでよく何もしていないと言えたな。」

ボケ  『でも、車を降りただけですよ。』

ツッコミ「その前の前提条件がおかしいのよ。」

ボケ  『弁護してもらっていいですか?』

ツッコミ「何をだよ。罪がない設定にしてもらっていいか。」

ボケ  『難しいんだよ。じゃあ、罪のない設定で来てよ。』

ツッコミ「えっと、じゃあ、痴漢で検挙されましたが、触ってないですね。」

ボケ  『はい。触っていないです。今日は。』

ツッコミ「なんかこうしっくりこないよな。」

ボケ  『確かにもじもじはしました。電車で。』

ツッコミ「電車でもじもじすること自体が気持ち悪いけどね。」

ボケ  『それから女性がいっぱい入ってきて、その中でずっともじもじしてました。』

ツッコミ「それ女性専用車両だろう?入っちゃだめだよ。それ。」

ボケ  『いや、そうでもないよ。一部の女性は喜んでいたし。』

ツッコミ「一体何をしてたんだ?いや、法廷までいかないだろ?」

ボケ  『その前に冤罪を晴らしてくれよ。』

ツッコミ「…冤罪ではないからな。」


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