皇一家は変わった家族
胸糞が悪いと感じたら無理せず読むのをやめましょう。
でも結構頑張ったのでよろしくお願いします。
僕の家族は複雑だ。大きい家に数人が共同生活をしているような感覚だ、誰も干渉せず家族という形だけで、僕にとってはとても楽でいい。家族もそう思ってるらしいから、とてもいい関係と思っている。だが、他の人には複雑だとか可哀想とか言われる、考え方の違いは難しい。まぁ、踏み込まれすぎると家族も嫌だろうし、あまり心配してほしくない。他人からどう思われてるとかどうでもいいな、久しぶりに家族に挨拶しに行こう。自分の部屋から出て、階段を降りると大きなシャンデリアがぶら下がったリビングにつく。ふかふかのソファーには、綺麗な黒い長い髪に赤い引き込まれそうなほどの瞳を持った姉がいた。異父姉弟の沙羅姉さんだ。容姿は良く、友人は少ないが多くの男の人を虜にしている。吊り目で誰も寄り付かせなさそうだが、優しくおしとやか。まぁ、僕たちに対しては素っ気ないけど、試作のクッキーをくれたりと優しいは優しい。まさに「理想の女性」と言った感じで男の人が虜になるのは分かる気がする。表面的な沙羅姉さんの性格から言えばね。僕は沙羅姉さんとは絶対に付き合いたくないと思う、彼女は重度の束縛女だからだ。病的なまでにこれまで付き合っていた恋人を束縛していた。ある時は、姉さんの自室に彼氏を監禁し彼の自尊心を粉砕したり、なかなか構ってくれない彼氏を刃物で脅したりとかなり警察沙汰なことをしている。これは重度のヤンデレだ。なるべく関わりたくないので、沙羅姉さんに挨拶はしないでおこう。
ぐるぐる家の中を探検していると、廊下で知らない男の人とすれ違った。この家はアパートではなく一軒家、既婚者に見える男の人を連れ込むのは……一人しかいない。僕は、男性が出てきたであろう部屋の扉をノックした。すると低く艶っぽい女性の声が聞こえ、扉を開ける。大きなダブルベットに裸で寝転がりながら携帯をいじっている女性がいた。
「はると、どうしたの?」
「さっき不倫相手とすれ違ったんだけど」
文句を言うと女性……母さんは、豪快に笑った。笑っている姿を横目にドレッサーの椅子に座る。彼女は、母の英。容姿端麗の美魔女、こう見えても子どもを6人産んでいる。容姿の美しさは年齢には勝てないとか言うが、母さんにはそれが通じない。それは、いまだに不倫をしまくっているからだ。強引に誘っているとか思う人もいるかもしれないが、母さんは「相手が誘ってくるんだよ。その気になればちゃんと付き合うし、誰でもいいってもんじゃあないからね」と言っていた。まさに魅惑の魔女だ。
「また近所に噂されるよ?」
「それがどうしたのさ。愛せる人は一人じゃないからね、不倫は悪だなんて今の時代には合わないよ。異性への愛はいつか尽きる。まぁ私の子供たちへの愛は尽きないけどね」
そして、母さんは自分なりの考えをしっかり持った女性だ。男の人だけでなく子供への愛を欠かさないところはとても大好きだ。多分、兄弟たちもお互いのことは好きでなくても母さんのことは好きだろう。そろそろ、場所を移動しよう。そう思い、椅子から立ち上がり部屋を出ようとすると、母さんが話しかけてきた。
「はると、愛してるわよ」
「愛してるならホテルでしてほしい。別にいいけど」
「いいじゃない、指図されるのは好きじゃないのよ」
その言葉を聞くと、静かに扉から出て行った。
二階から降りて玄関へ行くともう一人の姉さんが帰ってきていた。顔には殴られたような傷があり、きっと友達と喧嘩をしたんだな、なんて察した。顔立ちはいいのに、恋愛対象が世間一般的には異常だからよく体に傷をつけて帰ってくる。寧々姉さんは、友人の恋人しか愛せないらしい。友人の恋人、というレッテルに惹かれるようで、すぐばれそうな気がするが友人にばれたのは、最短で1ヶ月、最長で1年間付き合ってかららしい。もう、寧々姉さんが隠すプロなのか友人が鈍感なのか、分からないな。
「また喧嘩?」
「はると、そうよ。ったく……人は誰のモノでもないのに、怒るなんておかしいわよね」
怒った友人からしたら、おかしいのは姉さんの方だと思うが言わないでおこう。今回はどんな友人の恋人を奪ったのか聞いてみると、男友達の彼女らしい。女性も男性も魅了して奪ってしまうのは、母さんに似てるな。ある意味すごい、女性を恋愛対象と見てない女性しかも彼氏持ちと付き合ってしまうなんて、ある種の才能だな。寧々姉さんの恋愛事情の悪さを除けば、明るく頼りになる姉さんなんだけど、なんだろうか、うちの家族は男癖、女癖の悪い人たちが多い。まぁ、僕は関係ないからいいけど……。
「あ、そうだ。はると、中にこの前の賭けは無しって言っといて、お風呂入るから」
「昼ご飯は、食べるの?」
「いい、彼女の家行って食べてくる」
そう言うと、寧々姉さんは風呂場に向かって歩いて行った。中兄さんと賭けでもしたのか、無しってことは負けたのか。あんな賭け狂いとよくできるななんて思いながら、ダイニングキッチンへ向かった。
自分の家をぐるぐる回って半日経つのか、広いは広いから疲れる。他の兄弟は探さずにリビングで座って待ってよう。ダイニングキッチンにはだぼだぼのワイシャツの上にエプロンを着た母さんが昼ご飯を作っていた。母さんの付き合っている男の人がこの光景を見たら、理性が崩壊するだろうな。と思いながら、母さんに近づき寧々姉さんに伝えろと言われたことを伝えると、にっと笑って「分かった」とだけ言った。今日の昼ご飯はなんだろうと考えながら、椅子に座りながら待っていた。確か、兄貴も家にいるから……沙羅姉さんもいれて4人か。休日は人が少ないなぁ、みんな出かけてしまうのだろうか。どうでもいいけど……。ぼーっと考えながら待っていると、不機嫌な顔をした眼帯をつけた男が僕の隣に座ってきた。挨拶は一応しておこう、殴られるかもしれないけど。
「やあ、兄さん」
「黙れ、くっそ……運が俺に味方しねぇな……」
どうやら様子を見る限り、カジノゲームで負け続けているようだ。仮想コインであっても本気でイラついているらしい。火に油を注ぐ形になってしまうが、寧々姉さんの伝言を伝えるか。イライラしてブツブツいいながら爪をがりがり噛んでいる兄さんに話しかけて「この前の賭けは無しだって、寧々姉さんが言ってたよ」と、無表情で言うと怒った様子で勢いよく立ち上がり、僕の胸倉を掴んだ。
「ふざけんな! 賭け無しとかそんなのギャンブルじゃねぇ!」
兄さんは、手を開いて僕を叩こうとする。あー……なんでこうも家族は裏表が激しい人ばっかなのか、訳が分からない。そう思いながら兄さんをじっと見つめる、するとペチンッと叩く音がした。右頬がヒリヒリと痛む。叩かれたので顔が少し逸れたので、もう一度、相手を見つめ直す。
「こらー、叩くなって……紳士的じゃないぞ、もう賭けはしないからなー。それでいいなら叩いてもいいぞ」
作り終わったのか、母さんが美味しそうな冷製パスタが盛られた皿を机に運んできた。兄さんは、母さんの言葉を聞くと、舌打ちを一回して胸倉を離してくれた。母さんとギャンブルがしたいのかな、この賭け狂い兄さんは。兄さん、年齢は覚えてないけど沙羅姉さんと寧々姉さんよりは年上らしい。ってことは、母さんが初めて産んだ子供だ。名前は、皇中。賭け事以外では、紳士的で真面目、いかにも好青年って感じだ。なのに、賭け事となると気性が荒くなる。まるで怨霊に取り憑かれたように、ギャンブルを求める。ちなみに賭けがなくてもいいらしいが、それではつまらない。何かを大量に失って何かを大量に得ることが楽しいらしい。まぁ、賭け……ギャンブルはそれが楽しいのだろう。僕には理解できないが……そんなこと兄弟に言ったら「お前の趣味の方が理解できない」とか言われそうだけど。お互い様だね、うん。ひりひりと少しだけ痛む頬を気にしながらパスタを食べる、母さんはやっぱり料理が美味しい。まぁ、男癖は悪いが、美味しいご飯が食べれるのなら別にいいけど……。
「ごちそうさま。おい、はると、遊ぼうぜ」
もう食べ終わった兄さんが、生き生きとそう言った。僕はその誘いを断った。小さい頃、遊んでもらったことがあったけど、弟にも容赦なく勝ちにきて僕が大負けして、それ以来兄さんとの賭けはやらなくなった。まぁ、兄さんはきっと覚えてないだろうけど……僕は全部、食べ終わるとつまらなさそうな顔をして僕を見ている兄さんを無視して庭に出た。
庭には、誰かが趣味で手入れしている花が綺麗に咲いていた。それをじっと見つめながらうとうとする、昼ご飯の後はなんだか、眠くなってしまう。ふあぁと大きなあくびをすると、生け垣の小さな隙間から誰かが家に入ってきた。多分、弟か妹だな。そう思いながらあまり気にしないでいると、その誰かが僕の目の前に立った。面倒だが、相手をしないとさらに面倒なので何か話してみる。
「みどり、おかえり。昼ご飯なら、母さんいるから作ってもらえるよ」
「ただいま、はるとお兄ちゃん。ご飯は、食べて来たから安心して?」
誰かの正体は、可愛らしい僕の妹だ。とても愛らしく、近所の人やクラスメート、学校の先生からとても可愛がられている。優しく元気そして純粋無垢、そんな風に思われているらしい。まぁそれは、うわべだけのみどりだ。僕の隣にちょこんと座り、小さな手でスマホを操作している彼女は恐らく、この家で一番の悪かもしれない。
「また、チャットか?」
「うん、そういえば最近わたしのお友達の小春ちゃんがね。自殺しちゃったみたいなの」
「へー、それは悲しいね」
「でも、苦しむ姿が見れてよかったけどねー。見て見てー」
無邪気に笑いながらスマホの画面を見せる。そこには腕に可愛らしい子供が描いたようなクジラの絵が描かれていた。皮膚の上からではなく、ナイフでつけたものだろう。その証拠に腕が血塗れだ。痛々しい写真に思わず顔をしかめる。
「ロシアで流行ってる『青い鯨』ってソシャゲなんだけどね、流石に英語分かんないからオリジナルでやったのー」
「お前は関わってたのか?」
「関わってないよ。友達に誘われたけど、リスクがありそうだから写真だけ見せてもらったの。苦しそうだよねー」
恐ろしい、純粋に利益があるからではなく楽しいという理由で動くのがなんとも恐ろしい。嬉しそうに楽しそうに僕に話してくるが、内容がえぐい。他人の爪をはいでみたいとか生死の境を歩かされてる人を見てみたいとか……サディストではなくただのサイコパス……いやソシオパスの方が正しいだろう。表情から見るに、自責の念は感じられない。自分にとって都合のいい方向へ行くように人を操る……危険な存在だ。まぁ、性格が性格だ、何も言うことはない。まぁ、グロい写真を見せるのは勘弁してほしい。
「あ、今度ゆかちゃんの誕生日だ。何にしようかな、どんなのにしようかなー」
そう言いながら家の中に入って行った。マイペースなやつだな……
みどりと別れたあと、庭から自分の部屋に移動してふかふかのベッドに座ってこくりこくりと眠くなっている。昼寝でもするか眠たいままで何かやったら怪我をしてしまう、数分だけ寝よう。そう思い、上半身を後ろに倒して寝る。まぶたが意図して閉じているのではなくゆっくりと自分で閉じていく、沈むように視界が暗くなるとそのまま眠気に身を任せる。
__数分経った頃、誰かが乗っているような重みを感じて目をゆっくりと開ける。そこには、可愛らしい弟が熱のこもったような目で僕を見下ろしていた、口端は上がっており満足と言わんばかりだ。……身の危険を感じる。そう思い上半身を起こす、すると弟__夏菜と顔が近くなってしまった。夏菜は僕が起きると少し驚いたような顔をしたが、すぐににんまりと先ほどの表情に戻っていた。これはやらかしたかもしれない。肘をついて夏菜と距離を取る、だが完全に身動きがとれない状態になってしまった。相手もそれが分かったようで、僕のお腹に手をついて顔を近づけていき、ちゅっと触るほどのキスをした。ファーストキスもこうやって奪われたなぁとぼんやりのんきに考えていると、恍惚の表情をした夏菜が口を開いた。
「おはよう、はると兄さん」
「どいてくれると嬉しいな、夏菜」
僕の言葉を聞くと、素直にどいてくれた。ちゃんと上半身を起こしてベッドに座り直す。夏菜は僕の隣で、微笑みながら見つめてくる。黙っていれば美少年なんだけどなぁ、恋愛対象が特殊だ。まぁ、さっきの行動からすれば同性愛者としか伝わらないと思うが、こいつは身内、血のつながった人間にしか興味がないらしい。何がどうさせたのかは知らないが、初めて会った時にはもうそうだったのかな。まぁ、初対面にしてはかなりなつかれたし、ルックス的な意味でなつきやすいんだなとしか思わなかったけど生活をしてみればおかしい点がいくつかあったな。キスを強要されたり、犯されかけたり……まぁ、今はもうなれたけど……
「あ、はると兄さん。五十鈴さんが兄さんのこと呼んでたよ」
「五十鈴さんが? ……分かった、行ってくる」
そう言うと、夏菜は不機嫌そうな顔をした。まるで「もう行ってしまうのか」と言っているようだった。伝言を伝えにきたと思うのに、行動が矛盾するなぁ。後ろ髪を引かれながら部屋を後にする。あ、夏菜を部屋に置いてきてしまった。……シーツを汚さなければいいけど、少し不安になりながらも五十鈴さんの部屋に向かった。
家の一階の一番奥、そこが五十鈴さんの部屋だ。五十鈴さんは母さんのお姉さん、僕らにとってはおばさんで一緒に暮らしている。前まではうちでは珍しいしっかりした優しい人だったけど、ある怪しい宗教にドはまりし、やつれ精神病に罹ってしまった。まぁ、今でも優しいけど……そんなことを考えていると、部屋の前まで来た。ドアに三回ノックすると、弱弱しい声で「どうぞ」と聞こえてきた。ゆっくりとドアを開けると、そこには窓に向かって正座をするやつれたおばがいた。宗教とは縁を切ったが、長らく入信していた後遺症でまだ癖が抜けていないらしい。
「五十鈴さん、どうしました?」
「はると君、髪を整えてくれないかしら」
ふんわりとそう言って儚げに微笑む五十鈴さん、やつれて生きる気力がなくなってしまってもなお宗教の言葉を信じて美しくあろうとしている。なんとまぁ、狂信者的だ。僕に断る筋合いはないからやるけど……、五十鈴さんの化粧台から櫛、ファッション雑誌、ゴムやピン留めを取り出し五十鈴さんの後ろに立つ。同居してからよく頼まれるのでもうなれたものだ。さらさらな髪を優しく梳く、すると五十鈴さんが宗教の聖書(聖書と言うには薄くおかしな本だが)に載っている話をし始めた。内容は、支離滅裂でよく分からないが、五十鈴さんには神の言葉なのだろう、否定をせず静かに聞く。髪が梳き終わるとファッション雑誌を五十鈴さんに渡す。雑誌を見る彼女の目は女性そのものだった、やっぱりオシャレをしてる時が一番楽しいんだなぁと思っていると、どれがいいか決まったらしく編み込みハーフアップの写真を指差した。やったことがあるので、雑誌の写真を見ずに結っていく。白髪交じりなのに綺麗だな、きっと母さんが丁寧に手入れしているんだろう。手に髪の毛の束を作り編み込みをする、意外とこういうのは楽しい。
「……はると君、最初の頃よりは上手になったね」
「毎回、こうして結ってますからね。嫌でも上手くなりますよ」
「ふふ、嫌なら他の子に頼もうかしら」
「そう、夏菜にでも頼んでみたらどうですか?」
「でもやっぱり、はると君が結ってくるのがいいな……」
他愛もない話をしていると結うのが終り、ベッドの近くにあった綺麗な細かい装飾が施された手鏡を取り、相手に渡す。すると、目を少しだけ輝かせ、お礼を言った。用事も終わったし部屋に戻ろう、そう思い部屋を出てリビングの方へ向かう
リビングに行くと大きい窓からはオレンジ色の眩しい光が差し込んでいた。もう夕方、意外とだらだらしてたんだなとぼーっと窓を見ると人影が現れた。遠慮なしに人の庭に入れるのはあいつしかいない。そう思い窓に近づくと、くせ毛に古びた帽子を被った幼馴染みがいた。その窓を開けて微笑んでみる。
「やぁ、冬也。埋めるものでも探してるの?」
「お前が埋めろって言ってた死体、埋めたから次の死体をもらいに来た」
「そうなの、ありがとう。あげるから裏に回ってて」
そう言うと、冬也は頷きすっと裏に行った。あれ、まだ腐ってないかな? そんなことを心配しながら玄関から靴を履いて裏に行く。
裏に行くと古い椅子に座った冬也が待っていた。「おまたせ」なんて言ってみて倉庫に保管していた黒い大きなビニール袋を引きずり出す。やっぱり、人間は重いなぁ……今度は臓物とか取り出してみよう。夕方の日に当たるビニール袋から中身を取り出す。中身は四肢がばらばらになった男の死体だ、それを冬也に見せると少し顔をしかめるが受け取ってくれた。冬也はビニール袋を肩に担ぐと話し始めた。
「お前は本当に狂ってるな、まさに殺人狂」
「家族ほどじゃないよ」
「いや、お前ほど恐ろしいものはいない。自分の手で殺し、その死体で遊んで用済みになったら俺に売る。放置せず邪魔だからの理由で埋める。普通の殺人者なら家に持ち帰って遊ぶことはないだろう」
「人を殺してる時点で普通じゃないね。でも、僕が殺して死体を玩具にするのは、君たちが自慰や性行為を簡単に行うぐらいのことなんだよ。刺す感覚、殴る感覚、抉る感覚……どれもとても気持ちいいんだ。分かるよね?」
にこにこ言うと、冬也は「気持ち悪い」とだけ言った。僕はへらへらとした笑顔で「酷いなぁ」とだけ返す。僕だけがおかしいんじゃない、僕の一家……皇一家がおかしいんだ。毒の沼に入ればみんなが同じ、というように僕らの家族は同じ穴の狢。何もおかしいことじゃないんだ、僕が狂ったほどの殺人鬼でも姉さんや兄さん、弟、妹、母さん、おばさんもそれくらいおかしいってことなんだ。この沼にいると感覚が麻痺してしまうらしい、でもそれすら普通に感じる家族はまさに狂っている。
日本のようですが日本じゃありません、完全なるパラレルワールドです。設定を結構凝ったので設定集みたいなのが書けたらな、と思ってます