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君とどこまでも旅する(強制)RPG

酒場には日夜、人の活気で溢れていた。


危険な冒険を終えた旅人たちはそこで英気を養うべく、酒を手に取り、美味しい料理を頬張り…まぁ、なんやかんやで盛り上がるのだ。


しかし、そんな彼らを尻目にある人組の冒険者達は絶望的な表情を浮かべ、頭を抱えていた。


「…これからどうすんだよ、俺ら…」


「…知らね」


「妹探しもふりだしかぁ…」


そう、パーティを解散すらできなくなったユウキと田中ちゃんとシンである。


「一人は攻撃が当たらない脳筋、一人はレベル1の初心者…はぁ、こんな使えない奴らと冒険しなきゃいけないとか…お先真っ暗だよ」


「まぁまぁ、そう落ち込まないでください」


愚痴るユウキにナビィが珍しく慰めるように声をかけた。


「おかげでまたみんなで冒険できるじゃないですか。この世界を君とどこまでも旅するRPGができるんですよ?タイトル回収できましたね、よかったですね!」


妖精にとって人の不幸が蜜の味がするのかどうか定かではないが、ナビィの声を相変わらず嬉しそうであった。


「この世界を君とどこまでも旅する(強制)」


そんなことをぼそりと呟くユウキ。


「っていうか、運営に掛け合ってこのシステムを改善できないか聞いてみた方がよくないか?」


「ふざけるな!!新しい女の子のキャラデザで多忙なマスターの手を煩わせるわけにはいかないだろうが!ボケェ!」


「そんなものよりもっと改善すべきところが多々あるだろ!!」


ユウキとナビィはそんな感じで喧嘩を始めた。…いやぁ、喧嘩が絶えないパーティですな。


「そんなことより、僕の妹のこと何か知らない?」


そんな二人をよそに自分の妹の心配しかしていないシン。


「知らねえよ。…とりあえずさ、もう乗りかかった船なんだからうだうだ言うのはやめて、今後のことを話し合うべきでしょ?」


「元はと言えばお前が脳筋なせいだろうが、田中ぁ!!」


「まずは僕の妹の捜索でしょ」


もう志も何もかもがバラバラなパーティである。


「それはそうと…攻撃の命中率を上げる装備品とかないのか?。それがあれば脳筋バカでも戦力にはなるだろ?」


「誰が脳筋バカだって?」


「それでしたら、いいものがありますよ。このゲームにはセブンスジュエルと呼ばれる七つの伝説の宝石があって、そのうちの一つである必中のルビーがあれば打率0割のポンコツでもたちまち打率10割の伝説のバッターになれますよ」


「つまり、それがあればどんな攻撃でも当たるようになるってことか?」


「そういうことです」


「じゃあそれさえあればこのポンコツも戦力になるってことか…。だったらとっととそれを手に入れようぜ」


レベルがカンストしたが故に詰んでしまった田中ちゃんだったが、攻撃が必ず当たるようになる必中のルビーというアイテムの存在に希望が見えたユウキ。


しかし、それに反して田中ちゃんの表情は暗いままだった。


「セブンスジュエルか…それは大変だぞ?」


「どういうことだよ?」


田中ちゃんの発言に疑問を隠せないユウキはそう問いただした。


「セブンスジュエルっていうのは他のアイテムとは違ってこの世界にそれぞれひとつずつしか存在しないアイテムなんだよ。だから他のプレイヤーが先に手に入れてしまったら、そのプレイヤーから貰うなり奪うなりしなきゃいけなくなるんだよ」


「なるほどな…たった一つしかないアイテムなのか…。いいじゃねえか、そっちの方が面白そうだ。そうとなれば早速行動だ!どこにいけば手に入るんだ?」


「必中のルビーなら…火山の町、ボルケノに行く必要があるな」


「ボルケノか…聞いたことはある町だが、ここからだとかなり距離があるんじゃないか?。どうやって行くんだ?。馬車を使うにしてもブラッドが無いし…」


「それは問題ない。ここからボルケノに向かう行商人と交渉して、護衛という名目で乗せてもらえば、タダでボルケノまで行ける」


「なるほど」


「ただ…それには一つ問題があって…。低確率だけど、道中で盗賊団とエンカウントする可能性があるんだよ」


「盗賊団?…上等じゃねえか、いよいよ冒険らしくなってきたな」


「はぁ…そんな甘いもんじゃないけどね。まぁ、ここでうだうだしてても始まらないし、とっとと移動しようか」


そういうわけで、ようやく目的も決まり、酒場の席を立った田中ちゃんとユウキだったが、シンは一人取り残されたかのようにポツリと呟いた。


「…で、僕の妹は?」










「ほんとだべか?ボルケノまで護衛してくれるだべか?それありがてえべ」


決して上質とは言えない質素な衣装に身を包んだ田舎口調の娘であるNPCのアリルと交渉した結果、ボルケノまで乗せてもらえることになった一行。


「街から街への移動は危険だからありがてえべ」


アリルのいうとおり、行商人が一人で街から街へ移動するのは大変危険なことなのだ。それにもかかわらず、なぜこんな娘が一人で行商人などしているのかというと、この娘も例に漏れず萌え豚の手によって美少女に変えられたNPCの一人だからである。


「それじゃあ…早速にボルケノに行くべが…もう準備はできてるべか?」


「あぁ、いつでもいいぜ」


「それなら馬車にあんたらの荷物を積んでくれるだべか?」


アリルの指示とおり、自分たちの荷物を場所に積もうとしたが、よくよく考えてみれば誰一人荷物という荷物を持っていなかったため、その必要はなかった。


「荷物が一つもないだべか?あんたらそれで大丈夫だべか?…主に生活とか」


「ふっ、心配はご無用さ」


カッコつけてそう答えるユウキだが、実際のところ、しばらくろくなものを口にしていないため、そろそろ空腹の状態異常が起きてもおかしくはない状況であった。


「よし、それじゃあ早速出発するべな」


「うん、とっとと行っちゃって」


「さあ、冒険の始まりだぜ!!」


遠出の前にめんどくさそうな田中ちゃんとノリノリなユウキ…そんな二人を尻目にシンは一人、こんな言葉を口にした。


「…え?僕は行かないけど?」


「…は?」


「いや、だって…ここにいた方が妹に会える可能性は高いだろうし…わざわざ危険を冒してまで旅に出る必要はないし…」


シンのいうとおり、人を探すならプレイヤーの拠点となるこの街に滞在する方が効率がいい。


しかし、彼らは行動を共にせざるを得ないパーティ。


町を出入りするなら3人で、ダンジョンに入るなら3人で…とにかく、3人一緒ではないと行動できないのだ。


なぜならば、これは君とどこまでも旅するRPG(強制)なのだから。


「いやいやいや、そこは空気読もうぜ?」


町を出るのを嫌がっているシンを説得しようと試みるユウキ。


「嫌だよ。別に僕は冒険がしたいわけでもないし、する意味もないんだからさ」


「でも、シンが一緒に来てくれないと私達もここから出られないんだけど?」


「知らないよ。別に僕はそれでも困らないし…」


田中ちゃんが妹ではないと判明した今、シンには田中ちゃん達と行動を共にする意味がなくなってしまったのだ。


「ふざけるなよ!!お前のわがままに付き合わされるこっちの身にもなれよ!!」


「わがままなのはそっちも一緒だろ!?僕は一刻も早く妹を見つけなきゃいけないんだ!!こんな世界に一人で放り込まれて…きっと僕の妹は一人で震えているはずなんだ!!」


「また喧嘩ですか?まったく…いいぞ!もっとやれ!」


またまた始まった喧嘩にノリノリなナビィ。


「くそ、この野郎…どうするんだ?田中」


ユウキが田中ちゃんに問いただした。


「まかせろ、私に妙案がある」


そう言った田中ちゃんは『ちょっと話がある』と言ってシンを町の裏路地へと誘い込んだ。


「話ってなにさ?」


人気のない裏路地へと連れて来られたシン。そんなシンに向かって無言でボディブローを放つ田中ちゃん。


レベルカンスト、STR最大から放たれるその一撃はもはや神の一撃と言っても過言ではなく、その衝撃は肉眼でも見える形でシンを貫き、空高く舞い上がり、雲を突き抜け大気圏外へと消えていった。


「お待たせ。…荷物が一つ増えたけど、いいかな?」


なぜか棺桶を引きずって裏路地から出てきた田中ちゃん。


「別にいいだべが…もう一人はどうしたんだべ?」


「ちょっと彼岸を見学しに行っちゃった」


なんの悪気もなくそんなことを言い放つ田中ちゃん。


そんな田中ちゃんを見て不謹慎ながらも『グッジョブ』と思ってしまったユウキ。…意外と二人は気が合うのかもしれない。








ボルケノへの道中は舗装もなにもされていない砂利道が続いていたため、馬車の中は揺れていた。


「ちょっと揺れるが、我慢してくれるだべか?」


「大丈夫だ、気にするな」


ユウキがそう言うようにユウキや田中ちゃんやナビィ、そして棺桶は問題はなかったのだが、積み荷の一つが道中の揺れで緩んでしまったのか、積み荷からリンゴが一つ落ちてしまった。


「おい、リンゴが積み荷から落ちてきたぞ?」


「本当だべか?」


ユウキから積み荷が緩んでいることを聞いたアリルは馬車を一度止めて積み荷を確認した。


「あらら、縄が緩んでるべ…」


そう言うと今度はしっかりと縄を結び直した。


「…そうだ、よかったら一つどうだべ?」


そう言ってアリルは棺桶以外の3人にリンゴを一つずつ差し出した。


「いいのか?」


「いいべいいべ、護衛のお礼代わりだべ」


「それじゃあ、遠慮なく…」


「そろそろ空腹になるところだったから助かる」


「ありがたくいただきますね」


田中ちゃんとユウキとナビィはそれぞれリンゴをもらい、口に運んだ。


「うん!うまいな!このリンゴ」


リンゴを食べたユウキが大きな声でそう言った。


「だべだべ!。それはオラの村で取れたリンゴなんだべ!」


そんなユウキの言葉に嬉しそうに笑顔を向けるアリル。


「へぇ、アリルの村で…」


「スミノ村って言ってな、田舎だがや、自然が豊かでいいところなんだべ」


「なるほど、そこで取れたリンゴを売りにボルケノまで行くんだな?」


「リンゴだけじゃないべ。他の農作物や、特産品…スミノ村の一年分の収穫をまとめて売りに行くんだべ。これを売ったお金で冬を越してまた一年生きていくんだべ。…だから、この荷物は絶対に守らなきゃダメなんだべ。もし盗賊に奪われたりしたら…村のみんなを餓死させてしまうんだべ」


「…そっか、大切な荷物なんだな」


「だがら…この荷物だけは命を懸けて守るんだべ…」


アリルの声は真に迫るものがあり、決意に満ちていた。


「安心しろよ。盗賊団かなにか知らないが、この俺がいる限り、何人たりともこの荷物を奪わせたりしないさ」


そんなアリルの横でカッコつけて頼もしい発言をするユウキ。そんなユウキをちらりと見てアリルは顔を赤く染めながら小さく呟いた。


「か、かっこいいべ…」


そんな二人のやりとりを黙って見ていた田中ちゃんはナビィに問いただした。


「…ねぇ、なんであのNPC、顔が赤くなってんの?」


「おそらく、ユウキへの好感度が一定値を超えたため、フラグが立ったからですね」


「…好感度?」


「はい。偉大なるマスターの意向で全てのNPCには好感度が設定されており、攻略が可能になったんです」


「攻略可能って…ギャルゲーじゃないんだから…」


そんな一行を乗せた馬車が森に入ったその時、どこからともなく複数の獣の足音が聞こえてきた。


「こ、この音は…まさか盗賊団だべか!?」


「ほぉ、とうとうおいでなさったか」


盗賊団と思しき影に動揺するアリルを尻目に、ユウキの胸は高鳴っていた。


それはやはりファンタジーならば一度は盗賊団と戦うのが宿命だからだ。


冒険を求めてこの世界にやってきたユウキにとって、盗賊団との戦闘は望むところだったのだ。


やがてアリルの馬車はその盗賊団と思しき影に取り囲まれてしまった。


そして木々の間を縫って出てきたのは、イノシシのようなモンスターにまたがった5人の盗賊団であった。


もちろん例に漏れず、彼女らも全員美少女である。


「命が欲しくば、積み荷を置いて行きな!!」


肌をあらわにした軽装に身を包んだ盗賊団のリーダーと思しき美少女は刃物を掲げて、一行を脅した。


「ふっ、盗賊団風情が…この俺に勝てるとでも思ってるのか?」


荷台から悠々と出てきたユウキは折れた剣を手に、自信満々にそんなことを口にした。


「なんだい?あんた。私たちに逆らう気かい?」


「女子供を相手にするのは趣味じゃねえが、一度守ると約束したからには男としてここで引くわけには行かねえな」


「へぇ、なかなか骨のある男がいるじゃないか。でもそれは早死にの元だよ?ボウヤ」


「ゴチャゴチャ言ってられるのも今のうちだぜ。いいから来いよ…死にたい奴からかかって来いや!!」


ユウキと盗賊団が獲物を構えて対峙しようとしたその瞬間…


「すいませんでしたああああああああああ!!!!!!!!」


威勢のいい謝罪の声とともに見事な土下座で田中ちゃんが前に出できた。


「積み荷は全部置いて行きますんで、どうか!どうか命だけは勘弁してください!!」


「…え?なにやってんの?田中」


あまりに唐突な出来事に困惑を隠せないユウキ。しかし、そんなユウキを無視して田中ちゃんは土下座で懇願し続けた。


「お願いです!!どうか命だけは勘弁してください!!故郷にまだ小さい弟と妹…それとあと病気の母親と床に伏せた祖父と…えっと…あとそれから結婚を約束した人とか、なんかいろいろいるんです!!だからどうか命だけは勘弁してください!!」


嘘を吐き散らし、プライドも何もかも脱ぎ捨てた渾身の土下座でお願いする田中ちゃん。


「…いや、だからなにやってんの?田中」


「ユウキ!お前もそんなところで突っ立ってないで頭を下げろや!!積み荷なんてどうなろうが私たちの知ったこっちゃないだろうが!!まず何よりも優先すべきは私たちの命だろうが!!」


「いや、あの積み荷が奪われたらアリルの村の人たちが大変なことになるんですが、それは…」


「は?NPCがどうなろうが知ったこっちゃないだろ!?なんで所詮はゲームのキャラのために命を張らなきゃいけないんだよ!?」


「いや、でも…戦って勝てば済む話だし…」


「は!?お前盗賊団のレベルを見てみろよ!?」


「え?盗賊団のレベル?」


田中ちゃんに言われて、ユウキは盗賊団の頭上に表示されているレベルを確認した。


盗賊リーダー レベル73

盗賊A レベル58

盗賊B レベル47

盗賊C レベル42

盗賊D レベル60




「…めっちゃ強いやん、盗賊団」


レベル11のユウキは圧倒的力の差を前にそんなことを口にした。


「え?強くない?盗賊団のくせに強くない?。…え?なにあのレベル?普通のRPGならもうラスボス倒せるじゃん。もう勇者一行、あいつらでいいじゃん」


「何を隠そうこのゲーム…基本的にNPCはめちゃくちゃ強いんだ」


「…クソゲーじゃん」


「そういうわけで、ここはおとなしく荷物を渡して許してもらおうじゃないか。どうせ私達の持ってる荷物なんて棺桶と業務用の醤油くらいだし…」


「いや、でも…俺はすでにアリルの前でカッコつけちゃった手前、ここでおとなしく引き下がるわけには行かないんだが…」


「死にたいのならどうぞ。言っておくが、NPCは私みたいにステータスを極振りせずに、バランス的なステータスをしているからな。…まず私達じゃ勝てん」


「そんなバカな…」


そういうわけで、田中ちゃん達はおとなしく積み荷を奪われるのを指をくわえて見ているしかなかった。


「お頭、こいつ荷物が醤油しか持ってないんですけどどうしましょうか?」


盗賊団の一人が田中ちゃんの荷物を見てそんなことを口にした。


「え?醤油だけ?。…なんか可哀想だから勘弁してやれ」


「へい、かしこまりました」


結局、馬車と醤油と棺桶以外をかっぱらって盗賊団は去ってしまった。


「どうせなら、棺桶も持って行って欲しかったな…」


「そうだな、あれはただの荷物だし」


完全に開き直ってそんなことを話す田中ちゃんとユウキ。だが、突然、その背後から今まで感じたことのない殺気が二人を襲った。


「おのれぇ…護衛のくせに早々に降参しやがってぇ…」


二人の背後にいたのは屈託のない笑顔が素敵な田舎娘などという面影の一つも残っていない、鬼のような形相をしたアリルの姿だった。


「村の人たちの財産うぉ…どぉしてくれんじゃ、ワレェ…」


あまりの豹変振りに恐怖を感じて全く動けなくなった二人。


「あははは、す、すいませんでした、あはははは」


絶望の前にもはや笑うしかない田中ちゃん。


「い、いやぁ、盗賊団があんなに強いだなんて聞いてなかったからさぁ、あはははは」


同じく笑うしかないユウキ。


「かくなる上はぁ…お前らを売るしかねえべ」


鬼と化したアリルを前に為すすべがない二人は、気がつけばアリル(レベル35)の手によって全身を縛られ、とある場所に連れて行かれた。


「レディースアーンドジェントルメーン!!奴隷オークションへようこそ!!司会は私、妖精のナビィが務めさせていただきます!!」


会場に集まったたくさんの人々を前になぜかナビィがマイクを片手にノリノリで司会をしていた。


「今回の目玉商品はこちら!!」


ナビィの声とともに手足を鎖に繋がれた田中ちゃんたちが立つ壇上にスポットライトが当てられた。


「今回の目玉商品は…戦士田中、同じく戦士ユウキ、そして棺桶の冒険者三点セットだああああああああああ!!!!!」


商品を前に沸き立つ会場を尻目に、田中ちゃんは一言呟いた。


「…どうしてこうなった?」


こうして、戦士の命である剣とプライドを売り飛ばした田中ちゃんはとうとう自分自身を売り出す羽目になったとさ、めでたしめでたし。

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