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スキルホルダー、ミケ

スキル。


それはプレイヤーの能力を拡張させる機能の一つ。このゲームにおいてはある一定の条件を満たすとスキルを入手することができる。スキルを入手すると様々な効果が得られる。例えば、敵に与える物理ダメージの増加、魔法攻撃のダメージ軽減、他にも敵のヘイトを下げるスキルや、買い物をする際、値切りが上手くいくようなスキルなど、戦闘時などを問わず様々な効果を得られる。そして、そのスキルを持っているプレイヤーをスキルホルダーと呼ぶ。また、スキルは複数入手することもでき、スキル入手の条件さえ満たせば2つや3つ、やりようによってはいくらでも同時発動させることができる。


…ただし、一つ注意点があり…スキルは入手すると強制発動し、二度と外すことはできない。…大切なことなのでもう一度言うが、二度と外すことは出来ない。


しかし、だからといって恐れる必要はない。なぜならば大体のスキルはメリットしかないからだ。そう、そのはずなのだから…。


「おそらく、ミケ様が入手したスキルは『拡散回復魔法』のスキルで、全ての回復魔法が範囲効果になるスキルだ」


「おぉ、すごい便利じゃん。要するに回復魔法が全部全体回復になるってことだろ?。大体のゲームにおいで全体回復魔法は強力な魔法だし、すごい便利じゃん」


「ん…まぁ、使い方を間違えなきゃそうなんだけど…」


ミケの魔法によってようやく麻痺から解放された田中によるミケのスキルについて解説を聞いたユーキは羨ましそうにそう言ったが、田中の反応は浮かばないものだった。


「みなさんのお役に立てて嬉しいです」


ミケはミケで一ヶ月ぶりに人間に出会えたことが嬉しいのか、お尻についている尻尾をブンブンと振り回していた。


「あれ?尻尾がついてる」


シスターの服からはみ出ている尻尾を指差してシンは指摘した。


「なんてことはない、獣人のアバターなだけだ」


そんなシンの指摘に田中は冷静に回答した。


「あのぉ…もしよろしければ私をパーティに加えてもらえませんか?足を引っ張らないように精一杯頑張りますので!!」


そう言って頭をペコペコ何度も下げながらお願いするミケ。頭を下げるたびに頭の頭巾から犬耳が見え隠れするのが何度も愛らしい。


ミケのレベルは35。おそらくプレイヤーの中ではかなりレベルが高い方だ。おまけにスキルホルダー…パーティに加えるには申し分ないステータスをしている。


しかし…大変残念なことにパーティのリーダーである田中がメニューを操作できないためにパーティに加えることはできない(パーティは最大四人まで)。


例え加え入れられたとしても、一週間のしりとりから救いの手を差し伸べてくれた大恩人を君とどこまでも旅する(強制)RPGに巻き込むわけにはいかない。


「ミケ様、申し訳ありませんが…あいにくいまはメンバーを募集していなくて…」


「そ、そんなぁ〜」


ユーキの断りにミケは分かりやすいほどガックリと肩を落とした。


「お願いします。せめてこの森を抜けるだけでもいいので…」


一介のプレイヤーにとってパーティのメンバーチェンジなどざらにあること。気軽にメンバーを変えられるのでパーティの入出は日常茶飯事。


だが、田中一行は違う。田中がレベルがカンストし、これ以上の成長が見込めない以上、メンバーチェンジなどあり得ない。ここまで君とどこまでも旅する(強制)RPGを過ごしてきた彼らにはメンバーチェンジなど夢のまた夢。レベル35のトップランカーでおまけにスキルホルダー、さらには命の恩人とも言えるミケはこれ以上ないほどの有力物件。そんな彼女を手放さざるを得ない彼らは涙を流して彼女のパーティ介入を見送った。


「うぅ、ごめん…ごめんな、ミケ様。俺たちが不甲斐ないばかりに…」


涙ながらにそう語るユーキ。


「いいえ、仕方のないことなんです。…私なんて誰かとパーティを組む資格なんてありませんから…」


そう言ってミケは分かりやすいくらいに気を落とした。


「そんなことない、ミケ様ほど頼りになるプレイヤーなんて他にそういない。だけど…いまは事情があってパーティに加えられないだけで…」


「そう言っていただけると嬉しいです」


「そうだ、だったらせめてらこの森を抜けるまでは一緒に行動しないか?。パーティを組まずとも助け合うことは出来るはずだ」


「ほ、本当ですか!?不束者ですが、どうぞよろしくお願いします!!」


そう言ってミケは嬉しそうに尻尾を振りながら頭を何度も下げた。


こうして、ミケは正式にではないが、パーティに加わることとなった。


「それで、ミケ様はどうしてこんな森で迷ってたんだ?」


「あの…様つけで呼ばれるのは慣れてないので、ミケと呼んでもらえますか?」


「いや、我々の大恩人には敬意を持って接したい」


「そうだそうだ、ミケ様はエンドレスしりとりのループから我々を解放してくれたお方なのだ」


田中達の三人はウンウンと頷きながらミケへの敬意を示した。


「えっと…じゃあそこまで言うのならいいですけど…そうだ、みんなは名前は何て言うのかな?」


「私は田中、職業は戦士だ」


「僕はシン、職業は一応戦士」


「俺はユーキ、職業は同じく戦士」


「へ、へえ…全員戦士とか…縛りプレイかなにかですか?」


「いや…成り行きだ」


ミケの質問にユーキは憂鬱そうに回答した。


「そういえば…ミケ様は俺たちものことは知らないのか?。『逆さメイド』として結構有名だったりするんだけど…」


「え?有名人だったんですか!?」


「ふっふっふっ、まあな」


逆さメイドは完全にただの汚名なのだが、なぜか誇らしげに胸を張る田中。


「てっきり私は可笑しな格好してるから危ない人だと思っちゃった」


申し訳なさそうにそう言うミケだが、彼女の予想はズバリ的中している。


「そういえば1ヶ月もこの森を彷徨ってたとか言ってたし、知る機会がなかったんじゃないの?」


「ええ、本当にこの1ヶ月は寂しくて寂しくて…」


シンの質問にミケは涙ながらに返答した。


「なるほどな、それなら田中の悪名が届いてなくてもおかしくないな。それで、ミケ様はなんでこの森に迷ってたんだ?」


「1ヶ月前に私の失態が積み重なった結果、パーティから捨てられて…1人寂しく歩いていたら気がつけばこの森に迷い込んで…そしてこの森をひたすら歩き続けて…」


思い出すと辛いのか、ミケはまた涙を流し始めた。


「ミケ様も苦労してたんだな…。ところで失態ってなにをやらかしたんだ?」


「実は私…おっちょこちょいでテンパるとよくとんでもないことをしれかしちゃうの」


「とんでもないこととは?」


「味方を回復させようとして間違えて敵を回復させちゃうことがよくあって…」


「なるほど、それで『拡散回復魔法』のスキルか」


ユーキとミケの会話を聞いていた田中は突然一人で納得したようにそんなことを呟いた。


「どういうことだ?」


「『拡散回復魔法』のスキルの習得条件は敵を回復させた累積ダメージがある一定を超えると習得出来るんだ」


「なるほどね、間違って回復させ続けた結果、スキル習得に繋がったのか」


「はい…その結果、私はまったくの役立たずになってしまって…」


「役立たずになった?。それってどういう…」


ユーキがミケの言葉の真意を問いただそうとしたその時、前方からうねうねと動く大木のモンスターが現れた。


「おっと、早速敵のお出ましだ。…回復は頼むぜ、ミケ様!!」


「え?いや、でも…」


ミケはなにかを伝えようとしたが、ユーキはそれを聞届けることなく、モンスターに向かって突っ込んでいった。


立ちはだかるモンスター、先陣を切るユーキ、慌てふためくミケ、後ろで茶をすする田中とシンとナビィ。


いよいよ戦いの火蓋が切られた。ユーキは素早い動きで敵を翻弄しながらチクチクとモンスターにダメージを与えていた。


「いいぞ、そこだ、やれ」


「頑張れ頑張れ」


まるで戦力にならないシンと戦ってもいたずらに地形を破壊するだけの田中は戦闘時は基本的にこうやって後ろで待機しているのだ。


「くそっ、俺のパーティ足手まといしかいねえ!!」


ユーキがそんなことを愚痴っていると、大木のモンスターは後ろに下がり、森の木々に紛れてユーキの視界から姿を消した。


「なるほど、文字通り木を隠すなら森の中ってわけだ」


そう言ってユーキが辺りの木々を警戒していると、突然田中が叫び声をあげた。


「上だ!!馬鹿野郎!!」


田中の声に反応してユーキが上を見上げると、空から大木が降ってくるのが視界に入った。


「木のくせに空に紛れんじゃねえー!!」


そう叫びながらユーキは回避を試みたが、ギリギリで当たってしまい、ダメージを負った。


「くそっ!ミケ様、回復を頼む!!」


「え?で、でも…」


「いいから早く!!ミケ様だけが頼りなんだ!!」


「う、うん、わかった!!」


ユーキに催促され、ミケはメニューを開き魔法を発動させた。


「『イエル』!!」


それと同時に先ほどまで半分くらいまで減っていたユーキのHPが全快した。


「フゥー!!さすがミケ様だぜ!!この調子で回復を頼む!!」


「は、はい」


ユーキがそう言ってミケにグーサインを送るとミケは嬉しそうに返事をした。


「これなら負ける気がしねえ」


ユーキは再びモンスターの懐に飛び込み、剣を振るった。


その後もダメージを食らうたびにミケに回復してもらい、戦闘は安定していたが、なぜか30分経っても敵はまだピンピンしていた。


「な、なんてタフなモンスターなんだ…」


ユーキがそう言って改めてモンスターのステータスを確認してみた。


『キャラ名 タイボクノウド

レベル8

HP83/90』


「なんだと?…まだ全然削れてないのか?」


相手の防御力が高くて思っていたよりもダメージを当たれられていないのか?。それとも何か別の理由で?。


相手が全然ダメージを負っていない理由を考えるユーキだが、その隙にモンスターはユーキに攻撃を与え、ユーキはダメージを負った。


「くそっ!…ミケ様、回復を頼む!!」


「はい!」


すぐさまミケの魔法によってユーキのダメージは全快した。


ここでようやく、ユーキは敵のステータスをもう一度確認した時にあることに気がついた。


『キャラ名 タイボクノウド

レベル8

HP 90/90』


「バカな!?敵のHPが回復しているだと!?なぜだ!?」


ユーキが困惑していると、後ろから田中が薄ら笑いを浮かべながら理由を説明した。


「見てて面白いから黙ってたけどな…実はな、ユーキ。スキル『拡散回復魔法』は範囲内のすべてのものに効果があるんだ。…敵味方問わず、な」


「なん…だと?」


そう、田中が説明した通り、『拡散回復魔法』のスキルは範囲内にいるすべてのキャラクターに効果がある。


つまり、ユーキの回復と同時に敵も回復していたのである。ユーキは削っては回復して、削っては回復する敵に延々と無駄に戦い続けていたのだ。


「いやぁ、不毛な争いというものは見ていて痛快なものですねぇ、ユーキ」


ナビィはそう言って田中と同様に薄ら笑いを浮かべた。


「ミケ様!なんで教えてくれなかったんだ!?」


「ご、ごめんなさい!!てっきり知ってて戦ってたのかと思ってて…」


そう言ってミケは何度も何度も頭をペコペコと下げた。


「くっ、なるほど…通りで役立たずで捨てられたわけだ」


ミケがパーティから捨てられた理由が判明したユーキだったが、その隙を狙ってタイボクノウドがまたまた空を巻い、上空からユーキに急襲を仕掛けた。


あまりの出来事に呆気にとられていたユーキは反応が遅れ、タイボクノウドの攻撃に直撃してしまった。


「グワッ!!」


この攻撃により吹き飛ばされ、瀕死にまで追いやられたユーキ。そんなユーキにとどめを刺すべく、タイボクノウドが迫ってくる。


「ユーキさんは私が助ける!!」


ミケはそう言ってユーキの元に駆けつけた。


タイボクノウドがユーキに迫るよりも早くユーキの元にたどり着いたミケ。…しかし、同時に足元の木の根っこにつまずいて豪快にこけてしまった。そしてその際、持っていた杖がユーキの急所にクリティカルヒットしてしまった。


力の弱いビショップとは言えどレベル35もあるミケのその一撃はユーキを棺桶に詰めるには十分な威力であった。ナムアミ…。


「あわわわわわわわわ!!!!ご、ごごごごごごめんなさい!!ユーキさん!!」


自らの一撃で故人になってしまったユーキに何度も頭を下げて謝罪するミケ。


しかし、その後ろから容赦なくタイボクノウドは迫ってくる。


「ミケ様!!後ろ後ろ!!」


シンがミケの危機を知らせるが、ミケは慌てふためいていてそれどころではなかった。


そしてタイボクノウドがミケに攻撃をしようと木の枝をウネウネさせて大きく振りかぶったその時…。


「今取り込み中なんですぅぅぅう!!!!!」


テンパったミケは思わず持っていた杖を振り回し、タイボクノウドにその杖が当たってしまった。


力の弱いビショップとは言えど、仮にもレベル35もあるミケの一撃はタイボクノウドを沈めるのには十分過ぎる一撃であった。


激しい破壊音と共に杖は大木に深くめり込み、タイボクノウドはその場に倒れ、動かなくなってしまった。


「…最初からミケ様1人で十分じゃん」


「ユーキは犬死ですね」


その様子を見ていた田中とナビィはそんなことを口にした。


「ごめんなさい、ユーキさん!!本当にごめんなさい!!いま蘇生させますから!!」


ミケはそう言ってメニューを開き、呪文を発動させるべく詠唱を始めた。


「風と共に歩む生命の息吹よ、太陽より降り注ぐ命も源よ、潮が運びし魂の循環よ。我が声に集い、我が声に従い、ここに権現せよ!!蘇生魔法『輪廻の反時計』!!」


「…ん?なにか忘れているような…」


蘇生の様子を見ていた田中は自分が何かとてつもなく大切なことを失念している気がしてならなかった。だが、それがなんなのかが思い出せずにただただ悶々としていた。


やがて、ミケの魔法により棺桶からユーキが姿を現した。


「あらあら、おはようございます、ユーキ。あなたが30分かけて倒せなかったモンスターはミケが一撃で葬り去りましたよ」


「うるさい、棺桶から見てたから知ってるわ、ナビィ」


蘇ったユーキを茶化すナビィ。


だが、そんなこと御構い無しに田中は悩ましげに頭を抱えていた。


「うーん…なんだ?なにかスッッッゴイ大切なことを忘れちゃってるような気が…」


「おいおい、どうしたんだよ?田中」


ユーキが田中にそう問い詰めた時、後ろでミケによって葬られていたタイボクノウドがのそりと起き上がった。


「え!?なんでモンスターが起き上がったの!?」


「ご、ごめんなさい!!私のスキルは蘇生魔法にも適用されるんです!!」


シンの質問にミケはそう答えた。


「なるほどな、蘇生魔法も範囲内のすべてのキャラクターに適応させるわけか…でもこいつならミケ様の攻撃で一撃なんだろ?。だったら何も心配いらねえよ、田中」


不安げな田中をよそにユーキが余裕そうにそんなことを口にした。


「…いや、違う。こんなんじゃない。…もっと…もっと大切な何かが…」


やがて完全にタイボクノウドは蘇生された。しかし、それにもかかわらずタイボクノウドは一向に襲って来ようとしなかった。


「…襲ってこない?…どうして?」


それどころかタイボクノウドは一目散にその場から逃げるように空に飛んで消えて行ってしまった。


「な、なんだ?一体?」


一同が訳もわからず困惑していると、さらに今度は周りの木々がざわめき始め、先ほどのタイボクノウドと同様に逃げるようにその場から飛び去って行き始めた。


「な、なんだなんだなんだ!?!?!?」


森の木が一斉に空へと飛び去っていくとても奇妙な光景に一同が驚いていると、田中がハッと何かを思い出した。


「あっ…や、やべえ…」


思わず田中の口からそんな言葉が飛び出してきた。


「やべえって…なにが?」


「このティエルの森はもともと大魔獣ティエルと言われていた恐ろしく強いモンスターの墓でな…この森の木々はそのティエルの魔力に満ちた死肉から養分を吸収して成長していたんだ」


「それで?」


「ミケ様の蘇生魔法は範囲内にいるすべてのキャラクターに適応される」


「…つまり?」


「地中に埋まっていたティエルにも蘇生魔法が適応される…というわけさ」


田中がそう説明すると同時に、大きな地震が田中達を襲った。


「なに!?なになになになに!?!?!?」


異常な事態にシンが慌てていると、やがて巨大なビルほどあろう緑の苔に覆われた腕のようなものが地中から這い出てきた。


「な、なななななななななな何なんですか!?あれぇ!?」


あまりの事態にミケもテンパっていた。


「ティエルの…腕だ」


「腕であの大きさなのか!?」


そしてはるか遠方からもう一本、巨大な腕が生え、やがて腕から肩をのぞかせ、徐々に徐々にその全貌が明らかとなって行く。


姿をあらわすたびにそれを見上げる視線は高くなり、やがて見上げることも困難になった頃、その大魔獣はようやく全貌を現した。


それは巨人。半端じゃないほど大きな巨人。巨大な山をも凌駕するその大きさは、今にも天を貫かんとしていた。


『キャラ名 大魔獣ティエル

レベル70

HP 800000/800000』





「よーし、みんな、デスルーラの準備は出来てるかぁ?」


「はーい」


「いや、諦めるの早いですよぉ!?」


デスルーラが日常茶飯事の田中一行はすでに死ぬ準備が出来ていたが、ミケがそれを止めようとしていたとさ。めでたしめでたし。




次回『ただいま、マサラ城』、乞うご期待!!

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