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親愛なるお兄様へ

 お元気そうで何よりだわ。こんな辺鄙な町にも、お兄様の噂はあれこれ届いてるのよ。

 先日は仕事で隣町までいらしていたそうじゃない。少し足を延ばして、実家に顔を出してくれてもいいのに。お父様は何も仰らなかったけど、寂しそうだったわよ。

 お勤めが忙しいのは重々承知しているけれど、たまに親孝行をするくらい、神様も文句は仰らないんじゃなくて?

 ……話が逸れてしまったわ。本題に戻るわね。

 つい先日送った釣書にはきっと目を通していないと思うのだけど、今回ばかりは私も実力行使に出させてもらいます。

 五の月八日の午後にそちらへ顔を出すから、首を洗って待っていらして。


 追伸

  お兄様の予定は把握済みなので、逃げても無駄よ。


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