結婚に至るまで
お互いにホームページを持っていてメールのやりとりをしていた。
その後、家内がうちの田舎に遊びにきて、付き合おうかという流れになる。
しかし二度目に会った時に些細な事で短気をおこすので、別れましょうと僕から言った。
が、なんだかんだゴネられて、押し切られるように結婚となる。
僕が結婚を決意した理由の一つは、人生やりつくしたからまあいいか、という安易なもの。
もともと同級生には、僕が結婚するとしたらみんながドン引くような女だろうな、とは言っていた。なぜなら自己存在への劣等感があるから性格のいい女には申し訳なくて、伴侶になってくれ、なんてとても言えない。
家内が結婚前に言っていた「私が幸せにしてあげる」という言葉は、いつ思い出しても失笑が漏れる。
僕のマリッジブルーはすごかった。人生が終わってしまう、とこぼしていた。なかば人生をなげていたからの結婚ともいえる。
家内の顔はタイプじゃない。かわいくもなければ綺麗でもない。中の下あるいは下の上といったところか。
太っても痩せてもいないがスタイルがいいという訳ではない。
性格がいいという訳でもない。頭がいいという訳でもない。運動音痴。
なぜ結婚を決めたかというと、僕との結婚を望んでいるから協力しようか、程度の考え。
お酒はすばらしい。お酒がなかったら子供は一人もできていなかったから。
幸い、子供は僕に似てくれました。
結婚願望も子供が欲しいともまったく思ってなかったけれど、いざできてみると子供は本当にかわいい。これだけは結婚して良かったと思える。
ソクラテスは悪妻を持つと哲学者になれると言ったがそれはジョークである。
哲学者だからこそ悪妻と居られるのである。
僕はできた人間ではありません。もういっぱいいっぱいです。
僕は結婚する前に言いました。筋の通らない事と舐めたまねは絶対にするな。俺はこの二つが死ぬほど嫌いだからと。
家内は「私はそんな事は絶対にしません」とこたえました。
このページを読んで僕をクズ呼ばわりする人がいるけど、ラブラブ愛し合って結婚した仲でも一年と持たずに離婚するカップルなんて珍しくないし、そもそも恋愛感情なんてものは脳の錯覚なのだ。
生まれてきた子供をないがしろにしているのなら批難されて当然だけどさ。