目覚めたら…
鏡を見るとこれは知らない自分の顔だった
〜10分前〜
お…ちゃん…きて!
あさ…よ…きょ…らい…ダメだから
いつもより騒がしい朝にすぐに目が覚めた。
いつもなら聞かない声
声の主は7〜8歳ぐらいの女の子の声だった。すぐに目を覚めたとはいえ寝起きでボーッとしていると女の子が、
「やっと起きた!いつもなら私たちより先に起きてるのに、珍しいね!それより今日はおえらいさん?が来るって言ってたね!早く支度しなくていいの?」
可愛い!!!朝からこんな幼女に起こしてもらえるなんてとうとうロリコンにも度がすぎてしまったか???ん?それよりなんで幼女が…?昨日は確か…………嫌なことを思い出してしまった。
女の子の声から数秒たって場が静まっていると気を利かせてくれたのか
「早く準備しないと!」と言って着替えのため部屋を出ていった。1人になったのは有難い。状況の整理ができる。まず鏡を見てみる。朝起きた時に下半身に違和感を感じたのだ。鏡の中の自分を見る。そこに映っていたのは16歳くらいの美少年だった。
〜現在〜
え?!何故?!混乱し、いろいろとポーズをとったがやはり自分と同じ動きをする鏡の中の美少年…これはもしやすると…転生!?!?!?!?!いやいや待て待て、確かに昨日あんなことをしてしまってそうなる可能性もなきにしもあらずだが何故赤ん坊からではなく青年からなのだ!?混乱していたら一瞬、ものすごい頭痛に襲われた。
何があった理解する。 どうやら今の頭痛で元の体の主の記憶が流れてきた。そして今はその記憶が元からあったかのように定着している。この体の元主は優しく、村のみんなから慕われている好青年で、両親を幼い頃無くし、今はさっきの女の子のミムとミムの双子の弟ズナと3人暮らしだ。
それでも体が入れ替わった原因は分からない…
とりあえずクローゼットに入っている服に着替える。今日はさっきミムが言ってたおえらいさんが来るからな。
階段を降りリビングにつく。朝ごはんは本来ならこの青年のキズハが用意するところだが今日はミムが用意してくれた。
階段を降りるとほっぺにジャムをつけているズナが見える
ズナがこちらに気づいたようで「おはよう、お兄ちゃん!!」と笑って言ってくれた。僕も返す「おはよう」朝からショタの笑顔に癒される。するとミムが僕の分の朝ごはんも持ってきてくれた。「ありがとう」そう言うとミムが「どういたしまして」と返した。正直萌え死にそうだ。