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5-5

 日は傾き、影は長くなっていた。


「今日はここで野宿だな」


 砂漠から突然密林が始まっている。その奇妙な光景は野柳の警戒心を掻き立てた。それも数ヶ月前にはなかったものが急に出現したのだ。


 ルシャに拠れば、またこれまで読み込んだ資料からも、魔神の力を以てすれば起こり得ることだとは解る。


──つまり。次の敵も魔神遣い。


「師匠!! 私まだ全然元気です!!!」


「テント準備!!」


「師匠!!!! 私!!!! まだ全然行けます!!!!」


「それでも野営の支度をしたまえ!!」


「なんでですか!!! はっはぁ〜!!! 実は師匠マジで疲れてますね!!??」


 野柳は不毛なやり取りにまあまあ嫌気がさしていたので


「そうでもあるが!!!」


 認めた。部分的に。


「説明するから一先ずテント張りたまえ!!!」


 ルシャはイマイチ腑に落ちない様子だ。しかしぶつくさ言いながら荷からテントを取り出し、適当な場所に広げ始める。


 野柳は水筒を取り出し、勢いよく飲み干す。一本干してもう一本に口を付け、猛烈な勢いで嚥下していく。


「ああ!!! 師匠やっぱり休みたかったんじゃないですか!!! 」


 野柳は水筒から口を離す。


「そうでもあるが!!!」


 おもむろに服をまくり、腹を出した。たぷたぷの水腹である。


「私がこんなんなるまで好きでガブ飲みしてると思うかね!?」


 ルシャが呆気に取られる内に野柳は例のスライム状の分身を生み出した。

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