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4-14

 ルシャが砂鮫に乗ってこちらに向かってくるのが見える。


 補給が功を奏した。更に分身を作りルシャの方へ向かわせる。


「どこだ!? 逃げられると思うな!!」


 辺りを見回す指揮官。ルシャに気付く前に人型なに戻って声を掛ける。


「逃げやせんさ。聞きたいこともあるしな」


「……魔皇朝を舐めるな! 答えると思うか!?」


 今度は野柳から仕掛ける。指揮官の視界にルシャが入らぬよう飛び掛かり、誘導する。


「そう邪険にするな。言いたくなきゃ言わんでいいさ。まず……、そうだな。魔皇朝の偉いさんはずっと配下を監視しているのかね?」


 矢継ぎ早に質問を発する。気が削がれて動きが鈍れば、という狙い。口を滑らせて自殺が発動すればという狙いがあったが、そううまくはいかない。全ての返答は罵倒で、身体の動きも冴えている。巨大な手足の連携もある。この巨大な手足こそ、彼が使役する魔神なのだろう。


 だが、イエス、ノーで答えられる質問に絞る内に傾向は見えて来た。


 即座に言葉が返ってくる時、良い淀む時。パターンはこの二つだ。


 無意識なのか、故意なのか。更に高度なブラフなのか。精査する必要はある、しかし今は、差があることが重要だ。

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