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4−10


 目測で予め見定めていた建物との距離と、砂鮫の速さから割り出したタイミングで、樽から飛び出す。


 そのままうねうねと、砂中を進み、石造りの壁に到達する。身体に混じった砂粒を除く暇はない。

 「ハズレの勇者」を訪ねた時と同じ要領で、壁の隙間に沁み込み、侵入した。


 内部はほとんどダンジョンと言っていいほど入り組んだ造りになっている。


 要所要所に、見張りらしい、亜人系の魔獣が立っている。


 魔獣は夜目が効くのか、薄暗く、視界は悪い。人型には戻らず、液状のまま壁や床の隙間を進んでいく。


 壁に伝声管が伝っているのが見えた。魔獣達の目が離れるのを見計らい、飛び込む。こうなればしめたものだ。


 「ハズレの勇者」との会話がチラつく。


──世界や立場が変わってもやることは同じか。


 だが、だからこそ。指揮所の居場所の検討はついた。


 情報が集まり、処理し、すぐに檄を飛ばせる所。


 いくつかアタリをつけ、位置関係を頭に入れながら部屋を回る。ダミーらしい部屋を何度か引いたが、やがて辿り着いた。

要塞の描写をザッと流してしまったんで加筆したいです。。(願望)

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