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「解った。今はそれで良い。休み直したまえ。兎に角水が足りない。起きて体力が戻っていれば早速オアシスを取り戻しに行こう」
野柳が言うと、ルシャは目を開け耳から手を離した。問い掛けるような視線。
「だが覚えておいておくれ。操られたり判断を誤ったりしてまた人々を苦しめる側に回るなら、ルシャに討たれた方がよっぽど幸せだってことをな」
納得はしていない。納得はしていないがルシャは反論なく砂布団を被った。
「あ、あと、チーム名決めといたから」
「は!? え!? は!?」
「え? なになになに」
被ったばかりの布団を跳ね除け飛び起きるルシャに、野柳は驚く。
「なんで勝手に決めるんですか!?」
「名乗った方がキマる感じの流れだったから……ノリで……」
「ノリで!?」
力を込めたオウム返しに思わずたじろぐ。
「名乗ったって……みんなの前でですか!?」
「はい」
「取り返しつかないじゃないですか!! どうして相談してくんないんですか!?!?!?」
「気絶してたし……気絶してる時に良い流れ来ちゃったから……つい……」
「ついじゃないでしょう!! 報酬の件と言い、どうしてそう言う大事なこと勝手に決めちゃうんですか!!!」
一応引き合いに出してはいるが明らかに報酬の件よりキレてる。この二つにはルシャの中で明確な線引があるようだった。
「それで! 何て名前にしたんですか!?」
「……ブラストレイダーズ」
「めちゃくちゃ良いじゃないですか!!! 私がブラストで師匠がレイダーですね!!!???」
「……解ったから。悪かったから。寝てくれ……!」




