オオカミさんとマイミーの旅立ち(パターンA)
これも一つの可能性なのかな_(:3」∠)_
マイミーは夢を見ていました。そこには大好きなパパとママがマイミーにむかって手を振っていました。
マイミーはパパとママに抱きつこうと走りました。
だけど、全然追いつきませんでした。それどころか、どんどん遠ざかって行きました。
マイミーは走りながら「パパー!ママー!」っと泣きながら、遠ざかる2人に、必死に叫び続けました。
いつしか追いつけなくなり、マイミーは暗闇においてけぼりにされました。
「パパ…ヒック…ママ…ヒック…」と悲しみました。
「ワン!ワン!ワン!」後ろにはオオカミさんが立っていました。
「オオカミさん…あなたはいなくならないのね…」マイミーは悲しみながらオオカミさんに抱きつきました。
オオカミさんに抱きついた瞬間、オオカミさんは光になって消えて行きました。
「オオカミさん…あなたもいなく…ヒック…なるのね…」マイミーはまた暗闇に一人ぼっちになりました。
するとまた「ワン!ワン!ワン!」
「オオカミさんの声が聞こえる…どこなの?」マイミーは周りを見渡すと一つの小さな光が見えました。
「オオカミさん!」マイミーはその光に手を伸ばしました。
その瞬間、光はマイミーを包み込みました。
「ざわ…ざわ…」木々・葉っぱが風に吹かれる音で、マイミーはゆっくり目を覚ましました。
目の前にはオオカミさんが座っていて、マイミーを見ていました。
「オオカミさん…あなたが呼んでくれたのね…ありがとう…」
オオカミさんは無言でマイミーを背中に乗せて、走り出しました。
オオカミさんが向かった場所は病院でした。
病院の電気はついていました。
オオカミさんは最後の力をふりしぼって、吠えました。
数回吠えた後、マイミーを背中に乗せながら「パタッ」と、倒れました。
オオカミさんもマイミーも限界でした。冷たい夜風は二人の髪をゆらしました。
マイミーもオオカミさんも夢を見ました。それはとても温かいものでした。
美味しそうなケーキ、丸焼きチキンがテーブルの上に置かれていて、だんろの前で二人で暖かく暖をとる夢を見ました。
1ヶ月後
マイミーとオオカミさんはベット上でゆっくり起きました。
「オオ…カミ…さん…?」
「グルぅぅぅぅ…」
すると白衣のおじさんが扉から入ってきて言いました。
「おお!二人同時に目を覚ますなんて珍しいものが見れたわい」
おじさんがそういうと二人の体をみ始めました。
「容体は良好みたいだね!しかし、驚いたよ。二人とも銃で撃たれているもんだから長い手術だったよ!はっはっはー!成功させるところがワシの良いところだけどねー!」
そういうと部屋から出て行きました。
マイミーは安心しました。「ちょっと痛いけど、オオカミさんが無事でよかった」
「わぅ」オオカミさんも安心しました。
3ヶ月後…。
少女マイミーとオオカミさんはすっかり良くなり、退院の時がきました。
「先生、ありがとうございました!」
「ワンワン!」
今日は晴れていて、絶好の退院日和でした。
「いいよいいよ!こちらも儲かったし、ケースバイケースだよ!はっはっはー!」
マイミーとオオカミさんは頭を下げ、病院をあとに歩き出しました。
マイミーはオオカミさんにたずねました。
「これからどこいこっかー?」
「ワンワン!」
「そうね!」
二人は秋の風に吹かれながら、歩き出しました。
読んでいただきありがとうございます!
要望があったので書いてみましたが、期待に添える結果になったのかは自信はありません。
1作目の結果でも物語を終えている描写にしていますので…後は読者様にお任せします!