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プロローグ
蓮妃……どこにいる? ずっと探し求めたモノ。一度は捨てたもの。白髪交じりの初老の男が掠れた声で呟いた。
どこにいる、蓮妃! どこまでも探し続けよう。たとえこの身をが滅ぼうとしようと。愛しい蓮妃。途端、画面が輝きだした。ある地図の一部が赤く点滅している。
見つけた……!
歓喜の声。男は身を乗り出すようにしてディスプレイを覗き込む。場所はわかった。次は、この場に招待を。とっておきの歓迎のシナリオを。もう逃がさない。もう離さない。愛しい蓮妃。
次に会ったときには、永久を誓った杯を──




