8/81
一朝一夕(いっちょういっせき)
この作品はフィクションです。実在の人物や団体、四字熟語などとは関係ありません。
(四字熟語については、辞書でお調べください。)
私のは前は、マコ。
私の生まれた村は、王都から馬車で2週間もかかる辺鄙な田舎の村だった。
畑仕事で忙しい両親に代わって姉に育てられた。
姉は凄い、掃除・洗濯・料理。なんでも素早く上手にこなす。
私? 私はお肉・お魚などの調達担当。
小さいころから、魔法の才能があり、前世の記憶もあった、私は近くの森に入って小動物を捕まえていた。
朝から、夕方まで森に入っていたから、家のことなんて何もしたことがなかった。
何が言いたいかというと、料理なんて一朝一夕で出来ることじゃないよね。ってこと。
(どうでもいいけど、”一夕”ってどうして”いっせき”と言うのかしら。少し気になる。)
「マコ。言い訳はいいから、朝ご飯は”朝”に食べるご飯だから。あぁぁ! 肉は塊のまま焼かないでぇ!! 外が炭になる!!!」