29/81
空前絶後(くうぜんぜつご)
この作品はフィクションです。実在の人物や団体、四字熟語などとは関係ありません。
(四字熟語については、辞書でお調べください。)
俺の名前は、タグ。
今日は冒険者ギルドで前回の依頼の報告をしていたので遅くなった、今日は俺が料理当番だったのに。
「すまん、遅くなった。」
「ご飯出来てるよ~。」
「ああ、悪い、今度変わるよ。」
具沢山シチューを一口食べたら、ものすごく旨かった。
「リルル、今日のシチューは凄く旨いなぁ。」
「それ、マコが作ったんだよ。」
やばい、ほめる相手を間違えた。
「マコ、このシチュー空前絶後の旨さだ。」
「・・・。」
あれ? マコの顔から表情が消えた。
「リーダー、『空前』って今までに無いって事だよ。」
「ああ、今まで食べたことない程、旨いというか・・・。」
「リーダー、『絶後』ってこれからも無いって事だよ。つまり、極めて稀に美味しいって事。」
あれ? 空前絶後って『超凄い』って意味じゃなかったのか・・・。
ごめん、ほめ言葉を間違えた。
お読みいただきましてありがとうございます。
良い、お年を。




