性転換寮
(注意;この話は主人公 鶴井 優歩の視点でお送りします)
今回は僕らの住んでいる性転換寮の話をしたいと思います。
僕らの通っている学校は男子校舎、女子校舎と別れています。
全寮制の学校なのでそれぞれ男子寮、女子寮から通っています。
当たり前の話ですが。
そして僕らの学校では一部例外を除いて異性交遊は禁止されています。
一部例外とは肉親や兄弟姉妹のことです。
そしてもう1つの例外が。
それは婚約者です。
僕たちの学校では遊びの異性交際は認められていませんが真剣な異性交際は認められているのです。
真剣な異性交際の場合はそれを証明するために誓約書を書きます。
その誓約書の内容は学校を卒業すれば結婚をするという誓約書。
もちろん在学中に別れることがあれば即退学です。
そのぐらい厳しい誓約書なのです。
ただ、その異性交際もかなり制限されていて学校内や寮で会うことは禁止。
必ず学校の敷地外で会うこと。
電話だけは許されているが必要最低限の会話にすること。(異性との長電話は禁止)
在学中はプラトニックな関係でいること。
これらの条件が守られなければ即退学です。
かなり厳しいのです。
しかも異性とあった次の登校日には必ず先生に報告をしなければなりません。
これも破ったら即退学。
かなり面倒いのです。
ちょっと話が逸れましたが話を戻します。
僕らの学校では基本的に異性との接触は禁止されています。
それは男子寮、女子寮共に同じです。
異性の出入りは禁止されています。
そこで問題になるのは僕らのような存在です。
つまり、性転換症の人たちです。
僕は今男なのですが明日は女の子かも知れません。
僕らは性別が不安定のです。
男子寮に入ったところで次の日は女子になるかも知れない。
女子寮に入ったところで次の日は男子かも知れない。
それぞれの寮で大パニックです。
僕らはその日起きれば性別が固定されているのですが夜寝てしまえばランダムに性別が変化してしまう体質なのです。
そこで用意されたのが性転換寮。
性転換寮はちょうど男子校舎と女子校舎の中間にあります。
僕らはそこで安心して暮らしているのです。
ちなみにここは基本的に性転換症の人たちが入居し、その他の生徒の出入りは禁止されています。
先生方や一部寮に認められている方々は別ですが。
ちなみに入居者は全員で10人です。
今日はその10人をさらっと紹介したいと思います。
1年生は3人。
まずは僕こと鶴井 優歩。
一応二重人格者と言うことらしい。
妹同じ体を共有している。(もちろん性別は変わっているが)
そして青竹 愛喜。
この人は男の時も女の時もかなり女子受けするイケメンだが女の子に興味は無く恋愛対象は男の子なのだそうだ。
なんだかもったいないような気がする。
そして最後の1人は北沖 和陽ちゃん。
男の子の時も女の子の時も非常に可愛い。
性転換症を隠していたせいか女子に対する知識が乏しいのが玉に瑕。
しかし、女の子の時のとんちんかんな会話が非常に可愛い。
2年生は4人。
まずは女子校舎の生徒会長をやっている白波瀬 真梨桃さん。
いつも凜として美しい方です。
男子の時のチャラい感じとは段違いです。
本人に自覚がないようですが。
ちなみに男子の時の名前が違うようですがそれは覚えていません。
そのぐらい印象が違うので
僕からしたら「まりも様」と言った印象です。
次に紹介するのは世坂 敬渡さんと上間 頼那さん。
なぜ2人同時に紹介するのかというと彼女?たちの関係がかなり不思議なのです。
先ほど僕らは性別が不安定だと話しましたが彼女?たちはなぜか性別がシンクロするのです。
双子でもなければ兄弟姉妹でもないのに。
謎です。
そして最後に紹介するのは南条 活野ちゃん。
この人も男の時は名前を変えているらしいのですが知りません。
とにかく男の時と女の時との落差が激しい。
女の子の時は良くしゃべるキャラですが男の子の時は本当に無口。
本人曰く二重人格ではないそう。
いわゆる思春期特有のやつだと言っていた。
ちなみにこの人の心の性は女の子です。
続いて3年生の紹介。
3年生はかなりキャラが濃い3人です。
まずは多和田 天喜さん。
この人はよくしゃべっています。
とにかくおしゃべりが大好きな人のようです。
誰彼構わずしゃべっています。
とにかくチャラいです。
そのくせ学校始まって以来の天才だそうで人は見かけにはよらない典型です。
次に遊井 海斗さん。
女子の時は遊井 美瑶と名乗っています。
重度のゲームオタク。
特に恋愛ゲームには目がなく男性向け女性向け共にマスタークラスです。
最近ではBL、GLの恋愛ゲームもマスターしている。
本人は恋愛対象にはこだわりはなくバイセクシャルなのだそう。
そして僕の小説のファンでもある。
僕の正体が分かると僕のことを「先生」と呼んでくる人だ。
年上だからどう対応して良いのか分からない。
最後に乱橋 達輝さん。
この人は僕とは違ったタイプの二重人格者だ。
この人の話をすると長くなるので今回は割愛させていただきます。
とにかく僕らは性転換寮で楽しく学園生活を満喫しています。




