無限空想世界の幻想的な物語~楽園~ プロローグ 「新たな幕開け」
この話はプロローグですッ!
今回の章の始まりと言う感じになりますッ!
夜風が強く吹く里、今日は一段と冷えていた。
そんな夜の里を逃げ回っている少女がいた。
逃げる少女に発砲を仕掛ける何かの軍隊、
バァンバァンッ!!
「ハァハァ・・クソッ!」
それを物陰に隠れてやり過ごしながら避ける少女、
何故、彼女は追いかけられているのか分からない、
何故、彼女はこの里で追いかけられているのか分からない、
黒きライフル銃の様な物を用いてひたすらに追いかける者達、
彼らは何者か、今は知る由も無し、
「いたぞッ!」
「チッ!しつけぇッ!」
彼女が何者なのかも今は知る由も無し、
だが、君たちには知る権利がある。
彼女の名は「神社 美華」、
猫の獣の耳、茶色い髪の毛、オレンジ色の無垢だがどこか鋭い目つき、
首にはトゲトゲとした首輪をしている。
服白いモッズコートにフード部分から第一ボタン部分まで黒いモコモコとした物が付いている。
中にはチェック柄の黒が多いワンピースを、
靴はブーツでまるで都会の子を思わせる服装だ。
そんな彼女が何をしているか、
それは、この物語を読めばわかる事だ。
「グッ・・見失ったか・・」
「見失ったか?だと?」
「はい・・先ほどまでこちらに・・ッ?!」
ある部隊の隊長が一瞬の油断をしている時にその男は現れた。
無限の数の武器を空中に表してその男は現れた。
「つかえねェ・・そんなんで良く体長なんざ務まったな・・」
「あ、闇裏様ッ!!もうしわけござ・・ヴォォッ?!」
ズシャズシャッ!!
無限の武器は男が隊長に向けて指を指すと一斉に放たれた。
そしてあえなく惨く串刺しになる隊長だった。
ザッザッ・・と静かに歩くその男の名は【風浪 闇裏】
銀色のぼさぼさの髪の毛黒いフードコートを着た男、
まるで不良の様なシャツとズボンのいかつい男だ。
しかし見た目は若いが、大人より上に出れる性格をお持ちの様だ。
「お前らもだ、こんな浅はかな隠れ方馬鹿でもわかんぞ」
「申し訳ございませんッ!」
「ああ?申し訳ございませんだッ?そんなん聞き飽きてんだよッ!!」
「ぎゃゃァァアッ!?」
ズシャズシャズシャッ!
闇裏は無慈悲にまた無限に繰り出される武器を敵に刺した。
周りは血の海と化してドバドバと流れゆく、
「チッ・・つかえねぇ・・マジつかえねぇ・・どいつもこいつもやっぱゴミ」
「・・ッ」
「・・そこにいんのは分かってんだぜ?」
「・・・ッ!!!(ばれたッ!?)」
「ゴミ箱に隠れんなんざ典型的な馬鹿だなッ!!」
シャシャシャッ!ババババッ!
男は木のゴミ箱に向かって武器を放つ、
ズドドドッ!
ゴミ箱は破壊され先ほどまで隠れていた美華が姿を露にする。
「けほっ・・けほっ・・ハッ!ヤバイッ!」
「今更おせぇーよ子猫ちゃんッ!」
「うぐぉッァ・・げほっげほっ・・」
闇裏はその長い足で美華の小さな体の腹にケリを入れた。
美華は痛く苦しそうに腹を押さえ服を掴む
そして闇裏は蹴るのを止めない、
腹を抑えるのなら次は顔を、体のいたるところを蹴り始める。
「オラッ!ちょこまかちょこまか逃げやがってッ!この駄猫ッ!」
「や゛め゛・・ろ゛ッ!」
「調子乗ってんじゃねぇぞッ!このザァコッ!」
「グアァァッ!」
バゴォッ!
強く横から蹴る闇裏、
暴君の様な横暴すぎる行動だろう。
もう彼女の体は傷だらけだ。
「うーら、どうしたさっきまでの威勢はよお~?好き勝手調子乗りやがってッ!」
「グ・・ッ」
「ごめんなさいの一言も言えないのか?」
「・・・ッ」
「言えないのなら・・お友達が1人減っちゃうな~?」
「や、やめろ・・グア・・ッ!」
「止めさせてもらう前に言う事あんだろこの雑魚ッ!」
男は怒鳴りちらしながら少女をいたぶりつづける
少女はボロボロ涙を流して声を震わせて言った。
「ご・・ごめんなさい・・私が・・悪かったです・・闇裏・・様は・・悪くありません」
「調子ぶっこきやがってこのクソ猫ッ!」
「ウガァ・・ッ!」
男は蹴りを止めたと思いきや、
今度は首を強く締め付けながら片手で持ち上げる。
「ア゛ぁ゛ぁ゛・・」
「次、妙な真似してみろ・・お前を殺す」
「・・・ッ!!(悪魔ッ!!)」
「なんだァ?その目はッ!!」
「ヴァァッ!!」
男は何を思ったのかもう片方の手で少女を殴り飛ばす。
強く地面にたたきつけるように殴る。
少女は強い力で叩きつけられて、
そのまま気を失ってしまった。
「ハッ!気絶したか・・ちょうどいい、そこで寝てろ、明日になったら勝手に帰ってこいよ」
男は少女をそのままボロボロのまま放置してこの場を後にする。
そしてその男が立ち去った後、一人の少女が彼女を背負った。
それは冷徹だがとこか優しい神の姿だった。
「えらい目に遭ったな・・だが、もう安心しろ・・私が・・守ってやる」
女は美華を抱えながら静かに歩いた。
少女はなぜ彼女を救ったのか、
美華は一体何をしてこんな事になったのか、
闇裏は何者なのかッ?
全ては・・今回の物語を見れば明かされる。
これはこの物語のプロローグだ。
そうだ、私は誰か知りたいか?
それもこの物語を見ればわかる事だ。
さあ、今回も・・長いぞ?
デッデッデッデーンッ!デッデッデッデーンッ!ドゥーーン・・
【第四章 楽園編】
プロローグ 終わり
続く
いかがでしたか?
今回はプロローグなので詳しい事は書きませんッ!
明日の本編第一話から詳しい感想を書いて行きますッ!
それではまた、お会いしましょうッ!




