表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無限空想世界の幻想的な物語  作者: 幻想卿ユバール
第三章 夜桜編
36/150

無限空想世界の幻想的な物語~夜桜~ 第7章 「突然の再開」

ここまでの私達は突如洗脳されていたコメットさんを助けるべく、

中略を繰り返しながらも激しい激戦とわけのわからないロボット物が繰り広げられた。

けして作者が「バイク変形してビーム出せるようにしたらカッコよくね?」


とか思って強引なまでの一世代前の効果音を鳴らしながら、

見事な物理法則無視の展開を見せつけた。


しかしそんな行動に微動だにしない鏡之介さんは、

自らの強大な魔法によって気絶させることに成功した。


なんか某有名なヤ無茶しやがって・・的な展開になってるけど、

かろうじてコメットさんの洗脳道具は破壊し、気絶だけで済んだ。


しかしこの事件にはまだ裏があると思った私達はこれから山へ登ろうとするのだが、

いかんせんこれが迷子になりかねないと言う事態が発生する。


誰か案内できる人はいないか?


と、思って現れたのはなんと我々の治療をしてくれていた灯先生だッ!


「良い子の諸君ッ!そして良い子の読者達ッ!私だッ!灯先生だゾッ☆」


「じゃないですよッ!?貴方良く平然と前にノコノコと出られましたねッ!」


「あ、リアリナちゃーん乳酸菌・・」


「取ってないですッ!あと、ネタが危ないですよッ!怒られますよッ!?」


「そう?」


「そ う だ よッ!!」


なんという事だ、すっかり油断していたから途中まで気づいていなかったが、

灯先生は前回我々を治療と偽りデータを取っていた人物ッ!!

と言う事は今回の黒幕に違いないッ!


「リアリナ君?もしやあかりんと知り合いなのかい?」


「あ、あかりん?ええ、まあ・・屋敷奪還作戦後に呼びつけた医者ですよ、でもまさかそれも策のうちで呼ばれていた偵察班だったとは思いませんでした」


「人聞き悪いな~・・まあ、確かに偵察班は否定しないかな~、事実データは取っていたわけですし」


「ほら、やっぱりッ!」


「でも、私も一人の医者として仕事は増やしたくないので、少しばかり偽のデータは付け加えた」


「えっ?で、でもそれって・・裏切りなんじゃ?」


おかしいな・・結構腹黒い人かと思ったが、

なんだか全然そんな雰囲気を感じない、

けれどもお嬢様の推測が間違って無かったと言うわけでもない、


「私達医者は人を救うのがモットー、それなのに人を傷つける側に加担してたら本末転倒も良い所でしょ?貴方達にけがさせない為にもデータの誤認と里の人達の怪我を最小限に押させるための準備をするためにここを行ったり来たりしてたの」


「なるほど、被害は出るけど救う側にはいたのですね」


「そうでもしないと救えないからね、とはいえ里の人たちに死人が出ていないは良いとして、怪我人は出てしまった、今から大量の弟子と医師をここに呼んで私達は治療に移るわ、そこにいる馬鹿魔術師もね」


「流石あかりんッ!僕の事も気遣ってくれるのですねッ!」


「どうせ魔力使いまくってる頃だとは思ってたからね」


「きちぃですな・・あ、じゃあコメットもお願いします」


「ええ、もとよりそのつもりよ」


と言う事はコメットさんと鏡之介さんがここでお休み、

灯先生は当然ここで治療するから動けない、


「あれ・・じゃあ誰が案内をするんですか?」


「それについては彼が教えてくれるでしょう」


「彼?」


「紹介しましょう、天野川 三崎君よッ!」

灯先生が名前を呼ぶと、突如目の前にシュタッ!

と現れた紺色の武士の様な和服を着た人物、

爽やかな目つき、黒い長いロングヘアーの髪の毛、

なんと美しい武士だろう。


「初めまして、私は天野川 三崎、天野川家の長男であり、天野川を支えた者である」


「初めまして、ガーネット家に仕えるメイド長のリアリナです、どうぞよろしくおねがいします!」


「私はメアリー・ベルタメットレス、よろしくね」


「どうも、ところでそちらの・・」


「じぃー・・(爽やかな顔しやがって!嫌いだ嫌いッ!)」


ショコラさん、メアリーさんの後ろに服をつかんで隠れている。

人見知りなのだろか?


「あはは・・ショコラは男性で優しい人のオーラが強い人が苦手なの・・でも、あんまり気にしないでね?」


「ハハッ・・これは参ったな」


「(つまり、僕様は優しく無いと言う事かッ!?)」


「(白鶴・・君はこちら側の分類なのだよ・・)」


なんだその限定された苦手意識は・・、

ショコラさんは過去に優しいオーラ漂った男性になにかされたのか?

そうでもなければあんな恨み妬み積もった顔できないよ中々、


「まあ、とにかく三崎は悪い奴じゃない、安心して言っておいで」


「はい、そちらもどうか頑張ってください!」


「ああ、まかせてくれたまえ、私に治せない怪我も病気も無いのだからッ!」


「頼もしい限りですッ!」


灯先生のあの笑顔を見てると安心できる。

改めて人を救う事に熱心な人だなと感心してしまう。

きっと患者さんもあの笑顔で安心して治療を受けているのだろう。


「まあ、貴方の分まで頑張ってくるわよ、精々そこで治療受けるの頑張りなさいな」


メアリーさんが鏡之介さんに一言声をかける。

なんだかんだ言ってこの人達は鏡之介さんの事がやっぱり気になるのでしょう。


「ありがとうメアリー、ショコラも気を付けて、何かあれば僕がすぐ駆けつけるよ」


「そんな薄い本の様な展開も事案も発生しないから安心して治療受けなさいムッツリスケベの変態カラフル素麺魔術師」


ショコラさんのキツイ一言、

まあ、確かにセクハラ的な事はしていたから仕方がないとは思いますがね、


「アハハ~相変わらず素直じゃないな~ショコラ~!」


「・・気持ち悪い奴ね、本当に」


「それが僕だからね、好きなように罵ればいいさ、そしてそれを受け止めよう」


「そう・・ありがとう、変態」


「もうただの悪口だしッ!!」


いや、でもあながち間違いではない様な・・、


「じゃあ、間を取ってカラフルな変態」


「もろヤバい人見たいな言い方は止めようかッ!?」


ヤバい人ではある様な、あんな物騒な魔法中々放てませんよ。


「もう!二人ともそんなところでいつまでも話してないのッ!」


「ごめん、メアリー、カラフルな変態がいつまでもセクハラするものだから・・」


「ははーん、メアリー君は嫉妬しているんですね~、こんな仲良く話している僕様を見て・・」


「最低ねッ、この汚物素麺」


「口を閉じてろ・・セクハラカラフル」


「ひ、ひでぇ・・そんなゴミを見るような目で言わなくていいじゃないかッ!」


傍から見たらただのナンパに失敗している変態かもしれませんが、

なんだか事情を知っているととてもフフッと笑ってしまう私、

きっとずっと一緒にいるからこそ言える言葉なんだなと思った。

そうでないとあんなにバッサリと言えませんからね。


「三人ともやっぱり仲良しですね!」


『良くないってばッ!!』


あの方たちのやり取りを見てちょっと和む私、

この後山を登るのだが、

このまま消耗状態で行くのは危険だったので少し休憩を取る事に、

少し休憩を取りながら銀の作ってくれた鞄からサンドイッチと水稲を取り出してお昼に、

メアリーさんとショコラさんも自前のサンドイッチを取り出して一緒にお昼を食べました。

鏡之介さんが治療を受けながら「俺にはないのー?」

と、言ったらショコラさんが「頭に生えてる素麺でも食ってろ」

と、またまたキツイ一言の会話をしていた。

まあ、結局ショコラさんとメアリーさんが、

後でそれぞれ予備のサンドイッチを一つずつ渡していました。

なんだかんだで鏡之介さんの事が放っておけないお二人なのですね。

お昼を食べた後、私達は山へと出発、

ここから一気に例の日輪亭へと目指して私達はまた歩き出す。


NEXT


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ