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無限空想世界の幻想的な物語  作者: 幻想卿ユバール
第二章 狼猫編
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無限空想世界の幻想的な物語~狼猫~ プロローグ

突然だが、俺は世界を良く思わない

世界が嫌いだ。

この世の大地に意地でも足を付けなければいけない極めて傲慢な生命、

それが世界だ。


それに何が問題があるのか?

人は大地に立つことによって世界を渡りあるくだろう、

多くの命、多くの知識、多くの生命、

全てが大地がある事によって成り立つのだろうか、

俺はこう考えた。


大地があるからこそ「人は何かをしてましう」

答えは「世界が存在するからこそ人は人をやめてまう」だ。

つまり大地が無ければ良いのか?


そういう事ではない、

大地が無いのなら次は海、海が無ければ空、

人ならざる者もまた何かをする者、

だからこそ大地に限らず世界が無ければいい、

きっと不幸が起り続ける。


俺は、そうやって考えて生きてきた。

ある日、これをある人物に話した。

それは驚くべき回答が来た。


「神様でもないのに、そんな事気にする必要はない、周りよりも、大切な今を守れたらそれでも十分さ」

馬鹿みたいな答えだが理論としては正のだろうか、

いや、だが結局のところ何の解決にもならなかった、

やはり白黒が生まれるこの世界はあってはならない、

どうして白の人間まで睨むか?

それはこう考えているからだ。

白がすべての世界があるとする。


だが白は所詮無彩色、

いずれ、誰かがパレットを持ち込み1人を黒へと変える。

黒は色、白は無色と言う事だ。

どんなに頑張っても黒が白になる事は無い、

しかし例外としてとんでもない人物もいた。


この男、俺の兄は違った。

ある日施設を覗いた時に僕は見た。

1人1人の恨み、妬みを聴いては答えを出すと言う兄なりの答えを出していた。

兄が取った行動はその精神メンタルを生かした「受け身」だ。

これにより兄はみんなの笑顔を見て喜びの表情を浮かべていた。

兄にとってみんなの明るい姿が一番の励みだ。


それは僕には理解できる。

僕ならばそれが絶対に理解できてしまった。

この世界だからこそ、理解ができてしまう。


その日から、いや、ずっと尊敬をしていた兄は、さらに尊敬を高めた。

俺は、兄の姿を見て、自分なりの答えを探し求め歩き続けた。



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