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ラストアタックと最終フラグ。

雷雲が渦巻き、時おり激しい雷を落とす。その度に柱が崩れ落ちた。

紫色の炎に照らされた神殿は、崩壊寸前であっても威圧感が薄れる事はなかった。

パーカーの上に着けていた鎧一式はボロボロで、こちらもじきに崩れてしまいそうだ。

「ふっ……我の神殿を剣1本でここまでするとはな。褒めてやろう、勇」

「うるさい!!でいやあぁぁぁぁぁぁッッ!!」

戦っている最中にべらべら喋るだなんて。こんなクソ魔王……

一撃で倒せそうだな。

硬いタイルを蹴って、高く跳躍した。そして持てる限りの力を振り絞って、金色に輝く剣を降り下ろす。

「グガアァァァァァァ!!!」

「別に自分の住処ボロボロでも全然余裕ですしおすしオーラ」を放っていた大きな悪魔は、理性なき叫びをあげて真っ二つになった。


黒き雷雲は消え、主なき神殿に光が届く。


これで、俺の役目は終わったのだ。多分。

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