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童話 1/3

遥か遠くで流れる星に

想いを届ける強い気持ちがあれば

君の願いは叶うだろう




(著者不明『星の使いと少年』より)




今回は、一つの作品から3つの名言を紹介していきたい。

多分、この作品を知っている人は全くと言っていい程いないだろう。なので、この作品についての大まかなストーリーと共に3つの名言を紹介しよう。

まず、この『星の使いと少年』はジャンル分けをすると一応は童話になっている。しかし、童話と呼ぶには子供にとって、あまりにも難解である。それが、この作品がほとんど世に出回らなかった理由であろう。私が初めて読んだときも、確かに、子供が理解するには少し難しいし、童話と言う立ち位置もおかしいと感じた。

童話らしい?所と言えば、本当に最初の部分である上記に書いた名言のところぐらいであるが、これもまた実際は…


それでは、ストーリーを大まかなに話そう。


主人公の少年の父は国の王様である。つまり、少年は将来は国の王様になる身分である。

しかし、国は数々の災難(天災や伝染病など)で、国王である父は頭を悩ませていた。そこで、国王は民たちのために色々と対策を立て実行しようとする。しかし、側近たちは反対をする。それでも、国王は民たちのためにと、自らが立ち上がり、先導していこうとする。これに、側近たちは猛反対をし、国王を止める。自分たちの生活さえ守れれば、それでいい側近たちは、国王の行動を面白く感じず、そして国王を殺してしまう。


父である国王が亡くなった事を知った少年は悲しみに打ちひしがれた。父も母(母は作品に登場して来ない)もいなくなった少年は、世話役として少年の身の回りのケアをしてくれるステーロ(それなりの歳)しか頼りになるものはいなくなってしまう。そして、少年は父が何故死んだのかをステーロに尋ねる。

ステーロは、こう答えた。


「食事を口にした瞬間、苦しみ出し、亡くなった」と。


少年は、すぐに父は殺されたのだと気づく。


少年は、王位を継承し、幼いがらも国王になった。ただ、自分もいずれ殺されるのではないかと思い始める。そして、流れ星に願うのである。すると、星の使いが現れ、上の名言を言うのである。


少年は、星の使いに悩みを打ち明け、話し合った。飲み物を持って来ると言い、少年が部屋を出て戻って来ると星の使いは姿を消していた。少年は次からは飲み物を用意しておこうと考え、

そして、少年は、ある決意を胸に、側近たちとの食事会に向かおうとしていた。



つづく




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