本人登場(終)
一回の嘘は嘘で終わるが
嘘に嘘を付けば、それは真実へと変わっていく
(本人)
最後は私の名言を紹介しよう。
自分で名言というのは少しおこがましいが、ミニま…軽く流してもらいたい。
まず、名言を説明する前に皆様に謝らなければなりません。
多くの人がご存知かと思いますが、私のブログ、ツイッターは炎上しました。
デタラメばかり言いやがって!ルイ•ジョルシスなんて人物いないじゃないか?何故嘘を付くのか?
本当に申し訳ありませんでした。
最初は、マラソンランナーが、マラソンの距離と同じ年齢で生涯を終えたら凄いだろうなぁという、ただの暇潰しで始めた『世界の名言 所澤武の解説付き』ですが、
だんだんと書いているうちに面白くなり調子に乗ってしまった結果、今回このような事態になるまでに至ってしまいました。
本当にすみませんでした。
今回は謝罪の文だけで終えるつもりでしたが、
ツイッターやブログで 多くの方が、「真実を語って下さい」というが寄せられたので、謝罪の意を込めまして、その返事と名言を紹介します。
それでは、名言を解説したいと思う。
正直、今回の名言は、あまり解説する程のものではない。そのままの意味で捉えて頂ければ皆様に理解してもらえるのではないかと思う。
なので、今回は少し例えを交えてお話ししたい。
まず、真実とは何か、という事ですが
名言に書いた通り、真実とは嘘に嘘を積み重ねたものの事を言います。
ではルイ・ジョルシスを例に説明したいと思います。
まず、ルイ•ジョルシスという人物がいたと嘘を付きます。
次に、ルイ•ジョルシスはポルトガル人という嘘を付き、真実へと近づけます。
更に、ルイ•ジョルシスは大の親日家で、数々の旅行プランを立て、日本についての本を書いたと言えば、ほぼ真実の完成です。
はい、確かに全部嘘です。
しかし、真実に変えてしまうには最後に大事な工程があります。
それが、この嘘に嘘を重ねたものを、信じ続けさせる事です。つまり、信じ続けさせることで真実になり、それが信実なのです。
そうなのです。 元々、真実とは信実であったのです。今では、ほとんど真実という記述で信実とは表記されない。
では、いつ頃から信実が真実になったのか。
正直、その真実はわかりません。
ただ、日本のある土地には神話?伝記?
まあ、このような言い伝えが残っています。
ある宗教(マームイード教ではない)を創立した人物が信者があまりにも自分が言う事を信じるので、少し意地悪のつもりで、嘘をついた。すると、信者たちは、その事について尋ねてきた。一体どういう事ですか?何故?と。
そこで、創立者は、更に嘘に嘘をついた。これを繰り返す内に半信半疑だった信者たちは、皆、創立者の嘘を鵜呑みにした。これに味をしめた創始者は、自分に都合の良い真実を広めていった。というものである。
また、この宗教(マームイード教ではない)では、新しい信者が来る度に創立者が嘘を付き重ね、鵜呑みにするか試し、信じたものを正式に信者として招き入れた。この儀式の事を、真受と呼んでおり、ここから、真に受けるという言葉が生まれたとされている。
よく考えると、真に受けるとは、真実の真を受け止めることなのに、この言葉を使う時は何故か馬鹿にしたときに用いている。
それは、先程の伝説か神話か知らないが
日本の古くからの言い伝えにあった嘘を信じ込ませた真受から来ているものだからである。
つまり、真に受ける•信者•信じ続けるなどから『真実』は生まれたのである。はずだ。
いや、確かもう一つの説があった。
同じく、先程の伝説か神話か伝記、はたまた言い伝えか真実はわからないが
その話が乗っていた文献に続きがあったはずだ。
我、嘘付き
信者、解求む
我、更に嘘付き
信者、更に解求む
我、嘘付き尽きて
信者、解せむ
我、強くまこと、まことと言へば
信者、真、実、繰り返す
そうである。
真実という読み方は、「しんじつ」と「まことまこと」と読める。そもそも、まことの事を、まことと2度続ける自体、おかしな事ではないだろうか。
つまり、創始者が「まこと、まこと」から真実と生まれた説の方が今では有力なのだ。
決して、苦し紛れではない。
ただ、諸説あるが、長くなるので今回は、この2つだけにしておこう。
話を変えよう。では、この世のなかに、皆が求める真実はないのか?そんな事はない。
例えば、私はお好み焼きが好きだ。
これは紛れもない皆が求める真実である。しかし、厳密に言えば、これは真実ではなく、ただの事実である。
つまり、事実とは、実事であり、まことのことである。皆が求めなければならないのは真実ではなく事実なのです。
わかりました。いくら私が今、何をお話しした所で皆様の耳には届かないだろう。
ただ、最後に、一つだけ聞いて欲しい。
私たちは、嘘とアスファルトで塗り固められた世界の上で生きているという事を…
いつか、また会える日まで、
本人