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第十波、A-10ってどれ位強い?




 A-10が地上を撫でる音に驚いて駆けつけてきたイケメンたちにレェヴェチが


「ききき昨日の怪鳥が出たでありマス!」


と伝えると


「何だと!? 昨日いなくなったはずじゃなかったのか!?」

「私たちではあれには敵わない! 早く逃げなくては!」

「そうよ! それに近隣の町にも伝えないと危険だわ!」


と騒ぎ出したので、


「あ、あれ。俺が呼んだんすよ」


と言ったら


「どうしてちゃんと説明しなかったんだ!?」


って一斉に怒鳴られた。何故だ。あんたらが説明拒否ったんだろ。


 まあ聞かれたからには答えなくてはな。


「近接航空支援つーのはだな」

「昨日も言ってたがキンセツコウクウシエンなんか俺たちには関係ない。聞きたいのはあの怪鳥についてだ!」


 だから怪鳥、つーかA-10は近接航空支援で……まあいいわ、じゃあA-10から説明しよう。


「あれの名前はA-10サンダーボルトⅡ。確か、近接航空支援用に作られた機体だったと思う」

「創られた?」

「ん? ああ作ったのはフェアチャイルド社だよ」

「フェアチャイルドシャ?」

「Aー10を作った会社名な」

「カイシャ?」

「……」


 おい。どこから説明しろっつーんだ。




 どうにかこうにか意思疎通出来たのは……くそっ! 時計もないのか! とにかく大分時間たった!


「成る程。つまりお前はそっちの世界の軍隊の武器を呼び出しているのか」

「そうそう。大体合ってる」


 やべえ、おっさん物分り良すぎて助かる。


「ミヤタタツオの世界は私たちの世界より遥かに進歩しているようだ」

「でも、魔法がないなんて不便でありマス」

「きっと、魔法がないなりに苦労したんでしょうね」


 おっさんの助けもあって大体の事を全員に教えることが出来た。おっさんありがとう。


「だが本当にお前があの怪鳥を操れるのか?」


 イケメン俺とおっさんの説明聞いてた? あれ生き物じゃないんだよ。


「確かに。サンダーボルトⅡがお前の言う事をどこまで聞くか把握するのはミヤタタツオ。お前自身にとっても有益じゃないか?」


 言う事ったってなあ。


「この能力は目標をA-10に攻撃して貰うだけっすよ?」

「だけって……あんな攻撃が出来る人なんて私は知らないでありマス!」

「そうよ! ティーハドゥを一撃で倒すだなんて!」

「そんな凄いもんなの?」


 って聞いたら女性陣を中心に物凄い勢いでまくしたてられた。


 曰く、魔法を無効化する魔獣を倒せるのは国軍でも難しい。

 曰く、ティーハドゥを一撃で倒せるのは上級魔法位だ。しかも今回相手にしたのは魔法の効かない突然変異種だったのでもしかしたらもっと強かったかも。

 曰く、上級魔法の使える人間はとても少ない。具体的には大国に二桁いるかいないか。そして世界には知られている限り八十九人しかいない。


 結論、俺……じゃなくてA-10超つええ。


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