二百文字詩集「虹色交差点」

虹色交差点

　今更言うまでもないほど、当たり前のこと。

　だけど意識していなきゃ、忘れてしまう生き物です。人間は。

　人生は虹色ですか。全ての人がそうであってほしい。

　この交差点を行き交う人々の心に、一点の曇でさえもないように。

　願いは届きますか。祈りは無意味ではないのです。

　ならば僕は気持ちを言葉に託します。

　明日、今日よりもたくさんの笑顔に出会えるように。

　この世界は、決して窮屈ではないのですから。

　こんなに綺麗なのですから。