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ペイン

 モニターを覗き込み、キーを叩く。

 中毒性の高い花に、只水を遣る作業を。

 時がいくら進もうが、此れは僕等にとっての永久課題で、義務も権利もごちゃ混ぜにして響いている。

 花は咲いてから枯れるまでが仕事。

 僕等、只の人間は、唯其れを愛でているのが仕事なのだろう。

 臆する事勿れ。然れど響かせろ。

 接吻で始まる血の味は、涙や汗等で薄まったりはしないのだろうよ。

 耐えれぬ痛みなら分け合えば善い。

 僕等人間には、其れができる。

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