二百文字詩集「虹色交差点」

それでいいや。

　なにげないことで怒ってみたり、気のないふりしてそっぽ向いたり。

　言葉にはしたがらないくせに、曖昧な行動ばかりとっているね。

　がらくたばかりの青春だって、最後に笑えりゃそれだけでいい。

　求めるのは結果なんかじゃなくて、仲間と過ごしているこの瞬間。

　昨日笑えなかったなら、今からそのぶん笑えばいいや。

　一人で拗ねてる暇があるなら、笑いのタネでも探したがマシさ。

　そういうふうに重なってく、そのくらいがちょうどいいや。