こうりん
『光輪』 -ひかりのわ-
あの日、入道雲が撮りたかった
撮った入道雲と空には、変わったものが映っていた
光の写り込みなのかもしれない
虹?
晴れた日、いい天気なのに?
あとで写真を見直しつつ、少しだけ不思議に思った
虹ではなかった
光の輪だ
逆光の写真で
レンズに漏れ入った光が、そうしたものを形作る
二つの薄い光輪の先に、わずかな光の帯が広がっている
蒼空から何かが降りてくるような
蒼空へと昇っていけば、どこか別の世界へと行けるような
そんな想像をわずかに受けた気がする写真
人の想像する力
そうした想いというのは本当におもしろい
写真の現象を探求する気持ち
冷静に観察する心と
神聖?
荘厳?
壮観?
世界の不思議さ美しさ
想いという感情をともに感じる心が
相反することもなく、心へと満ちる
不思議なのは心だ
人の心を想う
光の輪が写り込んだ写真を眺めながら
あの日の蒼空
真っ白な入道雲と蒼空の青
暑かった日のことを思い出す
-蛇足です-
『ハロ(HALO)』
太陽の周りに現れる、虹のような光の輪のことです
ハロは、雲の中にある氷の粒に太陽の光が屈折してできる現象だそうですね。
この『ハロ』が見れたあと、雲が増してくると、天気が下り坂のサインなのだそうです。
もしかしたら、こちらだったのかも知れません(*^^*)
その夜の雷と雨は、とても激しいものでした。←寝落ちしていた自分の耳にも届き、わずかに覚醒した意識に残っていた記憶がありますね(^_^;)