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取引極悪犯女子刑務所  作者: レイジー
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それぞれのその後

 その後、事件の黒幕であるニルガンは有罪が確定し重警備刑務所にて終身刑を携え服役した。

極秘刑務所の生き残りであるブラックはこれまでと今回の功績が認められエッグマフィン差し入れという特典付きで警備が緩やかな刑務所に移送される。

これをもって司法取引囚人が収監される極秘刑務所は閉鎖の運びとなった。

ドドノ議員は今回の事件に関し罪には問われなかったものの、自責の念から政治家引退を表明。

次の身の振りを考えつつ娘であるミトンとの時間を作り親子の繋がりを紡ぐ生活を始める。

ミトンは父親であるドドノから与えられた持ち家に住み快適な生活を送りつつ時折訪れる父ドドノとの関係を必死に向かい合う努力をするのだった。

ハッカーは特定の職には就かずキャリアの中で培った能力を生かし国際ジャーナリストとして再起した。

イロヨクはとある女子刑務所の新人看守として赴任し日々女囚達の尻に目配せしつつ優雅な看守生活を送っていた。

その脳内には”SHRTになる”という決意は微塵も残っておらず、やがて”身体検査が多過ぎる”と女囚達からクレームを受け減給処分を受けることになる。

運び屋タッカーは変わらず仕事を続け、プライベートではドドノから譲り受けた高級車を乗り回し満足そうな笑みを浮かべていた。そしてエヴァンスは…。


「感を取り戻す時間くらい与えて欲しかったものだな」

「必要ありませんよ。あの時痛感しました、隊長に衰えはありません」

「そうか?俺が戻って来た事で再び副隊長に降格させられた男は俺を恨んでいるだろう。そいつに撃ち殺されないかヒヤヒヤしているよ」

「それは誤解です。私は貴方を恨んでなんかいませんよ。だって副隊長に戻っても給料は下がりませんでしたから」

「役得だな」

「ただ、無茶な命令違反だけはご勘弁願いたいものですな」

「その時はまた優秀な副隊長が助けてくれるさ」

「全く…」

<敵地到着!総員降下せよ!>

「よし、みんな行くぞ!」

「了解です、エヴァンス隊長!」

「Go!!!」


Fin

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