孤独な即興曲
孤独な奏者は夢を奏でる
いつか感じた世界の理
到達し得ない変化の終わり
求めさ迷い まだ永久に
二座が雅にそびえたつ
誰もが見上げるその姿
欲することなどたやすくて
手にすることなど果てがない
鈴が揺らめき音が渡る
澄んだ震動 心を揺らす
草むらステージ大合唱
真似た震えはうわずって
怯える小鹿に及ばない
どんなに思いを募らせて
こんなに全てを寄せたとて
近似線上どこまでも
孤独な奏者はかまわない
ただただ奏でるそれだけだ
でも欲を言うならば
観客一人は居て欲しい
罵倒も援助も選ばない
そんな奏者にただただなりたい