第一話 骸骨はあざ笑う
一話の内容を変えました。これから連載としてがんばっていくので応援お願いします。
小説初心者です。
暖かい眼で見てやってください。
まだ、展開が下手なんで
アドバイスなどいただけるとありがたいです
この世界は「力」が全てを支配する世界。
権「力」を持つ貴族は、武「力」を持つ兵を雇い、スラムに住む子供達や、女を連れ去り
売り払ったり、奴隷として使ったりとすき放題している時代、、、
スラムに住む人々は助けを求めることもできず、ただただ怯えてすごす毎日を送っていた。
そんなある日、一人の青年は『クロスエンド』の存在を知った。
クロスエンド、この世のどこかに存在すると言われる二つの剣、アダムとイヴ。その二つが交わると、
世界はゼロに戻るのだと言う。スラムの人々は死に物狂いで探し回った、この腐りきった世界をゼロに戻すために、、、
だが、貴族もその存在を知っていた。アダムとイヴを探すものは大罪人として処刑すると告示した。
もちろん、アダムとイヴを探すものは少なくなった それは当然だろう。自分から死にたいと言っているようなものなのだから、、、告示以来、アダムとイヴを探すものはみるみる減っていった。いまアダムとイヴを探しているのはたった三人の、、、SS級賞金首だけなのだ、、、
第一話「骸骨はあざ笑う」
砂嵐を切り裂くように、一台の車が猛スピードで駆け抜ける。その車を追うようにたくさんの装甲車が
通っていく。
追っている車の一台から一人の人間があらわれた
「いい加減 あきらめぇろぉ! ここ、晴天砂漠は俺達の庭だぁ 逃げられるわけがねぇ!」
メガホン越しに叫んでいる彼は咎追いと呼ばれる賞金首ハンターで晴天砂漠を住処としている。
もとは盗賊だが、この世界の秩序である「力」をもっていたため、咎追いとして認定された。
逃げている車にはスカルが乗っている。スカルはスラム育ちの青年でSS級賞金首の内の一人である。
「だぁーだぁーうっせぇな。別に逃げる気なんかさらさらねぇっての」
スカルはぶつぶつとぼやきながら車をオートモードに切り替えた。そして助手席からスナイパーライフルを取り出し、スイッチを押した。すると座席が倒れ座席の後部が開きいつでも狙撃可能な状況に変形した
「ぬぅ?はははは!あいつはそうとうの馬鹿だったようだな!スナイパーライフルを構えてるぞ!
この砂嵐のなか、われわれを撃ち抜けるわけがない!俺たちはぁ、ステルス迷彩で姿を隠しているんだからなぁァ!!」
男が喋り終わると同時に響く銃声、一台の装甲車が急ブレーキを踏んだように失速し爆発した。
「ば、馬鹿なぁァァ撃ち抜いたというのかぁぁ!俺はともかく、他の装甲車は運転のための小さな
穴以外全て、装甲で覆われているのだぞぉぉ!」
男がスカルの方角を望遠鏡で見た。男の目に驚愕の映像が飛び込んできた。
「な、なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!眼が、眼が、、骸骨にィィィィィ!!」
スカルがスコープをのぞいている左目が青い瘴気を纏いながら髑髏に変化している
「スカルタァイム」
この世界の人間は能力、いわば個性を持つ。一人一人が多種多様の力を必ず一つ持っている
能力には共通点が存在し、【タイム】という制約がある。その制約も様々で、一つに決まっているわけではない。 スカルの能力「スカルタイム」は自分の左眼を髑髏に変え、その左眼でみた生物の骨だけ
映し出す。制約は弾数。5発撃った時点で能力は切れ30分間は使用できない。
一瞬のうちにリーダー以外の装甲車は全滅した。男は雄たけびを上げながら装甲車の上に乗った。
「なぁらばァァァァァァァァ俺の能力でぇぇ貴様をぶっ飛ばしてやるぅ バルカンタァイム」
腕が機関銃へと変貌しその勢いのままスカルに機関銃を撃ちだした。
「最後の一発だ、、、決めるぜ 【ヘッドショット・アシスト】」
スカルが弾丸を撃ったその瞬間に青い瘴気は消え眼ももとに戻った。
スカルが放った弾丸は男が放った弾丸を一発一発弾きながら進んでいた。その着弾点は男の頭、
機関銃を全て弾き、不規則に飛んだ弾丸は男の頭を撃ち抜いた。
男が乗った装甲車も男のバルカンの爆発により砂漠の中へ消えていった。
「ふぅ、終わったか、、、あいつらもうまくやってるといいが、、、」
残りの賞金首のことを気にしながら彼も砂漠の中へと消えていった。ある目的のために、、、
第一話 完
読んでいただき、ありがとうございました。
不定期更新でやらせてもらいますが、
どうぞよろしくおねがいします。