Geminiで、Googleの画像生成AIによるAI画像かどうかを判別できるようになったという記事を見かけたのだが……。
Googleが2023年頃から開発してきた電子透かし「SynthID」の識別が、Geminiでも出来るようになった聞いたので、先頃試してみた。
電子透かしというのは、視覚で識別できるウォーターマークとは違い、人間の目では識別できない不可視の透かしをいう。AI画像の著作権問題なども含め、開発が急務な分野ではあるが、実験してみたら……。
以下は、以前に連載で利用するためにGeminiで生成してもらった画像。
画像右下には、しっかりとGeminiによる生成であることが分かる、星印の「視認できるウォーターマーク」も残っているのだが、これが「SynthID(GoogleのAIが埋め込む電子透かし)を直接スキャンして検出することができませんでした。」という、まさかの判定。たしか、エイダンの胸板や首が薄すぎて、Photoshopで微調整は加えたのだが、それだけでSynthIDとやらが、崩壊したのだろうか?
ひょっとすると、まだ「抑止力」の意味合いでの「こっちは分かってるんだぞ」というアピール情報だったのかもしれないが、逆にまだまだ難しい部分もあるのだな、と安心もする(何の安心だ)。
電子透かしに多く情報を埋め込むための過度な記述が、単純なズラしだけで崩壊してしまっているのだとすれば、最初のうちは、もっと単純化したデータだけ持たせればいいんじゃね?とも、個人的には思った。画像全体に「これはGoogleの画像生成AIによるものです」というのが分かるように、特殊な記号の組み合わせ、3~5個くらいを連続して書き込めば、全体を崩さない限りはどこかに残るのだから、それで良くねぇか?という話。
て、これ何のエッセイだ?
ただの日記というか、雑記だな。
ちなみに使用画像は、現在連載中の『ワールドエピックス World Epics 』(n8940le)の第一話で使用されているもの。超絶ヒマなひとがいれば、第一話だけでも読んでいただけるとありがたい。マン振りで書いたら、PV自体が超絶少なくて、泣ける話だ……。




