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ちょっとした節約と俺の人生

作者: 蓮谷 渓介

ある日、妻が俺に言ってきた。

「ちょっと、ジム行かないの?入会してから何回いってるの?明日行ってよ!勿体ない!」


何かイラついた俺はつい

「うるさいな、それじゃ、退会するよ」

と言ってしまった。それからすぐさま退会した。



また妻が言ってきた。

「ちょっと、お茶持ってきたのになんで自販機で買うの?こっち飲んでよ!勿体ない!」


「わかったよ、うるさいな」


妻は言う

「ちょっと、なんで残すの?食べられると思って作ってるのに!無理ならもう作らないから!」


「ごめん、作ってくれよ。量減らして良いからさ」


妻は言う

「ねぇ!なんで要らないもの買ってくるの?そんな無駄なお金使うんならお小遣い減らすから!」


「もう、好きにしろよ」


妻は言う

「ちょっと!何で最近楽しそうにしないの?私と居ても楽しくないの?私実家帰る!」


「ごめん!楽しくするよ!お願いだから居てくれよ!」


妻は言う

「ちょっと!なんで病気になるの?お金はどうしたらいいのよ!他の旦那はそんな病気かからないよ!入院費勿体ないじゃない!」


「ごめん、頑張って良くなるからさ」






妻は言う

「ねぇ、なんで生きてるの?ずっと入院しっぱなしでさ。すぐ良くなるって嘘だったの?あなたのお世話ばっかりでやりたいことやれないし、私の時間勿体ないじゃない!返してよ!」


「ごめん……」





ゴメンナサイ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 日常風景が描かれていて、想像しやすかったです。 [一言] 想像しやすいから、読んでいて切なくなりました。同じようなことを言わないように気をつけようと思います。
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