0 登場人物紹介(適宜更新)
おまけ的な物ですので、適当に流し読みして下さい。
適宜追加/変更していきます。
本編読もうかな? って方の食指が動いたら幸いです。
◇登場人物紹介
◆セイ(工藤誠一郎)
人間 二十六歳 男性 黒髪 こげ茶の瞳
猫を救ったら地球を出禁になった青年。
ただし当の本人は自分を「おっさん」と認識している。
猫女神ミュシャから譲渡された祝福≪悪食≫に翻弄されつつも異世界ウィタスを救おうと頑張っている。
作中二度死んでいるが生き返った。
三つ目の女神テマリからは祝福≪完璧言語≫を、四次元の神シオからは『果物と井戸の小世界管理者』と呼ばれる天使を授けられた。
◆セラ
天使 ???歳 性別は不明?
四次元の神シオの眷属であり天使。
手の平サイズの立方体で、ガラスのように透けている。
元々は『果物と井戸の小世界管理者』と呼ばれていたが、セイと一緒に自分の「名前」を考えた。
コココッと振動する事で会話する為、≪完璧言語≫を有するセイ以外とは会話が成立しなかったが……?
かつての名の通り、体内(?)に小世界を持っており、『果物』と『井戸』を管理している。
何故かセラが食べた果物がその小世界に生える。
◆ミュシャ
セイに≪悪食≫と呼ばれる祝福を授けた神様。
通称は猫女神。
彼女が授けた祝福が主人公を翻弄する事になる。
当のミュシャ本人は自らに残った最後の祝福をセイに分け与え、一度は霧散するが、テマリの眷属である禍禍福らの手によって舞い戻る事となる。
◆テマリ/手毬
セイに≪完璧言語≫と呼ばれる祝福を授けた三つ目の女神。
テル神族の主神であり、かなり高位の存在だが、一周廻って人間くさくなった。
たいやきが好き。
◆シオ
セイに『果物と井戸の小世界管理者』と呼ばれる天使を授けた四次元世界の神様。
後にシォミルゥレーという名である事が判明する。
ミュシャはテル神族だが、シオはテル神族には属さない。
◆イスティリ=ミスリルストーム
ハーフドワーフ/魔族 十四歳 女性 黒髪 金色の瞳 白い肌
主人公を『セイ様』と慕うボクっ娘。
魔王の雛である『魔王種』としてクラフトマンズ・ネストと呼ばれる隠れ里で養育されていたが、神聖騎士団の襲撃によってネストを失い、奴隷に落とされていた少女。
奴隷落ちの際に片手を切り落とされた為、本来の実力を出し切れていない。
斧を得意とする戦士であり、生まれてからずっと戦闘訓練を受けてきたのでかなり強い。
魔法は<敵対種族感知>一つしか使えない。
成人すると髪の毛の色が変わるらしい。
◆ハイ=ディ=メア
人間 二十八歳 女性 亜麻色の髪 栗色の瞳 白い肌
宿場町ドゥア近郊の荘園を、王より下賜された名家ハイ一族の女当主。
有事には捨て石となる事を運命づけられた魔道騎士であり、魔術の腕も剣術も卓越した人物であるが、セイに一目惚れしてしまう。
年齢ゆえに色々と考えてしまうお年頃。
魔術の腕は確かだが、作中剣で戦ったシーンは今の所無い。
「破壊兵器」と称される爆乳は、セイを悩殺したり、イスティリが絶望したりする。
◆トウワ
荷物水母 ??歳 性別は不明だが一人称は「俺」
本名はトウワズベリキギグイネイガタリダロンという長い長い名前の浮遊するクラゲ。
荷物運搬用の役畜と思われがちだが知能は高く、自分の意思で主人公の仲間となった。
麻痺の触手を使って戦う事も出来るらしいが?
イスティリが騎乗するが、以前の主人より軽くてバランス感覚も良い彼女を気に入っている。
意外と常識人かつ知識人で、コーウと呼ばれる将棋に似たゲームでは無双を誇る。
共通語の理解は出来るが水母語しか話せない為、正確な会話はセイ頼みである。
◆ウシュフゴール=ナイトメアソング
魔族 四歳 女性 オレンジ色の髪 巻き角 青い肌 金色の瞳
放浪編より登場。
偽ネストであるラビリンスの主であったが、ただ殺しの為に待機する事に嫌気が差して逃亡した。
その後は山野で薪を拾っては街で売り、食料を買うと言う慎ましい生活を送っていたが……。
元々成人済みの肉体を獲得していた為、外見は二十歳前後だが、実年齢は四歳。
睡眠に関する全ての魔法をマスターしており、目配せ一つで対象を眠らせることが出来る。
僅かに前世の記憶を持っているらしい。
◆アーリエス=フォーキリ=スエア=エマ四世
狐の耳と尾を持つ獣人種族であるフォーキアン 七歳 女性 金髪 白い肌 青い目
放浪編より登場。
祝福≪完璧記憶≫持ちであり、四度の転生での記憶を保持している為、外見から想像出来ないほど大人びている。
◆ヒリスシン
陸生烏賊 四十歳(人間に当てはめると六十歳前後) 男性 黒い瞳
放浪編より登場。
スクワイ流刀剣術<コラン>の皆伝を持つ双剣使い。
先代アーリエスの臣下であったが、四代目アーリエスにも仕える。
◆コモン=ターレル
人間 三九歳 男性 灰色がかった黒髪 日に焼けた肌 黒い瞳
放浪編より登場。
元々はセイの敵対者に配下と共に雇われていたが……。
◆コモンの配下達
◇グンガル/フルネームは不明
両手斧使いの戦士。
奴隷となったコモン達の為に一人奔走した義理堅い人物。
料理が下手な事を弄られたりと、人の良いキャラクターである。
◇ザッパ/ザッパ=アモスデン
片手メイス二本での二刀流という珍しいスタイルの戦士。
コモン隊で最も小柄であるうえに、若干猫背。
良くも悪くも目立ちたがり屋で、でしゃばり。
◇ブルーザ/ブルーザ=フィガナー
両手メイス使い。
コモン隊で最も巨漢で、その一撃は重い。
ザッパと同郷である。
外見に似合わず冷静で、思慮深い。
◇トルダール/トルダール=マキス
両手槍使いのベテラン。
コモン隊最年長である為、他の戦士から意見を求められる事もしばしば。
面倒見が良く、知識も豊富。
◇フィシーガ/フルネームは不明
片手槍に小型盾の戦士。
トルダールの甥で、コモン隊最年少。
ソバカスだらけの顔。
技量は未熟だが、成長株でもある。
◇ダルガ/ダルガ=ゴイルレン
長剣に盾というスタンダードな戦士。
金髪碧眼でヒゲの為、主人公からヴァイキングみたい、と称される。
双子の弟パルガとの連携が群を抜いて優秀。
◇パルガ/パルガ=ゴイルレン
長剣に盾というスタンダードな戦士。
兄のダルガと全く一緒の装備、そっくりの外見だが、兄を立てるので立ち位置を見ればどちらがパルガかが分かる。
◇ペイガン/フルネームは不明。
中型の剣にクロスボウを扱う。
コモン隊唯一の射撃手である為、要所で活躍する。
陰鬱で無口だが、斜に構えている訳では無く人付き合いが苦手なだけである。
◇レキリシウス/レキリシウス=イシス
両手持ちのフレイル使い。
右の頬に裂傷を治療した跡の残る古兵。
何事にも控え目で大人しいが、ペイガンと違い陰鬱さは無い。
戦いでは手心を加えず、全力である。
◆ゾロア兵たち
蟻に似た昆虫型種族ゾロアの工兵達は総勢二七体。
彼らは総じてパルミレ=ルナ=エリュシネレーン=クルル=パルティレーン女王(通称パエパ女王)の子ら。
統率するイース種のマルガン以外は固有の名前を持たない。
オケラのような外見のガリンズ種、クワガタのような顎を持つドドー種、衝撃波を放つ事の出来るギュック種がいる。
◆リーン/リーン=ル=カライ
ハーフオーガ 二十二歳 女性 青い瞳 薄い金髪
王の妾腹の子であり、影の王族と呼ばれるカライ氏族の密偵。
当人は自身を男性と認識しており、それがトラブルの種となる事も。
陽気で朗らかな性格ではあるが、それらも全て背中に背負った入れ墨による人格変更の影響であるため、生来の性格は不明。
◆『兄』と『妹』
有角氏族
兄:二十三歳 男性 黒い瞳 褐色の肌 薄い紫の髪 右の額から長い角
妹:十七歳 女性 僅かにグリーンがかった黒い瞳 褐色の肌 薄い紫の髪 左の額から短い角
ドゥア編に登場したある人物の子孫。
一族再興の為に名を捨て、セイに付き従う。
◆ヘラルド
ヒューマン 二十一歳 男性 茶色い瞳 茶色い髪
元々リリオスの魔法師団の構成員であったが、シオの石で九死に一生を得たことからセイへ忠誠を誓った魔術師。
名を捨て、セイから新たな名前を貰った。
リリオスとの連絡係でもある。
◆ディーリヒエン=ルーキユ
ダークエルフ 十六歳 女性 淡い青色の瞳 銀髪
通称はディー。
ダークエルフの盗賊であり、鉱山都市ラザにおいては情報屋として活躍した。
不遇な生い立ちではあるが、斜に構えた所は無く、陽気な性格。
独特の訛りがある話し方をする。
◆ルーリヒエン=フィアティマ
ダークエルフ 二十五歳 女性 濃い緑色の瞳 銀髪
通称はルー。
ディーを奴隷から解放する為に、娼館へと足を踏み入れた高潔な人物。
共通語はカタコトだが、意思疎通はしっかり出来る。
◆≪悪食≫の中の神格達(一層~四層まで)
◇餓えた骸骨:第一層神格
正式な名称は不明だがル=ゴはディバと呼ぶ。
ドゥア編において主人公の乗っ取りに失敗したのは彼である。
神格の中でも冷遇されており、能力も「ただ飲み込むだけ」と至ってシンプルなものである。
◇『等しく飲み込む者』モーダス:第二層神格
ガマガエルそっくりの男性神格。
指定した範囲を一瞬で飲み込める能力があるが、割と露骨にセイの思惑から外れる行動を取ろうとして、見破られる事が多い。
◇ル=ゴ:第三層神格
髪の毛が蛇で出来た女性神格。
「魂無き物の再構築」と本人が呼ぶ能力があり、一度分解した無機物を元の状態かそれ以上で取り出すことが出来る。
主人公に(表面上は)忠実で、現時点では最も信頼される神格である。
◇スヴォーム:第四層神格
金属のワイヤーを絡ませた人型の中に無数の赤い光点が潜む異形。
長い間正式な名称は不明のままで「針金男」と呼ばれていたが出現時に名乗った。
赤い目・単眼の金属 蝗を体内に飼い、それらが群れとなって目標を食い荒らす。
金属製の鎧や剣もあっさりと食いちぎる顎で暴れまわった。
≪悪食≫の中にはまだ覚醒していない神格達が複数いるらしいが……?
◆ハイレア 女性
ハイ=ディ=メアの妹。
まだ一人前と認められていないので「ハイ=ディ=レア」とは呼ばれない。
シュアラ学派グナールの秘蔵っ子にして研鑽を積んだ僧侶。
重大な秘密を抱えている。
◆ハイコラス 男性
ハイ=ディ=メアの弟であり、ハイレアの兄にあたる。
珍しい魔法を使うが、本職は歴史学者。
◆イズス/イズス=イズン 女性
「トリカゴ」と呼ばれるマンティコアに囚われていたダーク・フェアリー。
財産の半分を代価に『史上最悪の幻視』と呼ばれる力を発現させることが出来る。
◆ガルベイン 男性
ボンクラ息子の上に酒乱と良い所が無いドゥア領主のご子息。
メアと戦う事になるが、彼女が母親の部下だと最後まで気付かなかったボンクラ。
◆ゴスゴ 男性
異世界に来て右も左も分からない主人公に良くしてくれたゴブリンの客引き。
岩石採掘亭の共同経営者でもある。
◆ベルモア/ベルモア=キセ 女性
豹人間の女戦士。
「ハッ」が口癖で喧嘩っ早いが、酒に酔うと何故かおしとやかになる。
◆ゴモス/ゴモスレイモス 男性
スキンヘッドの斧使い。
脳筋かと思いきや頭の回転も速く、ベルモアを制御できる稀有の人物である。
◆ハリファー 男性
中年の盗賊。
主人公らとダンジョンに潜るまでは空気だった。
◆ハイ=ディ=ダレン&ハイ=ディ=コー
ハイ一族の双子の魔道騎士。
ダレンが女性、コーが男性。
メア→ダレン&コー→ハイコラス→ハイレアの順に生を受けた。
◆オグマフ/オグマフ=カラルス=デ=コズ 女性
ドゥア領主の女傑。
メア、ダレン&コーの所属する魔道騎士団ダイエアラン・ローの団長でもある。
放蕩息子ガルベインにだけはやや甘い模様。
◆ゼルウィ/ゼルウィ=ジョコ 男性
ダイエアラン・ローの魔道騎士。
高潔さよりも出世欲のほうが高い男。
◆ギリヒム 男性
ダイエアラン・ローの魔道騎士。
その実、王の密偵であり、長年に渡りオグマフの配下として潜伏している。
◆ソリダ=ル=カライ 男性
王直属の密使/密偵を統括するカライの総領。
ほとんど表に出る事は無いが、王の勅使としてオグマフ邸へと伝言を運んだ。
◆ガーギュリアス=ル=カライ 男性
彼もまた密偵ではあるが、様々な偽名を使い、敵対勢力の弱体化と情報収集を専門としている。
◆ノヴ=ソラン 男性
王位継承権第一位のエルフ王子。
ウルクの黒太子。
王ほど冷徹にはなれず、彼もまた苦悩の中で成長してゆく。
◆オリヴィエ=ソラン/ラメス=オータル 女性
訳があり、ハイレア殺害を決意する姫君。
極端に強いが、若干思い込みが激しく脳筋ぎみ。
◆南の白銀
シオに仕える四大天使長の一人。
◆モリスフエ
スクワイの女性。
主人公の許嫁だと言い張ったが放置された。
一応第三部に当たる『騒乱編』では出る予定。
◆ガイアリース
当代魔王だが、降臨を隠して暗躍する。
◆エルシデネオン
職務を放棄して眠る赤龍。
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◆ボルグ=シャドウファング
スペクターズ・ネストの魔王種。
成人済みであり、かなりの実力者であったが、霊体の大半を主人公に喰われ一度は敗北した。
◆バイゼル=ルフ=ハランディール 男性
神聖国家ハランディアのガリズ神聖騎士団団長。
祝福≪共食い≫持ちのサイコパス。
◆テオ/テオルザード 男性
青赤に色分けられた狼面を被った痩せぎすの男。
イスティリをパンチ一発で昏倒させた。
◆レネ=ベルバ 女性
竜人種アーリックの姫君。
◆アガスレイ=ビリス 男性
竜人種アーリックの戦士。
◆ヴァスモア 男性?
エルダーリッチにして、レネやアガスレイら竜人種を配下とする実力者ではある。
今の所、表だっては行動していない。