【警鐘】ヴァイオレンス・レベルMAX
初めましての人は初めまして。
ジョジョラーによるジョジョラーの為のジ◯ジョ風小説です。
鬱展開がありますが,しっかりと最後まで読み進めて下さい。
…ですが,「いいや!
限界だ
押すね!」
と言う方はブラウザバックをお勧めします。
これは,僕が悪役になる迄の物語だ。
勿論,創作や妄想…と言うわけではない。
文字通り,僕が悪役になる迄の,物語だ___
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時は20XX年。
現代化学では『魔法』だとか『超能力』だとしか言い表せないような,そんな特殊な力を持つ者が現れた。
一体いつから言い始めたのかは不明だが,それは『賢者の因子』だと言われるようになった。
能力に関しては疑いようのない事実なのだが,因子云々の信憑性はかなり低い。が,他に表現が無かったので,皆そう呼ぶようになった。
賢者の因子には危険指数があり,能力者が現れる度に国が一々それを調査しなくてはならない。
現在,最も危険指数の高いとされている能力が,日本国防軍特殊平和維持隊 (通称SPK)隊長「鐡司」である。
彼の持つ賢女の因子の危険指数は10。裏の世界での通り名は,「|ディストピアブレイカー《暗黒に世界の破壊者》」と言う。その名は古今東西問わず広く知れ渡っており,知らぬ者は余程の田舎者か情報源の無い奴隷程度だ。
…自己紹介が遅れたね。
僕の名前は影坂稔。
一応イタリア国籍なのだが,父型の祖父が日本人だとかで日本人名になっている。
薄々勘づいているかもしれないが,僕も因子持ちだ。
能力については…追々話すとしよう。そろそろ行かなくちゃならないんでな。
何にって?
僕がこれから通う高校___『国立神ノ宮高校』の入学式だ。
♦︎♦︎♦︎
退屈な入学式も折り返し地点。
次は新入生代表______つまり首席合格者_______による挨拶だ。
「新入生代表。夢織焔」
その後は適当に言葉の羅列を右から左に受け流した。
周りが席を立ちだす。そろそろ終わりか。
ぶっちゃけて言ってしまえば,僕にはこの学校の教育理念だとか設備だとかに一切の興味は無い…しかし,この影坂稔には夢がある。
その夢を叶える為,僕は地べたを這いずり泥をも啜る覚悟でここに来ている。
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クラス表が配られた。
僕は当然Aクラス。
日本のライトノベルとか言う小説には,Dクラス等の底辺から成り上がっていくモノが多い…と隣の席のヤツが言ってきた。
「そんでよ,やっぱ俺的には今期のいせてんには期待してるワケよ」
「へぇ…でも僕としては矢張りトア魔女をお勧めしたいところなのだがな」
「お!お前そういうのわかるクチか!?」
「ああ。日本文化には一通り精通しているつもりだ。なんなら茶を一杯点てようか?」
「和の文化とヲタク文化を同列に扱うヤツは初めてだな…」
それからと言うもの,僕は彼(モブA)と雑談を交わしていた。
前書きで巫山戯過ぎてしまい書き忘れておりましたが,主人公の能力や技名は洋楽やロック系から取っています。
ですが,版権的な問題もあるので少しばかりニュアンスを変えております。
脇役達の能力は適当(悪い意味で)に英語の何か厨二な感じのする単語をくっ付けているだけです。
因みに。
当初は,ヴァイオレンスレベルを『ハザードレベル』にしようとしていたのですが,某天才物理学者が主人公の特撮番組にも出ていた事を思い出し,急いで変えました。
ヴァイオレンスレベルでは暴力指数になってしまうのですが…そこは察して下さい。