Ⅸ話目 育児道へ
※最後に謝罪文があります。
皆さん、お元気ですか?
あれから一年の月日が経ちましたが私は、すっかり魔王城の暮らしにも慣れてきました。
この一年いろんな事がありました。
まず、魔王様をおんぶした時にミサ様がとっさの判断で性転の矢を射ってきました。
私は、立派な女性へと生まれ変わり、魔族の方で女性らしい名前をと言うことでフルッチからポンタへと改名させられました。
エルフ族もそうでしたが魔族の名前センスも良く分かりません。
次に私は、魔王軍メイド隊に入隊させられ、四天王の一人でもあるメイド長のルシタン様の下で育児について学んでいます。
他にも四天王の一人、料理長のグレルン様にも離乳食などの作り方を教えてもらっています。
そうそう、軍部の方は、マコ様が寝ぼけて浄化の光を放ったので壊滅寸前で今も復興のめどが立っていません。
その間、英雄一行は、好きな様に生活しています。
嬉しい事もあります、魔王様も成長なされて、初めて言葉を話されたのです!
「ばぶぅ・・・・ば・・・・ま・・・・マジ、卍~。」
何処で覚えて来たのでしょうか?
今は、魔王様のハイハイの練習に付き合っています。
そこへ、ルシタン様がやってきました。
「おっつ~、ポンタ、ガンバってりゅ?」
「先輩、お疲れ様です。 魔王様も頑張ってらっしゃいます。」
「ボス、アゲアゲ?」
「アゲアゲ~。」
「お、ボスじゃん、マジうける~!」
今度は、グレルン様もやって来ました。
2人は、魔王様のハイハイに感心している様です。
すると調子に乗った魔王様は、高速でハイハイをしだしました。
「ウェ~イ!!」
「あっ、魔王様! 待って下さい!!」
「ボス、マジパネー!」
私は、魔王様の後をハイハイで追いかけて行きます。
廊下をドリフトで曲がる魔王様、そして何かにぶつかった様です。
「魔王様、大丈夫ですか!?」
「アリエンティー。」
「あっ、ボス、危ないですよ~。」
そこには、四天王の一人、賢者マキヤットゥ様がいました。
私も驚いたのですがマキヤットゥ様は、門外顧問として、四天王入りしていたそうです。
でも普段は、書庫で本読んでいると聞いていましたが。
「マキヤットゥ様、こんな所でどうかしたのですか?」
「街でお買い物してぇ~、最近流行のカフェに行ってぇ~、暇つぶしにギャンブルしてぇ~、そうそう、アナタを探していたのよ~。」
すっごく満喫してらっしゃいました。
「? 私に何か用事ですか?」
「この前、マコがアンデット軍を壊滅させたでしょ? 四天王の一人、軍団長も墓場で療養しないといけなくなったからアナタを四天王代理に決定したのよ~。」
「お断りします!!」
ただでさえ魔王様の育児係として大変なのにそんな重大なポストいりません!
そもそも私は、こんな所で何をしているのでしょうか?
最初からキャパシティ超えちゃって、改善する所か増える一方の難問と言う名の迷宮に迷い込んでいます。
謝っておきますm(_ _)m
今回を若者言葉(ギャル語?)にしてみようとしましたが作者の知識不足で
若者言葉不足となってしまいました。
調べて(そこまで興味なかった)見ましたが良い表や変換サイトが見つからず間違っているかもしれません。
詳しい方がいましたら誤字修正しますので教えて下さい!