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砂浜2  作者: 鈴蘭☆
1/1

第2話

「おはよ〜!」


教室のドアを勢いよく開けながら挨拶



「おはよ!相変わらずテンション高いね!」



この子は美玲。

中学の時からの友達

けっこう気が合うんだ!



「そうかなー?」



そう言いながら机に鞄を置く



あっ!

言い忘れてたけど

私は奈実!

高校1年で

恋は本気ではしない

まぁ、今を楽しめればOKって感じ〜



結構今は楽しいから恋はするつもりなしだけど!




気づいたら、もう授業が始まってたみたい・・・





授業って言っても

ノート写してるふりして

寝るか、落書きするかだけど・・・



先生説明下手だから意味分かんないんだもん。





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


時間は早く進んでお昼休み〜!



「美玲〜!ご飯食べよ!?」


鞄からお弁当を取り出して言う



「うん!あっ!今日お弁当じゃないから

 食堂行こ?」



「りょぉか〜い!」




私たちは食堂に行った。



以外に食堂に人は少なかった。



「ん〜!何にしよ〜?」



「サンドウィッチ!」


横からそう言った。


「奈実が決めないの!

 あ〜。でもサンドウィッチも食べたいかも」



と美玲が言ってサンドウィッチの置いてある方へ行った。




「きゃぁ〜!アキラ様〜!!」



だんだん近づいてくる、女子の叫び声



「出た?」


私と美玲は顔を見合わせた。



「「かっこい〜!」」


「こっち向いてください〜!!」



写メを撮ったりしている女子たち


だれのアイドルコンサートだよっ!

って言いたくなるくらいのにぎやかさ



「奈実?逃げよ?

 おばちゃん!このサンドウィッチとフルーツジュース

 ちょうだい!」



「320円ね。」


美玲が急いでお金を出す。


「はい!

 奈実!逃げるよ!!」



「もちろん!」



私たちはこの集団が苦手なので

いつも避けている。


嫌いってわけじゃないけどね。




今は屋上へ避難中



バンっ!



「はぁはぁ・・・

 疲れたぁ!美玲足速いし!」



「そんな事無いって〜!

 ・・・しっ!」



美玲が静かにと言うポーズをしたので

静かにした。



「何か聞こえない?

 こっちかな?」



美玲が歩き出した。

私も美玲を追いかけて歩いた。



『あっ!あれだ!!』


小さい声で美玲が言う

あれとは・・・

こっ・・・告・・・白現場!!!!!!!!!!!!!!!!



『は!始めて見た〜!』


ニヤニヤしながら言った。


『私も〜

 ってか、あれってリュウ君じゃない?』


「ま・・マジ!!!?」


勢いあまって大きい声を出してしまった

けどばれていない様子



『こら!静かに』


美玲に叱られて反省・・・


『はぁい』



龍とは

私が保育園の時からの幼馴染

親が仲良かったからよく遊んでた

だけど、中2くらいからあまり話さなくなってしまっていた。



『あ!昼ご飯食べよ?

 観察しながら!』



『OK〜!』



という事で観察しながらお食事タイム




『あの感じだったら、

 女子が告ってふられてる感じ。』



サンドウィッチをほう張りながら

美玲が言う



『うん。しつこいねあの女。』



しばらく観察・・・・・・・・


『・・・・』


『・・・・』



しばらくの沈黙

じゃ無くて

二人とも固まっていた



「『き・キスぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!?』」





まさかのキスシーン




謎の女子がペコっとお辞儀して戻っていった。




「おい!お前ら何してんの?」


ニコっと笑いながら龍が言う

龍には私たちが見てることが

ばれてたみたい・・・


「え・・・お食事中〜」


私がそぅ言った。

ホントの事だし?



「で、聞いてたの?」



「いえ。聞いていませんでした。」



「ならいーや。」


そう言って龍が私たちの間に座った。



「なんで、キ・キスしてたの?」


恐る恐る聞いてみた私、、、



「あれはちげ〜よ!」


「「えっ?」」


二人で同時に言った


「だだ、、だってしてたじゃん!」



キスの話になるとちゃんと言えない。



「あっちが無理やり

 キスしたら諦めるって言ったから

 しただけだし」



「「そーなんだぁ」」


又、美玲と一緒に言った。


「てか、お前ら息合いすぎ!笑」




「すごいでしょ〜!」



エッヘンと言う感じにわき腹に手を当てながら美玲が言った。






――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――











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