表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
藤本落語  作者: 藤本GJ
6/106

神様やってみろよ

男は自分の才能の無さに呆れていた。


勉強ダメ、スポーツダメ、仕事も覚えが悪い。


自分の逆の人間に嫉妬していた。


勉強出来て、スポーツ出来て、仕事もよくする人が嫌いだった。


良い大学出た奴が金持って、プロスポーツ選手が金持って。けど、それって才能だろ。


俺は敗戦処理みたいなもんだろ。



男は神様を恨んでいた。



何で俺には何の才能も与えてくれなかったんだ!



文句ばっか言ってると、明け方枕元に老人が立っててこう言った。



「俺たちに文句あるならお前、神様やってみろよ」



男は神様になった。色んな人の私生活が見える。



良い大学行く奴はオレがゲームしてる時に勉強してる。


プロ野球選手目指してる奴はバット振ってる。


俺みたいな奴は何もしないで「才能がない」と文句言ってる。


才能があるか分からないけどひたすら絵を描いてる奴や小説書いてる奴もいる。



俺は神様だ。誰にチャンスをやるか決めれる。



迷うが1つだけ消去法で消せる。


文句ばっか言って努力しない奴は消せる。


俺は情けなくなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ