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藤本落語  作者: 藤本GJ
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一番エライ

俺が一番エライんや!


一番エライと豪語する男は確かに優秀だった。


優秀な大学を卒業し、有名な企業に就職し、そこで出世して独立。定年後は公務員の嘱託職員として働いていた。



ある日、職場で公務員として働く若者に質問された。



凄いと思った年下の子はいますか?



年下に凄いと思った事はない!上の立場なんだから、そんな事思っちゃダメだよ。


そうですか。私は年下に凄い子がいっぱいいましてね。こうべを垂れてばっかりですよ。


そんなんじゃダメだよ。シャキッとしないと。ナメられるよ。



優秀な爺さんは過去の栄光を若者に自慢した。


一通り聞いた後、若者は質問した。



仲の良い後輩はいましたか?



もちろんいたよ。気の合う奴な。そいつらといる時は楽しかったよ。


その人達を凄いとは思わなかったですか?


思わなかったねぇ。そこは線引きしないと、上と下でね。ナメられちゃうよ。


…そうですか。



若者は年下の子達からお昼ゴハンに誘われ、外に出た。



あんなんじゃダメだ。あいつは出世できん!


爺さんは内心思ったが、実はこの爺さん友達が1人もいない。



独立も1人だけの会社。



つまり、一番エライ最大の理由は一人ぼっちだったからである。

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