特別扱い
車椅子で生活を送るオジさんが何を勘違いしたのかエラそう。
電車やバスに乗る時は駅員さんや運転手さんに板を敷いてもらって乗る。
駅員さんや運転手さんはひざまづく形となる。
電車賃も障害者はタダ。
ほとんどの障害者の人はこのルールに感謝している。
「ありがとう!あんたらがおらんかったら電車乗れないんだ」と言う人もいる。
障害があろうがなかろうが結局は器である。
謙虚、感謝の気持ちである。
偉そうな車椅子のオジさんはあろう事か駅員さんに
「早く来い!」
中に乗ってる中学生に
「そこは俺らのスペースや。どけっ!」
中にいるおばちゃんにも
「荷物蹴るぞコラッ!」
言い分は合ってるが嫌われる口調である。
タダで至れり尽くせりなので自分はエラいと勘違いしてしまった。
天狗である。
特別扱いされた時に人は器が分かる。
このオジさんは天狗になっちゃった。
天狗は神様が懲らしめないとイケない。
オジさんの来世は決まった。
TVを付けると女子アナがロケ地で興奮気味に
「皆さん!見て下さい!アスファルトの隙間から大根が出ています!」
近隣住民のおばちゃんがインタビューに答える
「私らは『根性大根』呼んでます」
女子アナ「取っていいのか迷う特別な大根ですね!」
男は過酷な環境で誰に取られる事も無く大根を咲かせた。しかし…
ブチッ!
ひゃあ!たっちゃんの根性大根焼きや!
TVに映った事で不良にもがれた。
不良達は根性大根を川に捨てた。
オジさんの天狗っぱなは、来世でへし折られた。




