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《幕間》滅びの唄

( 厂˙ω˙ )厂お決まりの幕間


( 厂˙ω˙ )厂知ってる人は知っている、神月玉兎くんです(*´ω`*)

ーーサァ、オドリマショウ、ハカイノマイヲーー


ーーサァ、ウタイマショウ、ホロビノウタヲーー


ーータメラッテシマッテハイケナイヨーー


ーーソノスベテガオワッタサキニ、アラタナセカイガマッテイルンダカラーー





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 2017年、2月15日。


 製菓会社がキャンペーンをこぞって行う悪夢の日が終わったことにほっと胸をなでおろしつつ、それと同時に俺、神月(かんづき)玉兎(ぎょくと)は失望を感じていた。


 いくらボッチな陰キャ野郎だからと言っても、クラスに1人くらいはチョコレートをくれる奴がいてもいいではないか、と。


 冬真っ只中ですね、絶好のぜんらびよりです。などと頭のおかしいニュースが流れるラジオを自宅で聞き、この悔しさの滲む気分を落ち着ける。今どき全裸で寒風摩擦する人等いるのだろうか? いるんだろうなぁ。


それにしても、行く分も待てど『昨日渡せなかったから今日持ってきたの!』などと言ってかわい子ちゃんが俺に1日遅れのチョコを渡すなどというイベントは当然あるはずもなく。


 遠距離なマイ彼女(会いに行くなら星を跨ぐ必要性有り)からの贈り物としてチョコが届く、なんてことも一切ない。


 完全な日常を取り戻したこの世界では、イレギュラーな存在であるマイ彼女と暮らすことも出来ないので、そんなものを貰える宛など元から一切ないのだが。


 かつて、ネオンワールドと密接に繋がってしまった地球の時空を正常に戻すために立ち上げられた機関で、俺は戦闘員として働いていた、はすだ。俺の中の記憶ではそうなっている。


 ネオンワールドから流れ込んでくる未知のウイルスにより、人間がゾンビ化するという以上が発したことが事の発端だろう。


 『ノア』と名乗る少年が結局すべての事を収めてしまったのだが、そこで過ごした一年半はかなり有意義なものだったと俺は思っている。


 一つだけ気がかりなのは、その記憶を持っているのが何故か俺だけというところだ。


 一緒に戦っていたはずの先輩後輩達の機関に関連する記憶は一切なくなっており、俺達が出会ったのも機関であったため、俺の事は一切覚えていない様子だった。


 なぜ俺だけ覚えているのか。その一つだけが気がかりで、何かの病気なのではないかとネットを漁ってみたところ、機関の人間のものではないけれども『自分以外の人間が記憶を失っている、または改竄されている』といったタイトルの掲示板を見つけた。


 大体1年前の掲示板のようで、内容は一年前に地球の神によって日本の人口が大きく減った、と言うニュースだった。


 つまり約2年前になるわけだが、その頃に俺は大量虐殺のニュースなど見た覚えはない。


 ましてや神を名乗る頭のおかしい人間のことも見た覚えはない。


 そうたかを括り、ただの妄言だと思っていたのだが、そうもいかないらしい。


『神と名乗った少年は、ノアと名乗り、手に四角い木箱を持っていた』


 ……そこで語られていたのは、あの時突如現れて世界を元に戻した神と全く同じ容姿と名前なのだ。


 何とかしてこのスレッドを書いた人間に合わなければ。


 この情報がネットからアクセスできるということは、あいつはまだ深く人類の社会には進行できていない。


 また彼の記憶が改変される前に詳しい話を聞かなければ行けない。


 そう思って、彼を特定して、4月から彼と同じ学校に3年生として転校することにした。少しでも彼と接点を持つために。


 それが、また新たな冒険の始まりだと、その時の俺は知る由もなかった。

(厂˙ω˙ )厂読んでくれてありがとうございます!


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