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パラサイト戦記  作者: 五月雨拳人
第一章 生きる目的と、その意味
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第四話 さらばエラ呼吸

 今住んでいる水場のボス級の魚に寄生した俺だが、早くもこの身体に限界を感じていた。

 このままこの水場にいても、これ以上の身体は望めないだろう。理由は先に述べた通り、ここでは今この身体が最大なのだ。俺を捕食できる生き物は、俺が何らかの原因で死なない限りこの水場の中にはいない。

 だとしたら、さらに上を目指すためには、魚以外の生き物に捕食される必要がある。それもできれば陸棲のやつ。

 というわけで俺は次なる段階に進むべく、行動を開始した。

 水辺に水を飲みに来る生き物を観察し、その中から次に乗り移る身体を吟味する。

 選り好みできる立場ではないが、あまり弱い生き物に寄生しても発展性が無い。それに失敗してもすぐに次の寄生先が見つかるという保証は無いので、新しい宿主を選ぶ時は慎重にならざるを得ない。

 幸い時間はあった。この身体は季節の一つや二つ超えても、まだ寿命に余裕がある。なので俺はゆっくりと時間をかけて、水の中から陸にいる他の生物を観察できた。

 そうして季節がひと巡りする頃、ようやく俺の眼鏡に適う生物が見つかった。

1時間後に第五話を公開します。

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