-6-グリアス王国
ドラゴンと鬼ごっこしていたら、ようやく城っぽい物が見えた
遠かったわー。びびるほど遠かったわー
「ヨガフレイム」
翼を仕舞い、地上に着地!
恐らく城塞都市なのか、高い壁に囲われてるその場所は、大きな門がそびえていて、商人や観光、旅人風な人まで、とにも人に溢れかえっている
「意外と活気盛んで安心した…さて混ざりましょー!わーい」
太郎はさり気に人混みに混ざり、侵入することに成功した。
とりあえず色々ブラブラしてみたもの、人混みに酔いまくりで気分悪くなって来た
お、ちょうど良さげな所に喫茶店がある、休憩がてら寄りますわ
カランカランと扉が開き、いらっしゃいと迎えてくれた美人ウェイトレスさん、萌える
昼前だからかわりと人は少なめで、休憩には最適な静かな席に案内された
メニューを開くと異国の文字でいろいろ書いてあるけど、なになに…
「コーヒーください」
異国の文字でつらつらと書かれてあるけど、まったく読めないからとりあえずコーヒーを注文
「△□✕○△×□%」
「ふむ、何言ってるかわかんね」
つんだかもしれん。
いや!こんな時こそ魔法のちからだろ!
「ヨガフレイム!」
とりあえず翻訳こんにゃく的なのを想像しつつ…
「コーヒーとスマイル一つテイクアウトで」
「きっしょ」
あれ…おかしいな
魔法は上手くいったはず、おかしいな
「コーヒー、ホットで」
「かしこまりました」
やはり魔法は作用してる、あれは気のせいか
気のせいですわ。。
「コーヒーです、大変お熱くなっていますので気をつけてください」
「僕のあなたに対するこの気持ちもアッツアツにホットですよ」
「きっも」
「…」
「ごゆっくりどうぞ」
うーん、マンダム。