-0-プロローグ
うーんとね、在り来たりな駄文を書きたくなったの!
あ、どうも僕の名前は鈴木太郎
何処に出しても恥ずかしい25歳のピチピチ中卒キモニートです
先週お母様に話があると、下界の世界にお呼ばれされました、内容は働けという事でした
働いて自分の食い扶持だけは賄ってくれと言われました
もちろん断りましたが、お母様の右隣りに鎮座していた20才DQN系リア充の弟に殴られ蹴られボコボコにされました
お父様はそれ見てオロオロしてました
とても痛いです
これ以上殴られたくないので僕は言いました。
「ごめんなさい働きます」
そこからは早かったです。
まずはバイトからという事で、母様に紹介されたコンビニエンスストア
エイトイレブンにすぐに面接に行きました。
面接と行っても顔合わせの様なもので、どうやらそこの店長がお母様のお友達との事なので
二つ返事で採用してくれました。
また色々と準備があるのと、ボコボコになった顔の痣を治す期間が必要との事で、出勤は一週間後となりその日は終わりました。
で、今日がその出勤日
働いた事がなかった僕にはとてつもないくらい憂鬱でした。
僕が鈴木でなく涼宮だったなら、閉鎖空間で世界がヤバイ所です
まぁそれからあれこれグズグズ言いながら、徒歩5分という今の自分の心境的にはあまりに近すぎる勤務先に到着しました。
今日日、珍しい自動ドア製の扉でないガラス製の重い扉を押し開き
店長さん(母上の友)に向かい入れて頂きました
専用の仕事着に着替え、仕事の説明とか手順とかあれこれ色々教わりました
があまりよくわかりませんでした。
単純作業だからか、僕にコンビニアルバイターとしての才能があるのか
それでも3時間もすればコンビニの仕事に馴染めました
酒瓶を商品棚に黙々と並べながら、実は僕って天才なんじゃ…?って思ったその時
甲高い女性の悲鳴と、金を寄越せというダンディーな男のボイスが聞こえました
僕は一目で
あぁ 、強盗だな。 と察しました
入荷された商品を商品棚に並べる仕事に付いていた僕は
レジのお姉さんに推定刃渡り20cmを越えるナイフを突き付けてる強盗からは丁度死角の位置に居ました。
天才の僕は思いました
これ、そっと後ろから近づき、手に持ってる酒瓶で殴れば勝てるくね?
さっそく行動に移しました
刺されました。
無理でした、無茶でした、痛いです血が止まりません。
薄れていく視界が捉えたその光景は、僕を刺した事で出来た一瞬の隙に
強盗の首に捻るような手刀を食らわせ
一撃で強盗を無力化させたお母様のお友達
店長さん、その人でした。