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ソウル2  作者: 宮川心
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不確かな生きる覚悟3

 不確かな生きる覚悟3


 母親が運転する車で、宮田診療所に向かっていた。通院は2週間ごとに行い、抗うつ剤、睡眠導入剤を飲み続けていた。もう12月、みんな忙しく過ごしているのだろうな。世間の時間の流れから離れていく感覚に、焦りと不安を感じる。休学の選択は本当に正しかったのか、何度も考えた。これから自分はどうなっていくのだろうか。


 全く、こんな事になるなんて想像していなかった。子供の頃、思い描いていた20代はバリバリの大人で、しっかり者だった。でも、いざ20代になるとこんなものだ。ある日20代を迎えて、急に何でもできるようになる事はありえない。未来の自分は、今の自分の延長線上に過ぎない。一歩、一歩、前に進む事しかできないのだ。そんな事を考える内に診療所に到着した。

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