表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

欲望と理性と『人』と定義される者

作者: 葉樹

欲望という言葉を知っていますか?

何かを手に入れたい事。

物欲、性欲、独占欲…。

汚く、そして醜い言葉だ。

人はその言葉の下に争いをおこし互いの命を奪いあった。互いの持つ物品、家族、恋人、才能、地位、果て国までも。


理性という言葉を知っていますか? 人が人であるために無くてはならない人にのみ与えられた感情。綺麗で澄み切った感情。

その感情を発達させ人はこの地球を支配する事ができた。どんな苦難にも耐え抜けるつよい心をもてるようになった。理性のもとに自分を支配する。理性のもとに決められたルールに従いながら生きる。そう…まるで機械のように…。

人は理性を重んじる。欲望と邪念を捨て人らしく秩序ある生き方をと…。

人らしく生きる?それはどういうこと?自分の奥に住む本当の自分を捨て人と定義される生命体の定義に乗っ取り決められたレールを歩くということ。秩序を保つため…。欲望をさらけ出した人は容赦なく排除される。挙げ句には…人ではないと定義されて…。欲しいと思ってなにが悪い?それにたいしての思いが強いだけ…それがないと生きられないんだ!

奪いたいと思ってなにがわるい?それがどうしてもほしいだけ…自分の方がそれを欲してるだけなんだ!

殺して何がわるい?やらなきゃ自分が殺される…殺してやりたいほど憎いだけなんだ!

もしそれをすべて押し込んで機械みたいに番号つけられて並んで歩くしかないのなら…

僕はもう……

人でなくていい……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 短いですけど、なんとなく共感できますね。 人らしくってのは難しいですよね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ