夜の方が階数が増えるんだよ
「全然きれいじゃーん」
浅田の部屋に入るやいなやあずきはテンション高く、舞い上がり浅田さんのベッドにダイブし、布団に入り込みひょっこりとだけ顔を出す。その仕草がクラスで見慣れた高島さんそっくりなので、どうも居心地が悪く感じる
「まさか葵が山田君と付き合ってたなんてねー。なんか意外だなー」
「えー?そう?お似合いじゃない感じ?」
「クラスで二人でしゃべってるの見たことなかったからさ、びっくりしたよー。」
あずきは顔を赤らめ恥ずかしそうに布団に体を隠して、布団の中でわしゃわしゃ暴れる。ソファの上で呆気に取られている俺の隣に、浅田さんはそっと近寄り腰掛けた
「山田君は葵のどこが好きなの?」
浅田さんが顔を近づけて迫る。
「え、えーっとー元気なところかな。俺まで元気になるっていうか」
視界の隅で暴れていた布団が静かに止まっているのが見えた。あずきは俺が変な回答を言って怪しまれないか確認している。そうはいっても、教室で見ていたと言っても喋ったことは一度もなく、見た感じのことでしか言えないので、無難にそういうと
「確かに葵はエネルギーだけは有り余ってるからね」
「誰がエネルギーだけだよー」
「ほらこういうとこ」
浅田さんは再び布団で暴れ始めたあずきをくすくす笑った。可憐できれいじゃーん」
浅田の部屋に入るやいなやあずきはテンション高く、舞い上がり浅田さんのベッドにダイブし、布団に入り込みひょっこりとだけ顔を出す。その仕草がクラスで見慣れた高島さんそっくりなので、どうも居心地が悪く感じる
「まさか葵が山田君と付き合ってたなんてねー。なんか意外だなー」
「えー?そう?お似合いじゃない感じ?」
「クラスで二人でしゃべってるの見たことなかったからさ、びっくりしたよー。」
あずきは顔を赤らめ恥ずかしそうに布団に体を隠して、布団の中でわしゃわしゃ暴れる。ソファの上で呆気に取られている俺の隣に、浅田さんはそっと近寄り腰掛けた
「山田君は葵のどこが好きなの?」
浅田さんが顔を近づけて迫る。
「え、えーっとー元気なところかな。俺まで元気になるっていうか」
視界の隅で暴れていた布団が静かに止まっているのが見えた。あずきは俺が変な回答を言って怪しまれないか確認している。そうはいっても、教室で見ていたと言っても喋ったことは一度もなく、見た感じのことでしか言えないので、無難にそういうと
「確かに葵はエネルギーだけは有り余ってるからね」
「誰がエネルギーだけだよー」
「ほらこういうとこ」
浅田さんは再び布団で暴れ始めたあずきをくすくす笑った。可憐で素朴な笑みだった
「あ、そーだ。さっきクッキー焼いてたとこだから、良かったら食べてって」
浅田さんがキッチンに向かって行くと、すれ違いのようにあずきが急ぎ足でやってきた俺の隣に座る。
顔は高島さんのままで、高島さんからは見たことのないほど真剣な顔をしていた
「何か俺やらかした感じですか?」
怒られ覚悟で恐る恐る尋ねる
「いや、そこまで悪くはない。それより何でここに来たか覚えてるよね?」
「そういえば妖怪だったな、あめふらしだろ?」
「そう、そのアメフラシなんだけど」
「もー二人ともラブラブじゃん。一応私の家なんだよー」
山盛りのクッキーを乗せた皿をもってきた浅田さんは俺とあずきを見るなり、ほっぺを膨らます。
いつの間にかあずきは俺の膝に座りハグしているかのような体勢になっていた
「ちょっと作戦会議中だったからー」
「作戦会議って何なの」
そっと笑い、浅田さんもソファに座った
「帰ったらイチャイチャしたいって宗太が言い出すんだもーん」
「言ってないですよ。言ってないですからね」
浅田さんが何とも言い難い引いた目で俺を見てきたので、そう返す。
「ちょっとトイレ借りるねー。宗太もー!」
「トイレで変なことしないでよー」
浅田さんに笑いながら「どうかなぁー?」と軽く返事し、あずきは俺の手を掴みながら、トイレへ向かう
狭いトイレの中に二人、トイレの蓋を上げずにあずきはそのまま座る
「アメフラシは確実に浅田茉奈にとりついている。アメフラシが浅田茉奈から出てこなかった場合、浅田ごと殺すこともある」




