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携帯電話の基地局、様変わり?

作者: xoo

(基準は、北海道の片田舎です)


 毎日の車通勤で気がつくようになったのだが、道路際にコンクリート電柱の携帯電話基地局をよく見かける。以前だったら「楽天モバイル頑張っているな」だったけど、エリアマップなどを見ると他の事業者の基地局もコンクリート電柱バージョン(鉄管バージョンも含む)が増えているようだ。

 先行三社(ドコモ、au,SoftBank)は以前からプラチナバンド(700MHz帯〜900MHz帯)を運用していたのでアンテナがでかく、トラス構造の鉄塔だった。一方、楽天モバイルは1.7GHz帯しか持たないのでアンテナが軽く、コンクリート電柱で済んでいた(プラチナバンドの話もあったようだがもう忘れていいと思う)。それが各社、主力の投資対象が5G(3.4GHz帯〜4.5GHz帯、28GHz帯)になったので、小型のアンテナを載せた基地局をたくさん立てる方針に変わっている。この先、5Gが普及、6Gがサービスインした暁には、でかい鉄塔は不要になっていくのかもしれない。


 ほんの何年か前、ドコモの鉄塔を中心に所有権を別会社に移行する動きがあった。当初予定で6000本(その後、7600本以上になったはず)のドコモ所有の鉄塔をJTOWER社に所有権を移し、ドコモは再リースを受けて基地局運営を継続する計画だった。大きな目的としては、携帯電話事業者が個々に鉄塔を保有するのではなく、複数社相乗りで鉄塔やアンテナ設備を利用しましょう、というものだったように思う。ただその後、JTOWERの株価低迷で外資に買われて上場廃止になったりして、「インフラ(鉄塔)が外資の手に落ちた」と一部で騒いでいたことを覚えている。

 ただ、5Gのsub-6更には6Gになると周波数が上がるのでアンテナが小型化し、ゴツい鉄塔が必要なくなるから、ドコモあたりが上手いこと損切りした結果、とも取れる。鉄塔だって錆びて傷まないようにメンテナンスが必要だし、寿命が来たら解体コストがかかるんだよなあ。


 鉄塔といえば、うちの近所にアマチュア無線をしている(していた)のか庭に鉄塔が建っているお宅がある。10m以上はあるかな?、でも載っているのはグラウンドプレーン(GP)一基のみだ。昔はHF帯の八木アンテナとか、144MHz帯のクアッドなんかが載っていたのかもしれないけど、今となっては過大な設備になってしまった。

 空を見上げても今は、八木アンテナのクアッドなんて上げている局は見ない。アマチュア無線の人口が最盛期の1/100かもっと少なくなっているからか、短波をやらなくなっているからか、新しい通信方式に興味が移っているためなのかは分からないが、鉄塔だけ、もしくはGPアンテナが申し訳程度に載っているだけ、なんて局ばかりだ。そろそろサイレントキーになったり退去したりして、老朽化した鉄塔付きの中古住宅なんかがでてくるのだろうか(撤去費用考えると安くても買えない)。


 運転しながらボーッと考えていたのは、「個人所有のアマチュア無線の鉄塔をJTOWERが買ってくれないかな」だった。プラチナバンド用途じゃなく5G−sub6用途である。新しく10mとかのコンクリート電柱を建てるより、個人管理だったとは言え既存の設備を流用した方が手軽。住宅や土地とセットでリバースモーゲージに組み込めば、サイレントキー後も相続人の負担を減らせる。


 近所のアマチュア無線の鉄塔に基地局が載ったら、我が家も5Gエリア化されて爆速で無線インターネットが使えるようになるなあ(私利私欲)。

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